10月10日~10月12日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!

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*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位ビバリーヒルズ・チワワ    第2位クゥオランティン    第3位ワールド・オブ・ライズ    第4位イーグル・アイ     第5位
ニックとノラ
第1位ビバリーヒルズ・チワワ
   $17,511,000-(3,218館)-$52,541,000
第2位クゥオランティン
   $14,200,000-(2,461館)-$14,200,000
第3位ワールド・オブ・ライズ」(12月20日公開)
   $13,120,000-(2,710館)-$13,120,000
第4位イーグル・アイ」(10月18日公開)
   $11,015,000-(3,614館)-$70,551,000
第5位ニックとノラの無限大プレイリスト
   $6,500,000-(2,421館)-$20,810,000
第6位ジ・エクスプレス    第7位最後の初恋    第8位アパルーサの決闘     第9位ザ・ダッチェス     第10位
エンバー-失われた光の物語    
第6位ジ・エクスプレス
   $4,731,000-(2,808館)-$4,731,000
第7位最後の初恋」(公開中)
   $4,610,000-(2,575館)-$32,366,000
第8位アパルーサの決闘
   $3,340,000-(1,290館)-$10,886,000
第9位ザ・ダッチェス
   $3,322,000-(1,207館)-$5,620,000
第10位エンバー-失われた光の物語
   $3,200,000-(2,022館)-$3,200,000
先週、イーグルに噛みついて初登場第1位をむさぼったチワワが、ゾンビから逃げ切って、なんとディズニーのしゃべる動物映画「ビバリーヒルズ・チワワ」が2週連続で首位を連覇!!、本作は大方の予想された数字通りに、先週から約40%の売り上げを落としていますが、それでも首位をキープできたというのは、初公開の作品が概ね、期待ハズレでコケてしまい、まもとな成績を上げられなかったから。そのため、映画興行全体では、先週から約7%強の収入を落としてしまっています。本作が2週めでダウンする分を、新作が充分に補えなかったということですね。しかし、この週末、映画興行が落ち込んだ背景には、アメリカの株価大暴落による経済危機への不安があるとされ、映画なんて行ってる場合じゃないだろッ?!と、レジャー支出のダウンが懸念されていたので、その予測通りになってしまったということなのかもしれません。そういった悪化するアメリカ社会の経済事情の中で、この「ビバリーヒルズ・チワワ」がヒットしていることから、今後、あまりリスクを冒したくないと考える映画会社が、スター不在でも当てられる、こうした手堅い動物映画にシフトしていくキッカケとなってしまうのではないか?といった指摘の論説などもされています。が、そんなことは別に今さら始まったことではないはずで、犬の映画としては、セントバーナードが主人公の、あの懐かしい「ベートーベン」シリーズの第6作めの最新作のDVDスルー映画が12月にリリースされるのを初め、クリスマスには、ジェニファー・アニストンオーウェン・ウィルソンが主演の「マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」も封切られます。また、2009年1月には、ジュリア・ロバーツの姪のエマ・ロバーツが主演する「ホテル・フォー・ドッグス」も控えています。犬たちはとっくにカメラの前で大はしゃぎです。
クゥオランティン-ジェニファー・カーペンターレオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウの2大スターを従えた名匠リドリー・スコット監督のスパイ映画「ワールド・オブ・ライズ」を押えて、ゾンビ映画の「クゥオランティン」が初登場で第2位!!、本作は10日金曜日の初日でいきなり首位を獲り、その時点でサプライズの異変だったのですが、土日で「チワワ」に抜かれたものの、せいぜいが大方、一歩引いた順位の第4位あたりか?としか予想されていなかったので、この第2位はまさに大健闘と言えそうです。数字的には、1,420万ドルとそれほど大きくもありませんが、本作の製作費は1,200万ドルなので、初公開の週末だけで黒字に持っていったことになります。安く作って、一気に稼ぎたいホラー映画の定石をその通りに守れた優等生な訳ですが、同時に、ホラー映画のお決まりのパターンとして、2週めのフリーフォールのような売り上げの急転直下の落とし穴が待っているかもしれません。なので、さらに利益を重ねていけるか?は少し疑問です。さて、これまでにも何度も紹介している、この「クゥオランティン」は、来月11月に日本版のDVDがリリースされるスパニッシュ・ホラーのモッキュメンタリー映画「REC/レック」(今年6月公開済)を、残酷映画「ホステル」シリーズなどで知られるソニー・ピクチャーズ傘下のホラー・レーベル、スクリーン・ジェムズがリメイクした作品です。内容としては、謎の疫病が発生したアパートに検疫隔離(=クゥオランティン)で閉じ込められてしまった救急隊と、その活動を取材していたテレビ・クルーらが、建物の内部で体験した恐怖の出来事の一部始終がカメラに記録されていた…ッ!!というもので、恐怖の正体はもちろん、ゾンビ感染ですね。先ほど、本作の製作費を1,200万ドルと紹介しましたが、実はオリジナルの「REC/レック」は製作費が1,900万ドルかかっており、元の映画よりも安く作られたことになります。すでに映画の雛形が出来ていたことなど、リメイクなので企画開発費が要らなかったせいかもしれませんが、そうした辺り、リメイク映画としてあるべき本来の効率の良さも充分に活かされた成功作となっています。そんな手堅い仕事をやり遂げた本作の監督ジョン・エリック・ドゥードルは、前作のノーバジェット(製作費なしのような低予算)の自主製作ホラーのスナッフ・フィルムポーキプシー・テープ(The Poughkeepsie Tapes)」(2007年)でデビューした新人です。しかし、同映画は、やはり、モッキュメンタリーのスタイルを採用し、わざと画質を劣化させたい意味もあったとは言え、VHSカメラ(!)で映画を作っていたので、実質的には、この「クゥオランティン」が“プロ”デビュー作と言っても、差し支えないかもしれません。そんな言わば、ド素人のような監督の作品が、レオナルド・ディカプリオの主演作を倒して、いきなり全米第2位を獲れたというのは、かなり幸運の才能の持ち主ですね。また、本作は、3月にココで紹介したように、Youtubeにいきなり謎の動画を投稿し、当時、流行していた「クローバーフィールド」(2008年)のネットの口コミ宣伝に便乗する格好で、何だッ、この映画は?!、「クローバーフィールド2」かッ?!と、一瞬だけ騒がれましたが、すぐに見破られてしまい、逆にブーイングを浴びました。そこで変な宣伝を続けずに、即座に通常の宣伝展開に切り替えたのは正解でしたね。主演はエクソシスト映画「エミリー・ローズ」(2005年)のイナバウアー女優、ジェニファー・カーペンター(写真)です。ココココに予告編があるので、ご覧下さい。
ワールド・オブ・ライズ-レオナルド・ディカプリオレオナルド・ディカプリオVSラッセル・クロウという2大スターの共演により、初公開で2,000万ドル以上は軽く余裕で見込めるはずだった、スパイ映画の「ワールド・オブ・ライズ」が、大きく期待を裏切り、下手すると予想の半分のたった1,312万ドルという惨憺たる、レオさまもお手上げの結果となってしまいました。リドリー・スコット監督とラッセル・クロウのコンビとしては、デンゼル・ワシントンを主演に迎えた前作の「アメリカン・ギャングスター」(2007年)がオープニング成績4,356万ドルを上げているので、レオナルド・ディカプリオを主演に置いて、その約3分の1の数字というのは、思ってもみないショックかもしれません。レオナルド・ディカプリオ作品として、同等の公開規模で封切った過去の作品と比較しても、ワーストの記録となっています。中東を舞台にした作品はあまり人気がないのですが、それでもジェイミー・フォックス主演の「キングダム/見えざる敵」(2007年)でも、オープニングで1,713万ドルを売り上げているので、この「ワールド・オブ・ライズ」は、かなり敬遠されてしまった感じです。ただし、本作はそうした中東を舞台にしたポリティカルなサスペンス・アクション映画としては、最高の出来栄えと内容を称賛するレビューも多いので、今後、口コミで客足が伸びる可能性はあるかもしれません。本作は、レオナルド・ディカプリオ演じる元ジャーナリストがCIAのエージェントとなり、ヨルダンでテロ組織への潜入を謀るのに、ラッセル・クロウの老獪なベテラン・エージェントと対立しながら、作戦を進める…という筋立てです。CIAもそのリアルさに驚いたという、常に映画の新たなスタイルを模索するリドリー・スコット監督らしい斬新なスパイ映画です。ココに動画がたくさんあるので、ご覧下さい。ちなみに本作の製作費は7,000万ドルと公表されていますが、2大スターの出演料も含め、作品の規模を考えると、もう少し高いのでは?と言われています。いずれにしろ、赤字になりそうなことに変わりはありませんが…。
第4位のシャイア・ラブーフ主演の「イーグル・アイ」は、先週の第2位からランクダウン。売り上げを約38%落としていますが、レオナルド・ディカプリオの「ワールド・オブ・ライズ」がコケたため、予想されていたような大きな下げ幅のダウンとはならずに助かった格好です。また、スクリーン数も先週から98館増やしており、製作費の8,000万ドルは超えそうですが、大ヒット作の目安となる1億ドルの頂きにまで、イーグルが舞い上がるのは、まだ少し厳しそうです。この「イーグル・アイ」は今週末18日(土)日本公開です。お楽しみに!!
ジャド・アパトー製作の「スーパーバッド」(2007年)のマイケル・セラと、ジャド・アパトー監督の「40歳の童貞男」(2005年)のカット・デニングスという、ジャド・アパトーの映画で活躍したふたりが、ジャド・アパトーの関わっていない映画でカップルを演じている、一夜だけの恋人たちの青春ラブストーリー「ニックとノラのインフィニット・プレイリスト」が、先週の初登場第3位から、第5位に転落。しかし、本作はわずか1,000万ドルという低予算で作られているため、すでに製作費の倍を稼ぎ、黒字となっています。
ジ・エクスプレス20年前の1988年に主演したフットボール映画「熱き愛に時は流れて」では、大学フットボールの花形選手として活躍していたデニス・クエイドが、約10年後の1999年の「エニイ・ギブン・サンデー」では引退間近のプロ・フットボール選手となり、さらにそこからまた約10年後の年月を重ねた結果、ついに自分が大学フットボールのコーチ役に落ち着いてしまった最新作のフットボール映画「ジ・エクスプレス」が初登場で第6位と、得点力を欠いたスタートとなってしまいました。本作は、大学フットボールの最優秀選手に贈られるハイズマン・トロフィーを、1961年に黒人選手として初めて受賞した天才的なプレイヤー、アーニー・デイヴィスの伝記映画です。60年代当時、まだ盛んだった人種差別の壁とも闘いながら、アーニー・デイヴィスが栄冠を勝ち取るまでを、デニス・クエイドのコーチが支えるといった構図なので、あぁ、デンゼル・ワシントンのフットボール映画「タイタンズを忘れない」(2000年)に似たスポーツ感動ものかッ!!と思われそうですが、この「ジ・エクスプレス」が少し異なるのは、実在のアーニー・デイヴィスがその後、プロのNFLのチームに晴れて入団するものの、白血病を患い、一度もプロのフィールドに立てないままに死んでしまった…という、最後は難病もの?の展開になってしまうところです。“フットボール”に“ハイズマン・トロフィー”、“白血病”、そして“実話”という要素が揃えば、1977年のフットボール映画の名作「ジョーイ」が連想されますが、あの映画では兄がフットボール選手で、弟が白血病と役割が振り分けられていたのを、「ジ・エクスプレス」の主人公は、全部ひとりでやっちゃう訳ですね。その悲劇の主人公アーニー・デイヴィスを演じているのは、ロブ・ブラウンです。ロブ・ブラウンは、2005年の「コーチ・カーター」(2005年)では、バスケットボール選手だったので、フットボールに転向してきた訳ですが、サミュエル・L・ジャクソンのカーター・コーチと、デニス・クエイドのコーチはどちらが優秀だったか?、質問してみたら、何と答えるでしょう?、また、ロブ・ブラウンはココで紹介した、元神戸っ子のキンバリー・ピアース監督の問題作「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」が、日本では映画館で上映されないまま、DVDスルー映画として、今月3日にリリースされているので、ぜひ一度、レンタル店で、お手にとってみてください。この「ジ・エクスプレス」の監督は、ゲイリー・フレダーです。モーガン・フリーマンのサイコ・サスペンス「コレクター」(1997年)や、ゲイリー・シニーズのSF「クローン」(2001年)、ジョン・キューザックの法廷もの「ニューオーリンズ・トライアル」(2003年)と、素材を選ばない何でも屋の職人監督さんですね。ま、どの映画もそこそこ平均70点代ぐらい?の面白さなので、この「ジ・エクスプレス」も、そこそこの感動を与えてくれるのだと思います。ただし、本作の製作費4,000万ドルは取り返せそうにはありません。
ジ・エクスプレス予告編
http://www.movieweb.com/v/V08F357bgmsHLS
原題の「NIGHTS IN RODANTHE」の“RODANTHE”というスペルをどう発音すればいいのか?、アメリカ人の多くも悩んでしまう、リチャード・ギアダイアン・レインのラブストーリー「最後の初恋」が、3週めで第7位までランクダウン。売り上げを約37%落としていますが、一方、公開館数も先週から127館減っているので、総合的に見れば、人気を保っていると言えそうです。また、製作費は非公開ながら、本作のような日常風景の映画が、3,000万ドル以上かかるとは思えないので、多分すでに黒字ベースに乗っているはずです。さて、“RODANTHE”の読み方は、邦訳本ではロダンテで、映画ではローダンテと訳されています。まぁ、ちょっと変わった、何となくロマンチックっぽいかな?という地名をタイトルに持ってきて、注目を集める努力をしてみましたということですね。邦題も「最後」と「初」という矛盾した言葉の組み合わせですが、言いたいニュアンスは伝わっています。
エド・ハリスが主演だけでなく、「ポロック/2人だけのアトリエ」(2000年)に続き、8年ぶりに監督をつとめた本格ウエスタン「アパルーサの決闘」が、先週からさらに245館のスクリーンを増やしたものの、第8位に後退。本作はすでに公開4週めの作品で、封切りはたった14館からのスタートでした。エド・ハリスは「ウエスタンはヒットしないので…」と初めから当らない赤字を覚悟して作ったので、その見方からすれば、かなりガンバッていると誉められそうです。本作はこれまで、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)でもエド・ハリストと共演してたヴィゴ・モーテンセンが相棒の保安官ですよとしか紹介していませんが、主演女優は、「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001年)のレネー・ゼルウィガーで、悪役は、名作「フランス軍中尉の女」(1981年)に出たことなんて、すっかり忘れられているジェレミー・アイアンズです。
ザ・ダッチェスキーラ・ナイトレイ主演の歴史劇「ザ・ダッチェス」が、9月19日にたった7館で封切られ、初公開第32位だったのが、1200館もスクリーンを増やして、ついに第9位まで、じわじわと昇ってきました。本作は1館あたりのアベレージの売り上げでは、2,752ドルを稼ぎだしているので、「イーグル・アイ」の3,048ドルに次ぐ好成績となっており、BEST10圏内では第5位までランキングが上がることになります。ひとつ上の「アパルーサの決闘」もそうですが、限定公開から、こうして順位を上がってきた作品は、本当に観客から支持されていることになるので、映画の内容が楽しみですね。そんな「ザ・ダッチェス」で、キーラ・ナイトレイが演じているのは、故ダイアナ妃の祖先ジョージアナ・スペンサー公爵夫人です。そのスペンサー公爵夫人は近年になり、時代こそ異なるものの、人生の様々な局面がダイアナ妃と似ていることから、ダイアナは公爵夫人の生れ変わり?などと注目され、こうして映画にまでなった訳ですが、そうした背景から、キーラ・ナイトレイは言わば、間接的にダイアナ妃を演じているのだといった解釈もされています。となれば、レイフ・ファインズが演じているデボンシャー公爵はさしずめ、チャールズ皇太子ということになってしまうのでしょうか?!、キーラ・ナイトレイは、この後もシェークスピアの「リア王」の映画化(2010公開予定)や、レオナルド・ディカプリオが作家F・スコット・フィッツジェラルドを演じ、主演するかもしれない「ザ・ビューティフル&ザ・ダムド」(2010年公開予定)で、妻のゼルダを演じる予定など、演技力の試される映画が続きそうですが、オードリー・ヘップバーンの名作「マイ・フェア・レディ」(1964年)のリメイクも早く実現させてほしいですね(ココ)。そのためなら海賊船にはもう乗らなくてもいいように思います。「ザ・ダッチェス」の予告編とポスターはコチラです。
ナルニア国物語」シリーズなど、ファンタジー映画では定評のあるウォルデン・メディアと20世紀FOXが製作した、スチームパンクの世界観が異色で、おもしろそうな最新ファンタジー「エンバー/失われた光の物語」が、初登場でガックリな第10位と、題名通りに光が失われてしまいました…。本作は、ココでも指摘したように、そもそもガキ映画として期待もされていないのか?、宣伝が不充分な様子なから、せっかくのユニークな映画が注目されないままに終わってしまうような感じです。公開の直前になり、慌てて動画をリリースなどしていましたが、時すでに遅しでしたね。また、本作の取材では、ビル・マーレイが他社の映画「ゴーストバスターズ3」の話をすることで注目は集めるものの、取り上げられた記事の主旨が、「ゴーストバスターズ3」の宣伝のようになってしまったのもマズかったように思います。結局、この映画を製作したウォルデン・メディアは、20世紀FOXとの提携を終了し、FOX傘下の子会社フォックス・ウォルデンは解体されてしまいました。そうした何か、社内での足並みの揃わない背景が、この映画のプロモーションにもろに影響してしまっていたのかもしれません。残念ですね。予告編はコチラです。
ハッピー・ゴー・ラッキー最後にBEST10圏外の注目作ですが、「秘密と嘘」(1996年)でカンヌ映画祭のグランプリを獲得し、「ヴェラ・ドレイク」(2004年)でヴェネチア映画祭のグランプリをも制したマイク・リー監督(写真右)が、ベルリン映画祭でも受賞し、いわゆる三大映画祭すべてのグランプリを制覇する三冠王になるのか?!と期待された、コメディ・タッチの映画「ハッピー・ゴー・ラッキー」です。本作は惜しくも大賞は逃し、マイク・リー監督の三冠はならなかったものの、主演のサリー・ホーキンスが銀熊賞の最優秀主演女優賞の栄冠に輝き、映画自体も大変すぐれた作品として評価されています。そのイギリス映画の傑作が、たった4館の限定公開で封切られ、オープニング成績で8万ドルを売り上げ、興行ランキングでは第32位の成績となっています。本作は、サリー・ホーキンス演じる、30代・独身、今だに親友の女友だちと同居という、下手すれば負け犬?と呼ばれてしまいそうな小学校の先生ポピーが主人公。ポピーはとりあえずメチャクチャ明るくて、前向きのノーテンキな性格から、周囲の人々にポジティヴな影響を与え、他人の人生を豊かに導いてあげられる人気者ですが、だけど、ちょっと待ってッ!!、それでポピーは自分自身を幸せには出来ているのッ…?!といった内容です。予告編をご覧いただければ、確かにポピーは魅力のありそうな人で、マイク・リー監督お得意の即興演出の手法から察すれば、多分にサリー・ホーキンス自身の人柄が滲み出てた部分も多いのでは?といったことが想像されます。そんな本作を、ここで注目作としてる理由は、映画が良さそうだからと言うのは、当然そうなのですが、そのサリー・ホーキンスがどうやら、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされるのではないか?!といった声があがりつつあるからです。来年2009年のオスカーの主演女優賞候補としては、アンジェリーナ・ジョリー(「チェンジリング」)や、ケイト・ウィンスレット(※「家族の終わりに」、「朗読者」)といった、おなじみの名前が上がりつつありますが、すでに一定の評価がされている人たちばかりなので、サリー・ホーキンスの目新しさはひょっとして…と新鮮な期待がされています。果して、楽天的なポピーはアメリカのアカデミー会員のハートも虜にできるのか?!、そして、サリー・ホーキンスは自分自身を幸せに導けるのか?!、そんな映画「ハッピー・ゴー・ラッキー」も、アタマの片隅にとどめて置いてあげてください。
ハッピー・ゴー・ラッキー予告編
http://www.movieweb.com/v/V08H0nTclqZfwN
※「家族の終わりに」の本当の邦題は「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」、「朗読者」の本当の邦題は「愛をよむひと」、どちらも文芸映画なのに、そのより所である、すでに知られている古典的評価の高い原作小説の邦題を無視。映画と文学が違うのはわかりますが、でも、「家族の終わりに」が、「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」??、それって長州力のプロレス映画?!、邦題を聞かされた途端に観る気を失う感じです…。「朗読者」も同じ。映画の観客はよほどアタマが悪いとなめられてるの?、かつて、洋画はおしゃれなものでしたが、こうした邦題のダサさでは、映画ファンが減るのも仕方がないような気が…。
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