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第65回ヴェネチア国際映画祭でグランプリの金獅子賞を与えられた、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作「ザ・レスラー」のプロレス・ファイトの動画です。スペインのテレビで放送されたものなので、スペイン語の映画レビューの音声がかぶさっています。ミッキー・ロークが初代タイガーマスクばりにトペ・スイシーダを見せるのか?!という、いい所で動画が終わってしまうのが残念ですね!!、場面としては、往年のスター・プロレスラーで、一度は引退した身ながら、再びドサまわりの巡業に復帰したミッキー・ローク演じる、ランディ“ザ・ラム”ロビンソンが、かつての宿敵レスラー、アヤトラと20年ぶりに名勝負数え歌に決着をつける、映画のクライマックスのファイトです。この落ちぶれたプロレスラー、ランディ役を、ニコラス・ケイジが降板した後、代役で引き受けたミッキー・ロークは、このプロレス・ファイトで、次回のアカデミー賞主演男優賞をピンフォールで奪うのでは?!と最有力視されています。と言うのは半分冗談で、もちろん普通の場面で、ミッキー・ロークはオスカーに値する演技力を発揮したと評されています。続きを読むの後に、そのミッキー・ロークの名演技のサンプルとして、娘役のエヴァン・レイチェル・ウッド(「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」2003年)に、「俺は父親らしいことなんて何ひとつしていない。だから、俺が孤独で、ボロボロなのは当然の報いだ。でも、俺はお前を愛している…」と、涙ながらに語る、下 ↓ の写真の場面の動画をあげているので、そちらもご覧になり、ミッキー・ロークがオスカーの栄冠に輝きそうか?!、予想してみてください。ところで、プロレスに続き、次はプロボクシングの映画「ザ・ファイター」を今月10月から撮り始める予定だったダーレン・アロノフスキー監督は、準主役のブラッド・ピットが降板し、去られてしまうなど、いくつかの問題を抱え、同映画を暗礁に乗り上げてしまいました。ブラッド・ピットは、同監督の前作「ファウンテン 永遠につづく愛」(2006年)の主演も、直前に降板しているので(代役で出たのはヒュー・ジャックマン)、ダーレン・アロノフスキー監督は、ブラピに連続でフラれてしまい、裏切られたことになります。ブラピの降板理由は明らかになっていませんが、他にも問題があることから、主演のマーク・ウォールバーグは、「ザ・ファイター」はもう作られないかもしれない…と悲観的な言葉を、映画サイトの COMINGSOON.Net などのインタビューでこぼしました。マーク・ウォールバーグは、「ザ・ファイター」のために、過去の2年間、朝5時起きのボクシング・トレーニングを続けるなど、役作りにガンバッてきていたのに加え、先行した「ザ・レスラー」のミッキー・ロークの成功を目の当たりにしていましたから、よしッ、俺もッ!!と意気込みが砕かれたショックは大きいようです。が、しかし、「ザ・ファイター」を製作するパラマウント映画には、諦める気はないようで、同映画のためのロケハンを続けているとの情報があります。メジャー・スタジオのパラマウントがバックについているならば、映画は確実に作られそうですが、ダーレン・アロノフスキー監督はMGMで「ロボコップ」シリーズの続篇の最新作も撮らなければならないので(ココ)、今後、スケジュールの問題がまた別に持ち上がってきそうです。「ザ・ファイター」は、実在のプロボクサー、ミッキー・ウォードの人生を描く作品で、マーク・ウォールバーグは主人公のミッキー・ウォードを演じ、ブラピは異母兄弟のトレーナー、ディッキーを演じる予定でした。ディッキーは、ドラッグや犯罪などにまみれた破滅的な生活の末、ミッキーのトレーナーになるという難しい役なので、そうカンタンにふさわしい代役の俳優は見当たらなさそうです。ちなみに、ブラピの前は、マーク・ウォールバーグの親友のマット・デイモンがディッキーでしたが、マット・デイモンはスケジュールが折り合わず、降板しています。ウワサのように、ミッキー・ロークがオスカーの主演男優賞を獲るなど、ヴェネチアに続き、アメリカ国内でも「ザ・レスラー」が栄冠に輝き、映画がさらに目立てば、「ザ・ファイター」のディッキー役に志願する俳優も大勢、出てくるかもしれないので、ダーレン・アロノフスキー監督への恩返しのためにも、ミッキー・ロークはガンバッてほしいですね。「ザ・レスラー」は、アメリカで12月19日から公開です。それでは、続きを読むの後のミッキー・ロークの名演技をご覧下さい。
★親父レスラーの男泣き場面はこちら →
日別アーカイブ: 10月 14, 2008
トルコのデザイナーが作った、個々の映画がどれだけ商業主義に侵されているか?!、一目瞭然のアートなリ・デザインの映画ポスター!!
トルコ・イスタンブールのクリエイター集団“アントレポ・デザイン”が製作した、映画ポスターのユニークなリ・デザインです。それぞれのポスターに羅列されてる文字は、“プロダクト・プレイスメント”などで、映画に協賛している企業や団体の名前です。“プロダクト・プレイスメント”は、映画に商品などを登場させ、映画をCM代わりに使う宣伝の手法で、映画会社はこれにより製作費の一部を調達するなどしているので、もはや、映画を作る上では欠かせない収入源となっています。通常の映画では、さり気なくか、あるいは必然を持って、そういった“プロダクト・プレイスメント”の商品を観させられているので、あまり気にはなっていませんが、ごく稀に「まず宣伝ありき」といった風に、商品のために映画や場面が発想されたかのような、露骨にヒドイものがあるので、この“プロダクト・プレイスメント”自体は、どうしても良い印象が持たれていません。この“アントレポ”のポスターは、そんな“プロダクト・プレイスメント”が、個々の映画にどの程度の割合いで含まれているのか?をシンプルに視覚化し、少し皮肉まじりに見せてくれています。皮肉まじりというのは、ポスターにおける文字の面積の割り合いが大きいほど、その映画が商業主義にまみれているという無言の指摘だからに他なりません。しかし、昔から言われるように、映画は芸術とビジネスの合いの子です。が、それでも、本当に良い映画を作れば、その映画は観客に支持されヒットして、興行で黒字になるのだから、下手すれば表現に制限がかかる恐れのプロダクト・プレイスメンントなんて不要でしょ?!という純粋な考え方が、こうしたポスターが作られ、注目される背景には根強くあることが伝わってきます。でも、現実は名作が必ずヒットするとは限らず、理想通りにいかないのは、誰もが重々わかっています…。なので、芸術とビジネスのバランスを上手くとっていこうねとなる訳ですが、「007/慰めの報酬」は何社もプロダクト・プレイスメントを集めたッ!!といった、くだらない自慢記事?を、大手の映画メディアが、それをさもジャーナリステッィクに書いているのを見ると、ため息が出てしまいます…。もし、それが本当に映画ファンの知るべき、素晴らしいことの情報であり、それで映画ファンが増えるのなら、映画ポスターはみな、このアントレポのデザインを採用すればよいということになってしまいます…。それにしても、ジェイソン・ボーンは逃げ隠れしながら闘う合間に、こんなにたくさんのCMをこなしていたんですね。次に観る時は、どのように“プロダクト・プレイスメント”されていたのか?、チェックしてみるのも一興かもしれません。
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俺抜きの「リーサル・ウェポン5」は没だ!!とシリーズの監督リチャード・ドナーが製作中止を報告、ついでに「スーパーマン」は俺に任せろ?!
先月のココに続き、先週、ココでも、メル・ギブソンの「リーサル・ウェポン」シリーズ復活の可能性についてのニュースをお届けしました。それらの記事の中で、最新作の「リーサル・ウェポン5」が作られるか?どうか?は、脚本の内容を吟味しているメル・ギブソン次第の返答待ちだと書きましたが、その結果を、メル・ギブソンに代わり、同シリーズの監督のリチャード・ドナー78歳が、ロサンゼルス・タイムズに報告しました。注目のメル・ギブソンが出した答えは、「リーサル・ウェポン5」には出ない!!、俺はNOだ!!、というもので、リチャード・ドナー監督は、「リーサル・ウェポン5」の企画はこれで終わりの没になったとよろこんでいます。えッ?、よろこんでいます??というのは、どういうこと?!と、ビックリですよね?!、リチャード・ドナー監督によれば、以前の記事で伝えた、シリーズの脚本家シェーン・ブラックと、シリーズのプロデューサー、ジョエル・シルバーによる「リーサル・ウェポン5」の企画とは別に、同じ映画のチームが袂を分かつ形で、リチャード・ドナー監督と、シリーズ第4弾(1998年)の脚本を手がけたチャニング・ギブソンを初めとする、同シリーズのスタッフらによる、もうひとつの「リーサル・ウェポン5」の企画があったとのことです。が、しかし、こちらのリチャード・ドナー監督らの企画は、シリーズを製作しているワーナー・ブラザースに認められず、ワーナーがジョエル・シルバー=シェーン・ブラック組の方を採用したので、悔しがっていたリチャード・ドナー監督は、“おいッ、メル・ギブソン、その企画を蹴って没にするんだッ!!”と願っていたそうです。そしたら、メル・ギブソンが本当に、リチャード・ドナー監督の顔を立て、対抗の「リーサル・ウェポン5」の脚本にダメを出し、企画を没にしてしまったので、ざまぁーみろッ!!とよろこんでいる訳ですね!!、メル・ギブソンは、「リーサル・ウェポン」シリーズ以外にも、「マーヴェリック」(1994年)や、「陰謀のセオリー」(1997年)などでも、リチャード・ドナー監督と名コンビを組んでいるので、男気の絆として、同監督を抜きにシリーズを再開するのはけしからん!!と判断したようです。ワーナー・ブラザースとジョエル・シルバーが、せめてリチャード・ドナー監督を共同プロデューサーに迎えるなどしていれば、「リーサル・ウェポン5」を実現できたのかもしれませんが、そういった根回しの配慮が足りなかったようです。となれば、だったら、リチャード・ドナー監督チームの「リーサル・ウェポン5」を作ればいいじゃん!!という感じですが、ワーナー・ブラザースには、その企画を没にするだけの理由があったのでしょうから、それを今さら、何もないよりかはマシといった風に、代用品として持ち出すのは、少しみっともない感じで、同社の面子を潰してしまいそうです。いずれにしろ、刑事コンビの相棒のダニー・グローヴァー62歳も、「もうアクション映画はいいよ…」と、やる気を見せていないようなので、「リーサル・ウェポン」シリーズは、やはり、10年前の「4」がピリオドで打ち止めだった…という、堂々巡りの結論に落ち着きそうです。ところで、そのロサンゼルス・タイムズのインタビューの中で、クリストファー・リーヴ主演のかつての「スーパーマン」シリーズの監督でもあるリチャード・ドナーは、不人気により、なかったことにされてしまうブライアン・シンガー監督の「スーパーマン・リターンズ」(2006年)について、「ひとりの観客として映画館に観に行ったが、おもしろかったよ!!、特に後半の船の場面で、ピアノが横滑りしてくるシーンは素晴らしかった!!」と感想を述べ、誉めています。加えて、リチャード・ドナー監督は、「スーパーマン」を今日、また映画化するにあたっては、「以前よりもリアリティは求められるだろう、但し、現代的である必要はない」と示唆し、スーパーマンをあるべき姿として描かなかったと批判された「スーパーマン・リターンズ」の問題点を、端的に言い表してくれています。そして、かつて自分の下でアシスタントして映画業界で働いた後、転職してコミック作家となったジェフ・ジョーンズが、「スーパーマン」のコミックでいい仕事をしているよと紹介し、自分たち師弟コンビに今一度、「スーパーマン」を任せてみたら?といった色気をほのめかしています。ワーナー・ブラザースは、新たに出直す「スーパーマン」シリーズでも、大物のリチャード・ドナー監督をプロジェクトの
ンバーとして迎えておいた方が何かと無難なのかもしれませんね。ちなみにリチャード・ドナー監督の作品でお薦めは、「サンフランシスコ物語」(1980年)です。リチャード・ドナー監督は、昔のインタビューで、「どうでもいいホラー映画(名作「オーメン」のこと!)を撮ったりしたのは、『サンフランシスコ物語』を作るための資金稼ぎで、私が本当に作りたかった映画とはこういう作品…」と述べています。機会があれば、ご覧になって、泣いて下さい!!
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ブラッド・ピットのカメラが撮らえたアンジェリーナ・ジョリーの素顔!!、「W」マガジンに掲載のプライベート・フォトをご覧下さい!!
アンジェリーナ・ジョリーの生乳の授乳写真がッ!!と、ゴシップ・メディアが、スキャンダラスにエロい写真や、私生活をさも赤裸々に晒した写真でも載っているかのように、バカみたいに書きたてていた、ファッション誌「W」に掲載されている、ブラッド・ピットが撮影したアンジェリーナ・ジョリーのプライベート・フォトです。ご覧のように、実際の写真は、モノクロのスタイリッシュな作品で、あまりプライベート・フォトといった感じはしませんね。けれども、上 ↑ の問題の「授乳写真」で見られるような、アンジーの安心した笑顔は、ダンナにしか撮影できない表情かもしれません。この「W」の記事の中で、アンジーは、子どもを産んで欲しがったブラピに対して、自分は妊娠を経験するつもりはなく、子どもは養子を取ればいいと同意しなかったことを語っています。が、その後の事実としては、ご存知のように、アンジーは2度、妊娠し、女の子のシャイロちゃんと双子のノックスとマルシェリーヌをブラピとの間に儲けています。アンジーは、その自分の心変わりについて、妊娠は嫌だと言った自分の気持ちを汲み取り、反対もせず、2度とその話を持ち出さなかったブラピの優しさと、養子にもらった子たちを、ブラピが自分の子どもとして、ごく自然に受け入れ、愛情を注いでいる姿に感激し、この人の子どもを産みたいと、気持ちが無理なく変わったことを明かしています。そのように記事のインタビューの中で、アンジーはブラピと出逢い、かつての自分の人生観が大きく変わり、より良い自分に生れ変ったようだと、夫としてのブラピへの尊敬と愛情を照れることなく、表現しています。世間では、何となく、気の強そうなアンジーがブラピを尻にしいてるようなイメージを持たれていますが、実際はブラピがアンジーをリードして、グイグイと引っ張ってくれてることに、アンジーは安心感を抱いている様子です。そんな幸せで円満な夫婦ですが、目下の問題は、毎晩のように、子どもたちの内の誰かが、夫婦のベッドにもぐり込み、川の字で寝ているので、ブラピとの夫婦のプライベートな時を持つことが、なかなか出来ないことだとアンジーは話しています。しかし、双子の赤ちゃんが産まれ、その子たちを夫婦の寝室で寝かしつけていることで、上の子たちに、あぁ、パパとママの愛情は赤ん坊に移ってしまったんだ…と疎外感を感じられてはいけないので、夫婦の寝室のドアを閉じるわけにはいかないのよとアンジーは言葉を補い、ママの優しさを覗かせています。夫婦は将来、子どもたちが大きくなったら、慈善事業を手伝ってほしいと思っているようですが、もし、その夢が叶えば、現在、ブラピとアンジーが子どもたちに注いでいる愛情は、彼らを経由して、世界の各地で大勢の人へと伝えられていくのかもしれません。映画以外にも、そのような形で、ふたりのスターの名前は歴史に刻まれそうですね。続きを読むの後にも、写真を2枚あげているので、ご覧下さい。
★写真家ブラピのアンジー・フォトの続きはこちら →