デヴィッド・クローネンバーグ監督の傑作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)では、殺しあった間柄のエド・ハリスと保安官コンビを組んだ最新作の西部劇「アパルーサの決闘」(監督もエド・ハリス)が、アメリカでヒットしているヴィゴ・モーテンセンが、先月9月末に、その「アパルーサの決闘」の取材で、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続き、「イースタン・プロミス」(2007年)でもコンビを組み、傑作を放ったデヴィッド・クローネンバーグ監督と、第3弾の映画を作る予定があると、謎の映画を語っていたのですが、それはどうやら、ロバート・ラドラム原作の「マタレーズ」シリーズの映画化(The Matarese Circle)だったようです。作家ロバート・ラドラムは、著名なスパイ・サスペンス小説の大家ですが、名前をご存知でない方も、マット・デイモンの「ボーン」シリーズの原作者ですよと言えば、あぁ、そうなんだッ!!と馴染みを感じてもらえると思います。「マタレーズ」シリーズは、そのロバート・ラドラムの「ボーン」シリーズと並び、有名なスパイ・シリーズですが、大まかな粗筋は、冷戦時代を背景に、本来は対立する米ソのスパイが、謎の暗殺組織“マタレーズ”壊滅のために共闘するという内容です。この「マタレーズ」シリーズの映画化はMGMが、デンゼル・ワシントン主演を前提に企画しているもので、脚本を、現在日本公開中のアンジェリーナ・ジョリーの大ヒット作「ウォンテッド」でも、役割は違いますが暗殺組織を描いたマイケル・ブラントとデレク・ハースの脚本家コンビが担当します。言わば、初めからデンゼル・ワシントンが主人公のCIAエージェントを演じると決まった、スターありきのハリウッド流スパイ・アクション・エンタテインメントが予想される、ちょっと微妙な「マタレーズ」でしたが、その監督に、MGMがデヴィッド・クローネンバーグを起用するというマニアックな方針を固めたことで、少し普通のハリウッド映画とは毛色の異なる、渋いスパイ映画として、「マタレーズ」は作られることになりそうです。と、MGMが発表しているのは以上までで、どこにもヴィゴ・モーテンセンの名前は出てきません。でも、米ソのスパイ・コンビが主人公の映画で、監督はデヴィッド・クローネンバーグでほぼ決まり、けれど、主人公2人のうち、ソ連KGBのエージェント役が誰か?は未発表…、なのに一方、ヴィゴ・モーテンセンは、デヴィッド・クローネンバーグ監督と組む最新作の企画がある…と語っており、そのヴィゴ・モーテンセンはコンビの前作「イースタン・プロミス」ではロシア人役を見事に演じ、次回のオスカー・ノミネートが確実視されている…とくれば、KGBエージェントはヴィゴですよね?!、と言うか、ぜひ、デンゼル・ワシントンVSヴィゴ・モーテンセンであってほしいと願います!!、この「マタレーズ」について、残念ながらMGMは製作の日程など、具体的なスケジュール目標までを発表できる段階にはないようですが、最優先の企画のうちの1本だとは述べています。続報があるのは少し先になるかもしれませんが、果して、デヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンの謎のコンビ第3弾が、この「マタレーズ」で、ヴィゴはKGBなのか?!、ヤマが当るか?!、期待しておいてください!!
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日別アーカイブ: 10月 8, 2008
東映が「ハリー・ポッター」をリメイクするとこうなる?!という、ハリポタ版「魔法戦隊マジレンジャー」のオープニング!!
東映の「スーパー戦隊」シリーズ「魔法戦隊マジレンジャー」のオープニングを、魔法と言えば、この人たち!!ということで、ホグワーツの皆さんで再演してもらった「ハリー・ポッター」版のオープニング動画です。「ハリポタ」シリーズは、映画を製作・配給しているワーナー・ブラザースが最新作の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を来月11月の公開から、無理矢理に来年2009年7月に延期したことで、すっかりファンから恨みを買い、人気が盛り下がってしまいました。また、最近のインド映画「ハリ・プッター」への言いがかりのような訴訟も、むしろ本家「ハリポタ」の看板に自分たちで泥を塗ったような、ドンびきの結末で、ファン離れを一層しています。おかげで、そもそもは原作のファンという人らから、もう映画はいらないんじゃないか?!として、ボイコットを示唆する意見まで聞かれる始末です。そんな、もう「ハリポタ」の映画はいらないかも?!という意見の中には、主演のダニエル・ラドクリフが16歳で童貞にサヨナラしたなどと告白し、思いもよらず巨根のオチンチンを舞台で丸出しにしたり、エマ・ワトソンも年上の男とハメハメ旅行で、よがりまくってるなど、もうすっかり大人の彼らが「ハリポタ」を演り続けていることに対して、無理を感じてるといった見方が確実にあるような気がします。生身の俳優が大人になるのは仕方のないことですし、本来は個々の成長を祝福すべきなのでしょうが、こと「ハリポタ」に関しては、みんな、子どものままでいてほしかったなぁ…というのが、昔からのファンの想いかもしれません。この「魔法戦隊マジレンジャー」の動画は、かなりアホっぽいんですけど、そんな「ハリポタ」の童心を思い返させくれるような、ワクワクの楽しさがあるように思います。原作者のJ・K・ローリングは、最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」以降の展開も考えながら、潔く筆を置いています。ワーナー・ブラザースは「ハリー・ポッター」を、しつくこ引きずらないで、ハリーたちに気持ちよくフィナーレを迎えさせてあげてほしいと思うのですが…。ところで、ダニエル・ラドクリフは、床に反射したハーマイオニーのスカートの中、覗こうと必死になってちゃダメですね!!、隣りのケイティ・リューングは女同士なんだから注意してやれよッ!!、何も知らずに、ひとりだけ妙に決めポーズのエマ・ワトソンがバカみたいじゃないかッ!!

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踊るマハラジャが主演?のインドの3D-CGアニメの最新作「サルタン・ザ・ウォリアー」の予告編!!
http://services.brightcove.com/services/viewer/federated_f8/1214128517
10年前の1998年に「ムトゥ 踊るマハラジャ」(1995年)が日本でも公開され、軽いボリウッド映画ブームを巻き起こしてくれた、インドのスーパースター、ラジニカーントが主演?している3D-CGのアニメ映画「サルタン・ザ・ウォリアー」(Sultan: The Warrior)の予告編です。現在ではカレーなんかよりも、IT立国として知られるインドなので、こうしたCGアニメが出てくるのは当然といった感じかもしれませんが、CGのクオリティはまだ、今ひとつのような感じがします…。古代神話の英雄の主人公サルタンとして、ラジニカーントがキャラクター化され、声優もつとめていますが、彼の演技を、果して、「べオウルフ」(2007年)などのようにモーションキャプチャーして、CGアニメ化したのか?!は定かではありません。このインド産の珍しいCGアニメ「サルタン・ザ・ウォリアー」は、インド国内だけでなく、英語版も作られ、ワーナー・ブラザースの配給で世界的な市場を目指すようなので、日本でもお目にかかれることがあるかもしれません。インドでの公開は、来年2009年1月に予定されています。監督は、ラジニカーントの24歳の娘さん、サウンダリヤ・ラジニカーントです。続きを読むの後にも、本作の短い予告編をあげてあるので、インドのCGの現状?に興味のある方は、ご覧下さい。
★「サルタン・ザ・ウォリアー」の先行版予告編はこちら →
マーク・ミラー原作の少年ヒーローと殺し屋ロリータの児童バイオレンス映画「キック・アス」のコスチュームを撮らえたスニーク・フォト!!
昨日の朝も、写真と動画を紹介した、「ウォンテッド」(公開中)のマーク・ミラー原作の最新作のコミック・ヒーロー映画「キック・アス」が、カナダのトロントで行なっている撮影の様子を撮らえたスニーク・フォトです。撮影したのは、昨日の記事の一部でも写真を利用させてもらったクリストファー・Mさんという一般の方です。上 ↑ の写真のスキンヘッドのお兄さんは、ヒーローのコスチュームに身を包み、キック・アスに扮していますが、主演のアーロン・ジョンソン(←写真)ではないので、スタントマンの方ですね。まぁ、キック・アスのコスチュームはこんな感じということで…。しかし、背中につけてるのは何の装置?!、で、下 ↓ の2枚は、昨日も登場していた、クリストファー・ミンツ=プラッセ(「スーパーバッド」2007年)演じるギャングの息子レッド・ミストの愛車のスポーツカーを囲んだ撮影風景ですが、1枚めではクルマから飛び出し、その後、2枚めでは芝生に立っているキック・アスの姿が見られます。こちらは正真正銘、「シャンハイ・ナイト」(2003年)でジャッキー・チェンを困らせていたアーロン・ジョンソン本人のようですね。誰か、女性と話していますが、どういった場面なんでしょう?!、お母さんを喪った悲しみから、取り得もないのに、強引にスーパーヒーローになろうとする平凡な15歳の少年と、父親(ニコラス・ケイジ)から忍者の暗殺者の刺客として育てられた11歳の少女(クロエ・モレッツ)が悪と闘う、子どものバイオレンス活劇「キック・アス」は、2009年中に全米公開の予定。監督は、「レイヤー・ケーキ」(2004年)のマシュー・ヴォーンです。
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アン・ハサウェイとヘレナ・ボナム=カーターが、ティム・バートン監督の最新作「不思議の国のアリス」に、めでたい紅白の女王役で共演!!
先週末、アメリカで公開された最新主演作の「レイチェル・ゲッティング・マリッド」(Rachel Getting Married)が、たった9館だけの限定公開ながら、1館あたりで3万3,667ドルという大きな数字を売り上げ、興行ランキング・トップのディズニー・アニメ「ビバリーヒルズ・チワワ」の1館あたりの数字9,114ドルを断トツで引き離し、アベレージ・ランキングでは圧倒的な第1位を獲得した、人気のアン・ハサウェイが、ティム・バートン監督の最新作のディズニー映画「不思議の国のアリス」に出演することが決定しました!!、同映画では、同時にヘレナ・ボナム=カーターの出演決定も発表されていますが、ヘレナ・ボナム=カーターは、ココで写真を紹介した「不思議の国のアリス」の撮影現場に、すでに入っていましたし、ティム・バーテン監督の嫁さんで常連女優の彼女については、“出ない”という方がたぶんニュースになると思うので、出演決定の知らせはほとんど既成事実の確認程度の意味しかないですね。が、アン・ハサウェイについては、ティム・バートン監督や、すでに“いかれ帽子屋”の役で出演が決定済みのジョニー・デップらとのコラボは、少し意外感があって、おもしろく、映画への期待を高めるのに貢献しています。気になるアン・ハサウェイの役どころは、原作「不思議の国のアリス」の続篇である「鏡の国のアリス」に登場する“白の女王”だとのことです。ディズニー映画の「プリティ・プリンセス」シリーズでブレイクしたアン・ハサウェイも、プリンセスから、ついに女王になったかッ?!という感じですが、しかし、この映画での“白の女王”の役どころは、原作とは少し異なっていて、原作者のルイス・キャロルが他に著わした「ジャバウォックの詩」、「スナーク狩り」の中に登場する、バンダースナッチというクリーチャーの退治を、アン・ハサウェイはアリスに依頼するようです。ルイス・キャロルは、そのクリーチャー、バンダースナッチの姿を視覚的な具体性を持っては表現せず、読者にイメージを委ねているので、ティム・バートン監督が、どんなバンダースナッチを創造するのか?!に注目が集まっています。ヘレナ・ボナム=カーターは、“白の女王”に対する“赤の女王”を演じるとのことです。主人公のアリスは、すでにご存知のように、オーストラリア人の18歳のかわいい女優ミア・ワシコウスカです。ジョニー・デップの“いかれ帽子屋”は、ジョニデの演技をモーション・キャプチャーしたCGアニメのキャラクターとなりますが、アン・ハサウェイとヘレナ・ボナム=カーターの、それぞれの女王はどういう格好のキャラクターとして出てくるのか?!は、今のところ、不明です。なお、アン・ハサウェイは、今週末11日(土)から日本公開になる、スティーヴ・カレル主演のスパイ・アクション・コメディ「ゲット・スマート」の続篇への出演も決定しています。しかし、白の女王は最後、羊になっちゃうはずなんですけど、アン・ハサウェイは羊もしっかり演じてくれるんでしょうか?!
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「バットマン/ダークナイト」の続篇「バットマン3」の情報はぜんぶウソ!!と、シリーズ原案のデヴィッド・ゴイヤーが完全否定の断言声明!!
先の日曜日(5日)に、ハリウッドの映画業界紙、プロダクション・ウィークリーが、「バットマン/ダークナイト」の続篇となる「バットマン3」の製作準備が2009年2月からスタートすると報じたニュースをお届けしましたが、それも含めて、現状で伝えられている「バットマン3」の情報は、すべて丸ごと完全に徹頭徹尾、何から何まで全部がデタラメにデッチ上げられたデマであると、現「バットマン」シリーズの原案ストーリーを担当しているデヴィッド・ゴイヤー(↑写真)が、MTVにブチまけました!!、映画に革命を起こした!!と、その内容も絶賛されている歴史的大ヒット作「ダークナイト」の人気に便乗した、メディアによる部数やアクセス稼ぎのための様々な続篇のウワサ作りとしては、ジョニー・デップが次回作では悪役のリドラーとして登場!!から始まり、いや、そのジョニー・デップはヒース・レジャーの後を継いで、ジョーカーになるんだ!!とか、アンジェリーナ・ジョリーがキャット・ウーマン役を熱望!!、シェールにキャット・オールド・ウーマンの出演依頼!!、フィリップ・シーモア・ホフマンのペンギンが決定!!などが、枚挙に暇なく、飛び交っていましたが、デヴィッド・ゴイヤーは「今だ、監督のクリストファー・ノーランと続篇の話なんか、これっぽちもしたことがないよ」と、「バットマン3」については、その会話さえ交わしたことがないと述べています。デヴィッド・ゴイヤーは、「クリスは完全にリフレッシュするため、長い休暇に入っている」と、これまで同映画を製作のワーナー・ブラザースが伝えてきたのと同じことを報告し、クリストファー・ノーラン監督が1本の映画にかける集中力の強さからすれば、それから解放されるのに、休暇が長くなるのは仕方がないと理由を説明しています。デヴィッド・ゴイヤーは「なので、現時点では『バットマン3』について話せることは、本当に何もないんだ」と語り、「その時期が来たら、ちゃんと俺たちが報告するから」と結んでいます。ジョニー・デップらのキャスティングについては、嘘八百だと丸わかりでしたが、プロダクション・ウィークリーの情報も信憑性がなかったとは驚きですね。やはり、「バットマン3」については、ワーナー・ブラザースからのオフィシャルな声明を待つしかないようです。
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シリーズ最新作「リーサル・ウェポン5」は親子二代の刑事物語に?!、新リーサル・コンビのひとりはコロンバス・ショートで決定の可能性!!
先月9月末に、ココで、約10年ぶりにシリーズ再開となる「リーサル・ウェポン5」が作られそうだというニュースをお伝えしました。その件に関して、「セイブ・ザ・ラストダンス2」(2006年)や、「ストンプ・ザ・ヤード」(2006年)などのダンス映画で知られる俳優、コロンバス・ショート(←写真)が注目発言を行なっています。コロンバス・ショートの発言は、彼の最新出演作となる、今週末10日(金)からアメリカで公開のゾンビ映画「クゥオランティン」について、エンタメ・サイトの ign.com から取材を受ける中で飛び出したもので、コロンバス・ショートは、ダニー・グローヴァーが演じたマータフ刑事の息子として出演するよう、プロデューサーのジョエル・シルバーから依頼を受けていると明かしています。前回の記事では、「リーサル・ウェポン5」は、すでに書き上げられたシナリオに対して、主役のメル・ギブソンの承認を待っている状態だという結論だったのですが、コロンバス・ショートはその点については語っていないものの、同映画はワーナー・ブラザースの最優先企画のひとつだと述べており、確実に近日中には、「リーサル・ウェポン5」の製作がスタートするような口ぶりです。同シリーズの脚本を一貫して手がけてきたシェーン・ブラックによる最新作の内容は、メル・ギブソンとダニー・グローヴァーのコンビに代わる、新たな若いリーサル・コンビにバトンタッチをする新旧交替劇のストーリーと伝えられていますが、もしかして、コロンバス・ショートが“息子”として、ダニー・グローヴァーの後を継ぎ、シリーズの新たな主役の一翼を担うのでしょうか?!、しかし、「リーサル・ウェポン5」の脚本だけでなく、監督にも予定されているシェーン・ブラックは、すでにユニバーサル映画で、「コールド・ウォリアー」というスパイ・ムービーを作ることになったので、もし、シェーン・ブラックが引き続き、監督のままであるならば、「リーサル・ウェポン5」は、そうすぐにはスタートできそうにはありません。この件もどう進展するのか?、また続報があれば、お伝えします。
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ジョニー・デップ、新作「パイレーツ4」の出演料は57億2,000万円!!、キアヌ・リーヴスの史上最高額のギャラ99億円に迫れるのか?!
先月9月24日にハリウッドで行なわれた、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの新作映画の企画などを紹介するショウ・ケース・イベントでのビッグ・サプライズとして発表された、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの最新作第4弾の製作と、ジョニー・デップがまた海賊ジャック・スパロウを演じるという主演決定のニュースですが、そのジョニー・デップの「パイレーツ4」への出演料が、5,600万ドル=57億2,000万円という巨額になることがわかったと、イギリスのザ・デイリー・メールが報じました。ザ・デイリー・メールによれば、ジョニー・デップの出演料は、これまでトム・ハンクスが持っていた、「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)の続篇「天使と悪魔」(2009年5月全米公開)の出演料5,000万ドル=51億円の映画出演料最高額の記録を抜き、それを上回る史上最大の映画出演料になるとのことです。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは全世界での興行収入が、第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003年)が6億5,426万ドル(668億円)、第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(2006年)が9億6099万ドル(982億円)、そして、第3作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2007年)が10億6,617万ドル(1,089億円)と売上げを伸ばし続け、「ダ・ヴィンチ・コード」の興収7億5,823万ドルを抜いているので、ジョニー・デップが出演料でトム・ハンクスを超えるのも当然と言えば、当然でしょう。しかしながら、ジョニー・デップは確かに“出演料”としては、史上最高額を手にしますが、トータルのギャラと言うことになれば、キアヌ・リーヴスが2003年の「マトリックス」シリーズの続篇2本で得た、総額1億9,400万ドル=198億円(1本あたり99億円)が、史上最高額であることは、今だ変わりません。このキアヌ・リーヴスの記録は、出演料2,000万ドル+興行歩合15%という、歩合の大きさにより達成されたものですが、「マトリックス・リローデッド」は7億3,859万ドル(755億円)、「マトリックス・レボリューションズ」は4億2,498万ドル(434億円)とそれぞれ「パイレーツ」シリーズの売上げを下回っているので、ジョニー・デップがもし歩合のインセンティヴ契約を行なっていれば、キアヌ・リーヴスを抜き、映画史上最高のギャラを手にする俳優の真の王座につく可能性は大いにあり得ますが、ザ・デイリー・メールはそうした契約の内容までは伝えていません。ところで、「パイレーツ4」にキーラ・ナイトレイはもう出演しないという、昔の発言のニュースが蒸し返されて、アチコチで伝えられていますが、同じように、「スパイダーマン4」には、もう出演しないと公言していたキルスティン・ダンストも高額ギャラに釣られて、また出演しますし、キーラ・ナイトレイも絶対に出ないとは、現時点では言い切れません。ただし、「スパイダーマン」シリーズよりも世界観が大きな「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、「4」では、過去のシリーズから独立したジャック・スパロウの別の冒険を描くことになるだろうとウワサされているので、ジョニー・デップ以外のレギュラー陣は全員、お呼びがかからない可能性もありそうですね。いずれにしろ、「パイレーツ・オブ・カリビアン4」は、また楽しみです!!
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