http://www.traileraddict.com/emb/6726
UPDATE : 気づくと、最初にあげた2本の予告編は削除されてしまってました。現在、観られるのは上 ↑ のワン・パターンだけなので、これ1本でガマンをお願いします!!、これも直に消えちゃうかな?
昨日、ココで、ブランド・ライセンシング・ヨーロッパ2008という、イギリスで行なわれいたライセンス・ビジネスの見本市の会場で世界初公開された予告編を、ビデオカメラで撮影した、画質が悪く、音声もないという不完全すぎる流出版を観てもらった、ハリウッド実写版「ドラゴンボール」の完璧な予告編が出てきました。映像も音声もクリアなだけでなく、昨日の流出版よりも少し長いうえに、微妙に編集が異なる2パターンが同時に出てきました。“出てきました”と書いているのは、こんなにキレイな予告編なのに、これらはオフィシャルなものではなく、映画を作っている20世紀FOXは予告編をリリースしていないからです。では、これらの予告編の出どころはどこか?と言うと、ハリウッド実写版「ドラゴンボール」のファン・サイト dbthemovie.Com が、匿名のルートから入手し、勝手に公開・配布しているものです。20世紀FOXは、昨日のロンドンで撮影された予告編の流出事件について、様々な映画サイトや動画サイトから、予告編を削除してまわるなど、対応に追われていますが、それを嘲笑って、追い討ちをかけるように、これらの完璧な予告編が、また流出の形で公開されてしまった訳です。本来は、これらの予告編は、今月17日に全米で封切られる、マーク・ウォールバーグ主演の人気ゲームの映画化「マックス・ペイン」の冒頭で初公開される予定でしたから、2週間も早く、世に出てしまったことになります。「マックス・ペイン」公開の直前であれば、映画館のスタッフが流出させた可能性もありますが、2週間前では、まだ映画館にも予告編のフィルムが届いていないと思いますし、ここの予告編はちゃんとデジタル動画のフォーマットになっていますから、20世紀FOXに近い、誰か、本作の関係者が横流ししたのは、まず間違いないですね…。これらのオフィシャルな流出予告編?は、アメリカの主な映画サイトやブログなどには、すでに行き渡ってしまっています。20世紀FOXは、もはやスケジュールを変更し、週明けにも「ドラゴンボール」の予告編の公式配布を始めなければ仕方がないかもしれません。ちなみに、これらの予告編について、海外サイトの反応で目についたのは、「『ファイナル・デスティネーション』とか、しょーもないB級ホラー作ってる監督に『ドラゴンボール』を撮らせよと決めた責任者、出て来いや!!」といった感想?でした…。写真やポスターだけで、とっくに不評のハリウッド実写版「ドラゴンボール」でしたが、予告編の公開で挽回をはかるどころか、ブーイングの勢いに拍車をかけてしまったみたいです。やっぱり、第2の「スピードレーサー」として、「ドラゴンボール」は不発に終わってしまうんでしょうか?!、の心配よりも前に、封切りに先がけ、映画そのものが流出しないか?!の方が不安になってきました…。
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日別アーカイブ: 10月 3, 2008
全世界失明のパニック映画「ブラインドネス」で、真っ先に伊勢谷友介が失明する衝撃の映画の冒頭5分間の動画!!
食事を恵んでもらう代わりにカラダを与えるといった屈辱的な場面などがあることから、視覚障害者の団体から、盲人を侮辱した障害者差別の映画として、アメリカでは明日となる3日(金)に公開を予定している全米の75の映画館の前で、ボイコット運動の抗議集会が予定されている全世界失明のパニック映画「ブラインドネス」がリリースした映画の冒頭5分間の動画です。本作は、今年のカンヌ映画祭のオープニング作品に選ばれた栄誉や、伊勢谷友介、木村佳乃といった日本人俳優が出演していることもあり、日本でも話題の注目作ですが、案の定といった感じで、抗議を受けてしまいました…。本作のボイコットを呼びかけている全米盲人協会(the National Federation of the Blind)の広報、クリストファー・ダニエルセン氏は、「盲人は目が見えないから、何もできないと思われ、70%以上の高い失業率に苦しんでいる。この映画は、そのような視覚障害に対して理解を促すものではなく、むしろ、盲人を無能であったり、残酷なモンスターであるかのように恐ろしく描いた」と批判しています。この「ブラインドネス」の原作者である、ポルトガルのノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴや、監督のフェルナンド・メイレレス監督(「シティ・オブ・ゴッド」2002年)が目指したのは、目が見えなくなることの恐怖のカオスにより、ひとの醜い業がむき出しになる中でも、尊い人間性や愛を見出していける…といったテーマだと評されており、視覚障害者を否定しようという意志は、けして金輪際、無かったと思います。それでも目の見えない当事者からすれば、深刻な問題を映画のネタに使われたと気分はよくないのかもしれません。アメリカのような過激な反応が、日本でも起きるとはあまり想像できませんが、映画の公開に合わせ、視覚障害者の自立を助ける社会貢献のようなプロモーションがあってもいいのかもしれません。アメリカもそういった先手を打つべきでしたね。さて、本題の動画ですが、クルマを運転中の伊勢谷友介が、突然、失明し、信号で立ち往生のパニックになってしまうという場面です。騒ぎの末、親切な人が代わりにクルマを運転し、伊勢谷友介を自宅まで送ってくれますが、その車中で伊勢谷友介は、「ミルクの中にいるように目の前が真っ白だ…」と言っています。その言葉に、ドライバーの男性は、「普通は見えなければ、真っ黒な闇じゃないの…?」と、いぶかっている会話のやりとりが、これから始まる不気味な展開を予感させる、上々のオープニングですね。この場面だけでも、まともな人なら、目が不自由だけでなく、困ってる人がいたら、助けてあげなくちゃいけないねと思ってくれるはずなんですが…。果して、ボイコット運動の結果、「ブラインドネス」は、アメリカの観客からは敬遠されてしまうのでしょうか…?、週明け月曜アサ恒例の全米映画ボックスオフィスBEST10で、興行の結果を報告したいと思います。本作の日本での公開は11月22日(土)です。

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スティーヴン・セガールの勝手な思いつきで、「沈黙」シリーズ第3弾は、宇宙船でエイリアンのテロリストと闘うSF映画になりました!!
http://www.mtv.com/player/embed/wp/
大阪ローカルのテレビに出演した時は、通訳なしでバリバリの大阪弁で、ひとりでしゃべくり倒してるのに、東京のテレビでは、なぜか?通訳をつけて、キザに英語なんか話して、ハリウッド映画スターのふりをしてることから、「おまえ、なんで、よそ行きのええかっこしてんねん?!、ボケッ!!」と、大阪人からツッコまれていた関西芸人のスティーヴン・セガールが、来週7日にアメリカでリリースする新作のDVDスルー映画「キル・スゥイッチ」の宣伝のため、MTVのインタビューに登場したビデオです。このビデオの中で、スティーヴン・セガールは自身の代表作である「沈黙の戦艦」(1992年)の続篇をやろうと思ってるんだ…と注目の発言をしてくれています。スティーヴン・セガールの映画は、邦題にすぐ「沈黙」がつけられるので、続篇と言われても、そんなん自分、もうたくさん作ってるんちゃうん?!とツッコんでしまいそうですが、テロリストに占拠された戦艦を舞台に、コックさんのセガールがワンマン・アーミーとして闘った「沈黙の戦艦」(Under Siege)の正式の続篇は、舞台を列車に置き変えた、1995年製作の「暴走特急」(UNDER SIEGE 2: DARK TERRITORY)だけなので、セガールが述べているのは、その「UNDER SIEGE」シリーズの第3弾を作ろうと考えてるということですね。そんな人気シリーズの最新作を作るという驚きの発言に、レポーターはすかさず、「船と列車の次はどこを舞台に?!」と質問を重ねますが、このビデオがおもしろいのはここからで、セガールはすでに考えてるはずの「沈黙」シリーズ第3弾なのに、聞かれて言葉につまってしまい、「あんな…えっと…、わかるやろ?、もっとな、現代的にしよと思てんねん…」と、ありきたりな言葉をつなぎながら、考える時間を稼いだ末に、恐らくは無理矢理、その場でひねり出したアイディアとして、「そやからな、あの…、う~ん…、政府のトップシークレットのストーリーでな…、えっと、…エイリアンと闘ってもええと思うで!!」と、突然、エイリアンと勝手に闘い始め、「沈黙」シリーズをSFに飛躍してしまいます!!、セガールが演じた元特殊部隊のスゴ腕のコックさん、ライバックが、船、列車に続く、第3の密閉空間として、宇宙船を舞台にエイリアンと闘っても、それはそれでおもしろいだろうと思うのですが、果して、宇宙食を調理するコックさんの求人が世の中にあるのか?!が問題ですね。新作映画の公開にあたって、スターや監督が、過去の有名な映画の続篇を企画してると言うのは、注目を集めるための常套手段ですが、セガールもそれに倣って、たぶんテキトーなことを言ってみたところが、墓穴を掘ってしまい、結果、アメリカの映画メディアから、以上のようにツッコまれています。大阪で修行してた割りには、ギャグに切れもなく、オチもついてないので、セガールは今一度、大阪の中でも濃い町である、彼の地元の十三(じゅうそう)に戻って、寄席芸人からお笑いをやり直した方がいいかもしれません?!、続きを読むの後に、とりあえず、新作「キル・スゥイッチ」の予告編もあげておくので、セガール・マニアの方はご覧下さい。セガールの刑事が、2人のシリアル・キラーと闘う話です!!
★関西芸人の「キル・スゥイッチ」の予告編はこちら →
映画1本観るのに1万6,300円も払うことになるアメリカの最新の超豪華映画館を紹介したニュース映像!!
http://www.msnbc.msn.com/id/22425001/vp/26904809#26904809
現在日本公開中のダイアン・レインとリチャード・ギアのラブストーリー「最後の初恋」や、今月10月11日(土)から日本公開される、スティーヴ・カレルのスパイ・コメディ「ゲット・スマート」などの製作プロダクションでもある、オーストラリアの映画会社、ヴィレッジ・ロードショーが展開している“ヴィレッジ・シネマズ”というシネコン・チェーンが、オーストラリア国内で、同チェーンだけの売りとしていた、ラグジュアリー映画館「ヴィレッジ・ロードショー・ゴールドクラス・シネマ」をアメリカ進出させた第1館めが、シカゴ郊外のサウスバーリントンに、アメリカでは明日となる3日(金)からオープンしますよというニュースの動画です。この超豪華な映画館は、8つのスクリーンを備え、各シアターの座席数は40席(↓写真)までしかなく、ご覧のように贅沢なシートでVIP気分で映画を観られるのですが、入場料金は35ドル=約3,700円とかなり高めに設定されています。アメリカの通常の映画館が10ドル以下であるのと比較すれば、3倍から、下手をすると5倍の入場料金を払うことになってしまいます。この入場料金には、動画で紹介されてるバーや、食事のサービスの料金は含まれていないので、そうした豪華映画館ならではの施設をフルに利用する観客は、別に概ね、120ドル(1万2,600円)前後を支払うことになるだろうと、ヴィレッジ・シネマズは顧客単価を想定しています。入場料金を合わせれば、1人あたりで映画を1本観るのに、1万6,300円も費やしてしまうことになります。好きな映画をゆったりと観られるのは大歓迎ですが、そこまでお金をかけたいとは思いませんし、映画を観ながら、ナイフとフォークで本格的な食事をしたいとも思いませんね。アメリカの金融不安が叫ばれる中、こうした富裕層しか利用できそうにない映画館がオープンというのは、所得格差の大きな二分化の象徴なのでしょうか?、かつて、庶民の娯楽、大衆文化の殿堂などと称された映画館ですが、今や、同じ映画を観るのにも、勝ち組と負け組に分かれてしまうなんて…。今年5月にも、同じような映画館を紹介した「アメリカに豪華映画館ブーム到来?」という記事と動画をあげてるので、興味のある方はココをご覧下さい。
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