パソコンを自分仕様にカスタマイズして購入できることがセールス・メリットのコンピューター・メーカーのデルが、アメリカ国内での新たなパソコン購入者に対し、日本でも先週末に公開された全米大ヒット映画「アイアンマン」の搭載をオプションとして選べるサービスを開始すると発表しました。あらかじめ「アイアンマン」の映画をパソコンにプリロードするオプション価格は20ドル(約2130円)となり、他のDVDなどでは観られない未公開のボーナス映像などが、デル限定のサービスとして追加されるそうです。この「アイアンマン」の映画データは、1度だけに限り、ディスクに焼いて落とすことが可能とのこと。アップルのiTunes に対抗すべく、映画や音楽のデジタル配信事業に本格参入を予定しているデルでは、今後、提携の映画会社の数を増やし、コンテンツを充実することで、サイトからのダウンロード販売も始めるつもりだそうです。もう映画はテレビではなく、パソコンで観る時代だと言うことですが、海賊版対策などはどうなってるのか?が、少し気がかりな点です。このデルの映画搭載オプションは、現在はアメリカ国内限定ですが、近日中には世界各国に拡大を予定しています。映画とパソコンの抱合わせ販売という、おもしろいアイディアですが、ハリウッド大手のソニー・ピクチャーズを傘下に置く、SONYのVAIOシリーズでも、即座に真似されちゃいそうな感じですね。映画会社にとっては、こういったプランが上手く進めば、世の中に出回るパソコンの膨大な台数ぶんだけ、気軽にソフトを購入してもらえる機会が増えることになり、新たな収益源へとつながるのかもしれません。極端な話が、「007」シリーズを全部乗せみたいなオーダーをするマニアが現われるのではないでしょうか?!、さて、次にパソコンを買い換える時、あなたなら、何の映画を搭載したいですか?!
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