先月、ココで、ジェシカ・アルバが残酷ポルノ風に、SMボンデージ・フェチな拘束で縛られている姿を紹介した、アメリカ大統領選挙のキャンペーン・ポスターの第2弾ですが、今回のジェシカ・アルバは「羊たちの沈黙」(1991年)の人食いレクター博士のような拘束をかまされ、また自虐的な気分の悦楽に浸り、涙を流すほど、官能しています。と言うのは、もちろん冗談ですが、この変なポスターを連発してるのは、正真正銘に大統領選挙の投票率を上げようと努力している“デクレア・ユアセルフ”(Declare Yourself=自分の意見を言ってください)という政治的なキャンペーンです。キャンペーンの対象となるのが、18歳から29歳という、政治にあまり関心を持たず、棄権しがちな若い有権者なので、こうした変わったデザインが採用されている訳ですが、エグゼクティヴ・ディレクターとして、このキャンペーンを指揮しているマーク・モーゲンスターンさんは、「異常なデザインだけれど、若者の関心を集めることには成功している」と、マスコミに述べており、「11月4日の投票日までの残された1ヶ月の間で、さらに目を引くデザインを投入していきたい」と抱負を語っているので、今頃は団鬼六のSM小説でも読んで、次はどうやってジェシカ・アルバを責めようか?と、舌なめずりしながら思案しているかもしれません?!、しかし、世界のリーダーと言われるアメリカの大統領を決める選挙のポスターが、こんなイメージばかりでいいのか?!、ちょっと終末的な不安も感じます…。
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