すでに今年の1月に、この映画中央情報局では、日本で公開されるアテもないのに、すんげーオモシロそうな映画を発見!!として注目していた、北欧スウェーデンの少女ヴァンパイア映画「Lat den ratte komma in」(英題:LET THE RIGHT ONE IN)を、「クローバーフィールド」(2008年)のマット・リーヴス監督がハリウッド・リメイクすることが決定しました!!、「レット・ザ・ライト・ワン・イン」( “この正しき者を入れたもう” というのは、ヴァンパイアは本来は招かれないと、他人の家には入れないことに因んだ題名ですね)は、日本でも公開された「フロストバイト」(2006年)に続く、スウェーデン映画史上で2作めのヴァンパイア映画で、原作は、スウェーデンの人気ホラー作家、ジョン・アヴィデ・リンクイスト(John Ajvide Lindqvist)のベストセラーです。物語は、いじめられっ子の少年オスカーが、親切な少女エリの助けで、いじめっ子たちを見返すのですが…、実はエリは人間ではなかった…ッ!!というもの。人間のオスカーと、ヴァンパイアのエリとの絆に焦点を当てた辺りは、ヴァンパイア映画の超話題作「トワイライト」(11月全米公開)や、初回放送の手応えだけでシーズン2の製作が決定してしまった、アンナ・パキン主演のヴァンパイア・ドラマ「トゥルーブラッド」を彷彿とさせられますが、「レット・ザ・ライト・ワン・イン」の子どもが主人公という設定には、何だか、すごく切ないものを感じさせられます。マット・リーヴス監督は、そんな本作について、「原作と映画、どちらにも圧倒された。この物語には恐ろしさだけでなく、心を揺さぶる感動がある…」として、アメリカを舞台にリメイクすることに意欲を見せています。「レット・ザ・ライト・ワン・イン」のリメイク映画を製作するのは、先頃、復活を果した、イギリスの名門ホラー映画スタジオ、ハマー・フィルムと、ハリウッドのオーバーチュア・フィルムズです。両社は、このリメイク映画を2009年中の全米公開を目指したいとして、製作を急ピッチで進めてくれるようなので、感激ですが…、となれば、おいッ!!、「クローバーフィールド2」はまた先送りかよッ?!となっちゃうので、その反面は、ちょっと痛いですね。映画祭巡りが成功し、今や、北欧のみならず、アメリカはじめ各国の映画メディアで、“2008年の思いがけない収穫”として大絶賛され、“必見”の言葉がつけられまくりの「レット・ザ・ライト・ワン・イン」の素晴らしい“必見”の予告編はコチラ、ポスターと写真はコチラです。本作は10月24日から、スウェーデン本国に加え、ロサンゼルスとニューヨークでも公開。日本も、この少女ヴァンパイア・ブームに乗り遅れないように、早く公開してください!!
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日別アーカイブ: 9月 25, 2008
ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」の続篇にワーナー・ブラザースがGOサイン!!、独りぼっちになるまでの終末秘話を映画化!!
7月にココでお伝えした、ウィル・スミスの大ヒット作「アイ・アム・レジェンド」(2007年)の続篇の企画に、ワーナー・ブラザースが正式に青信号を点灯したことを発表し、続篇映画の製作準備が本格的にスタートする運びになりました。この「アイ・アム・レジェンド」の続篇は、“その後”の物語ではなく、オリジナルでは、主にフラッシュバックで断片的に紹介され、端折られていた、いかにして人類とニューヨークは滅んでいき、ウィル・スミスはたった一人でマンハッタンに残ることになったのか?!という内容で、言わば、前日譚のプリクエールとなるものです。物語の中のカレンダーで言えば、アリス・クルピン博士がガンの治療薬だと思って発明した新薬が、実は人間をダーク・シーカーズに変える恐怖のウィルスだとわかった2009年から2012年までの期間を描くことになりますね。この続篇企画とストーリーは、オリジナルの監督フランシス・ローレンス(↑写真右)と、脚本家のアキヴァ・ゴールズマン、そして、ウィル・スミスの3者によってアイディアが練り上げられたもので、これから映画の脚本として、D.B.ウェイスがまとめ、書き上げています。D.B.ウェイスは、この「アイ・アム・レジェンド2」がやっと2本めとなる駆け出しの新人脚本家で、デビュー作は、「アドレナリン」(2006年)の監督コンビ、マーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーがメガホンをとった、ジェラルド・バトラー主演のサスペンス・アクション映画「ゲーム」(恐らく2009年公開)です。ワーナー・ブラザースは、D.B.ウェイスのシナリオの完成を待ってから、「アイ・アム・レジェンド2」の実際の製作を進めるようで、具体的な撮影スタートの日取りなどはまだ発表されていませんが、監督は前作に引き続き、フランシス・ローレンスがあたると決定しています。この「アイ・アム・レジェンド」チームは、さらに本当の“続篇”となるオリジナル映画のラストシーン以後の映画化の企画も同時に進めていますが、こちらはウィル・スミスのロバート・ネビルに代わる、新たな主人公を創造しなければならないことから、構想を練るのは、「2」よりも難しそうです。なお、これらの「2」及び「3」の構想には、原作者のリチャード・マシスンは参加しておらず、SFやジャンル系の律儀なマニアからは、リチャード・マシスンをコンサルタントに入れろよッ!!と少し苦情が上がりそうですが、1926年生まれのリチャード・マシスンは、すでに82歳ですから、新作を書いてくれというのは、ちょっとシンドいかもしれません。何はともあれ、「アイ・アム・レジェンド2」がどのような映画になるのか?、楽しみですね。続報が伝えられれば、また、お届けします。
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ニコラス・ケイジが逮捕を逃れるため?最新作「ナショナル・トレジャー3」に主演するとディズニー会長に約束!!
ジョニー・デップのシリーズ最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン4」&西部劇「ローン・レンジャー」のディズニー映画2作品主演という大ニュースを先に伝えた、ハリウッドのディズニー・スタジオの新作発表会のショーケース・イベントのステージに、ニコラス・ケイジも登場し、「ナショナル・トレジャー3」の製作決定を発表しました。会場内はカメラは一切持ち込み禁止なので、伝聞記事になりますが、同イベントを司会したディズニー・スタジオの会長リチャード・W・クックの「どうすれば、『ナショナル・トレジャー』の主人公、ベン・ゲイツは逮捕されずにいられると思う?」という問いかけに、ニコラス・ケイジが「それはたぶん、『ナショナル・トレジャー3』を続けることじゃないかなぁ?、違う?!」と、トボケて答えたとのことです。この言葉のやり取りは、「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記」(2007年)をご覧になっていない方には、ちょっと分かりづらいのですが、同映画の中で、ニコラス・ケイジのベン・ゲイツは、リンカーン暗殺の汚名をかけられた祖先の名誉回復のために奮闘する展開の中で、なんとアメリカ大統領を誘拐するという大事件の犯人として指名手配されてしまいます。が、それもまぁ、ラストには疑いが無事に晴れて、大統領から直々に新たな歴史の謎の解明を依頼される風に終わるのですが、リチャード・W・クック会長の問いは、そんな前作の内容と結末に引っかけ、“その大統領からの依頼の義務を果さないと、君は逮捕されちゃうんじゃないの?”と冗談めかしてみたということでしょうね。そんな訳で、「2」をご覧になった方は、あぁ、このぶんだと続くな…と想像されていたと思うので、もしかすると、このニュースに驚きはないかもしれませんね。シリーズ最新作「ナショナル・トレジャー3」のストーリーなどは、イベントの中では明かされなかったようですが、メガホンは前2作に引き続き、ジョン・タートルトーブ監督(↑写真右端、中央はプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー)が受け持つようで、ジャスティン・バーサ、ダイアン・クルーガーといったレギュラー陣も帰ってくるそうです。また、製作や公開の予定も告知されませんでしたが、業界関係者らは、恐らく2010年封切りになるだろうと予測しています。ニコラス・ケイジはタイを舞台に、ヒットマンを演じた最新作のアクション映画「バンコク・デンジャラス」が大コケしてしまいましたが、「ナショナル・トレジャー」シリーズが無事に続くことになったので、この先も当分、ハリウッドのトップ・スターでいられそうですね。
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ジョニー・デップ本人が最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン4」に加え、西部劇ヒーロー「ローン・レンジャー」に主演決定をコスプレで宣言!!
UPDATE : 古典ウエスタン・ドラマ「ローン・レンジャー」のリメイク映画での、ジョニデの役柄は、主人公のローン・レンジャーではなく、相棒のネイティヴ・アメリカン、トントだとのこと。ジョニデらしい、ひねった役の選び方とも言えそうですが、ちょっと残念ですね。速報のニュース記事で、ジョニデがステージ上に、ローン・レンジャーのマスクで登場と伝えていたから期待したのになぁ…。ま、よって、ジョニデは二挺拳銃ではなく、ナイフで敵と闘うことになります。しかし、すると、主人公のローン・レンジャーを演じ、ジョニデとコンビを組めるようなレベルの俳優って誰…ッ?!、また、ローン・レンジャー役の俳優の噂について、あれこれデマが飛びそうですね。
ディズニーから、ジョニー・デップの最新作について、大きなニュースが飛び出しました!!、ハリウッドのコダック・シアターで、本日(現地24日)開催のウォルト・ディズニー・スタジオが、今後の新作映画の予定などを発表するショーケース・イベントに、ジョニー・デップが「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの海賊ジャック・スパロウのコスチュームに、ローン・レジャーのマスク(↓写真)をつけて登場し、「この2本の映画に主演する」と宣言!!、「ローン・レンジャー」は1949年からアメリカでテレビ放送がスタートし(それ以前はラジオドラマ)、50年代に人気を博した古典的な西部劇のヒーローです。この映画版「ローン・レンジャー」も、シリーズ最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン4」と同様に、ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーをつとめます。また、「ローン・レンジャー」の脚本も、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの全作を手がけた脚本家コンビ、テッド・エリオットとテリー・ロッシオが執筆中とのこと。加えて、このイベントで、ティム・バートン監督の最新作「不思議の国のアリス」(2010年公開予定)で、ジョニデが “いかれ帽子屋”(The Mad Hatter)で出演するという既報のニュースも、あらためて報告されています。「不思議の国のアリス」は11月から撮影スタートの予定ですが、新たに発表された「パイレーツ・オブ・カリビアン4」と「ローン・レンジャー」については、製作・公開の日程まではアナウンスされませんでした。かつて、ハリウッドのアウトサイダーと言われたジョニー・デップですが、いつの間にか、おとぎの国ディズニーを代表するスターになってしまいましたね。今後また、ジョニデのそれぞれの新作の情報が入れば、お伝えします。しかし、ジョニデの西部劇はワクワクだなぁッ!!
(※↑写真は「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」のプレミア上映時のもの)
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アンジェリーナ・ジョリー最新主演作「チェンジリング」のポスター初公開と、スパイ映画「ソルト」は、やっぱりアンジー主演で製作を確認!!
今や、師匠のドン・シーゲル監督(「白い肌の異常な夜」1971年)をしのぐ、名匠となったクリント・イーストウッド監督が、アンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えた最新作「チェンジリング」が初公開したポスターです。何となくポスターの雰囲気的にフランス語の方が似合ってるかな?と思ったので、フランス版を大きくしましたが、インターナショナル・デザインなので、←左のようにUSA版ポスターも同じです。本作は、それぞれのポスターのタイトルの上に、赤字で小さく「これは実話です」と書かれているように、1928年に起きた事件を元にしたミステリーな映画。アンジー演じるクリスティンの9歳の息子が何者かに誘拐されますが、ロサンゼルス警察は無事に子どもを救出の大手柄をあげてくれます。ところが、クリスティンの元に連れ戻されてきた子どもは別人で…。この子は私の子どもじゃないッ!!とクリスティンは主張しますが、当の9歳の息子も警察も彼女を否定し、ついにクリスティンは我が子もわからぬほど精神を病んだとして、病院に収容される…。果たして、真実を語ってるのは誰なのか?、そして、子どもはいったい、どこから、何の目的でやったのか?!と、現代なら、DNAで一発解決のお話ですが、当時はさぞかし、謎の深い不思議な出来事の事件だったのでしょうね(ココに動画)。さて、アンジーの映画のニュースを、もう1本ですが、主演を予定していたスパイ・スリラー「エドウィン・A・ソルト」から降板する見込みだとして、ココでお伝えしたのですが、MOVIEHOLE.net が同映画の最新情報として、オフィシャルな筋=ソニー・ピクチャーズから伝え聞いたところによれば、アンジェリーナ・ジョリーは降板していないとのことです。当初、トム・クルーズ主演でスタートした「エドウィン・A・ソルト」は、タイトルをシンプルに「ソルト」に変え、トム・クルーズの男性主役を女性に置き変える脚本の性転換を進めており、予定通りにアンジェリーナ・ジョリー主演で、2009年2月16日から撮影をクランク・インするとのことです。題名を改められた「ソルト」は、CIAエージェントの主人公にかけられたロシアの二重スパイであるとの疑惑をめぐるスリラー映画で、監督は「ボーン・コレクター」(1999年)でアンジーを婦人警官にしていたフィリップ・ノイスです。婦人警官からCIAに出世した訳ですが、アンジーは、現在、大ヒット公開中の「ウォンテッド」で、ロシア人監督ティムール・ベクマンベトフと組んでいたので、もしかして、その撮影の間にロシア側のスパイに引きずりこまれたのでしょうか…?!、といった映画マニアの妄想はさておき、冒頭の「チェンジリング」はアメリカでは、10月24日から先行限定公開の後、31日から全米封切りとなります。今のところ、本作のアンジェリーナ・ジョリーと、「家族の終わりに」(レオナルド・ディカプリオ共演)、「朗読者」と強力な映画を2本リリースする予定のケイト・ウィンスレットの両者が、オスカーの主演女優賞ノミネートの筆頭候補にあげられています。賞レースの火蓋はとっくに切られているようです。
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「ソウ」シリーズ最新作「SAW5」がテレビスポット第1弾をリリース!!
http://www.traileraddict.com/emb/6595
「ソウ」シリーズ最新作「SAW5」のテレビスポットCM第1弾です。内容的には、ココの予告編と、ココの動画をあわせた感じですね。タトゥー男のグレッグ・ブリックは、振り子の鎌で処刑されるようですが、不安気な ↓ 下の4人のみなさんは、それぞれどのようにお亡くなりになられるのでしょう?、それとも、4人のうちの誰かはまた、潜入してるジグソウの弟子だったりするのでしょうか?、至近距離で人の不幸を見届けるの好きですからね。本作の監督は、シリーズのプロダクション・デザイナーとして、拷問のカラクリを考え、作り続けてきたデヴィッド・ハックルです。最新作「SAW5」はアメリカでは10月24日公開で、日本は11月28日(土)初日です。
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最新作「007/慰めの報酬」のラストシーン?をネタバレしてるようなUSA版のポスター!!
ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドをつとめていた初期の傑作であるシリーズ第3作の「ゴールドフィンガー」(1964年)にソックリな場面があることがわかった、シリーズ最新作「007/慰めの報酬」のアメリカ版の最新ポスターです。これまでのポスターと相変わらずのテキトーなデザイン・コンセプトで、ことポスターに関しては、残念ながら本作は全滅ですね…。しかし、あたかも敵のアジトを破壊して、お帰りの様子のダニエル・クレイグと、ボンド・ガールのオルガ・キュリレンコの姿は、映画の結末を明かしてしまっている雰囲気があります。前作の「カジノ・ロワイヤル」(2006年)では、ボンド・ガールのエヴァ・グリーンは死んでしまいましたが、オルガ・キュリレンコは生き延びられそうです?、ちなみに、この ↑ デザインはサントラのCDジャケットにも採用されていますが、発表された主題歌も期待ハズレ…と、今ひとつの辛い評価に落ち着きそうです。ま、肝心の映画がおもしろければ、いいのですが…。ご覧の11月14日は、イギリス公開の10月31日より、2週間も遅いじゃないかッ!!とアメリカ人がブーたれている封切り日。日本はもっと遅くて、2009年1月公開です。字幕をつけるなどの作業があるので、致し方ありませんが、やはり、字幕をつける他の漢字圏の国の人たちからは、どうして、日本は外国映画の公開が遅すぎるのか?と首をひねられています。
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