パンダの次はタコのヒーロー?!、ドリームワークスのタコの恋人たちの短編アドベンチャー・アニメ「オクタポディ」をご覧下さい!!

このアメリカ映画界アニメ対決で、ディズニー・ピクサーの「WALL・E / ウォーリー」(日本12月公開/興収2億1,834万ドル)の前に惨敗すると予想されていた「カンフー・パンダ」(公開中/興収2億1,295万ドル)が、ほぼ互角の闘いをみせ、ついにピクサーを追い抜いたか?!と言われたドリームワークスアニメ・スタッフジュリアン・ボカベイル(Julien Bocabeille)さんが作った、シーフード・レストランの仕入れの兄ちゃんに仲を引き裂かれようとしてるタコの恋人たちのドタバタを描いた短編アニメです。ピクサーは、こうした意欲的な新人の短編アニメを長編映画の冒頭につけて、映画館でも上映していますし、ココのサイトでも公開していますが、ドリームワークスのスタッフによる短編アニメは、あまり観たことがなかったので、紹介しておきました。この「オクタポディ」(Oktapodi=タコ足みたいな意味)と名づけられた短編アニメは、出来栄えとして、ピクサーの短編作品に、まるでひけを取っていませんし、アニメらしい視覚的な表現だけで、ストーリーを語ろうとしています。ピクサーはそんな、眼で楽しむアニメらしさへ回帰しようと考えているのか、「WALL・E / ウォーリー」では、有名なスターを声優に起用する話題作りをやめたどころか、セリフをできるだけ無くそうという試みに挑みました。それに対し、「カンフー・パンダ」は、ジャック・ブラックや、ジャッキー・チェンアンジェリーナ・ジョリーといった大スターのボイス・キャストで声優をかためて勝負し、見事に競り合いました。アニメと声優とのコンビネーションは、作品次第で何とも言えませんが、こうした才能も抱えているドリームワークスは、少し声優に頼りすぎな感のあるアニメ作りを見直してみてもいいかもしれません

ブラピに強力な助っ人!!、タランティーノの戦争映画「イングロリアス・バスターズ」にティル・シュヴァイガーが急遽参戦!!

ティル・シュヴァイガー-ダニエル・ブリュール
撮影開始まで6週間となり、全然、時間が足らんティーノクエンティン・タランティーノ監督の戦争映画イングロリアス・バスターズ」に、ドイツ映画界から、ティル・シュヴァイガー(↑左)とダニエル・ブリュール(↑右)の2人のスターが出演することが発表されました!!、この、ルックス・実力ともに充分な2人の参加により、兵隊やくざ軍団イングロリアス・バスターズ親分ブラッド・ピット以外には、あまり華のなかったキャスティングのイメージが一変し、映画に厚みの増した感が出ました。タランティーノ監督は、これまでとは少し異なる趣で、新たな男咲き映画の境地を切り開きそうですね。新キャスト2人のうち、まずダニエル・ブリュールは、「グッバイ、レーニン!」(2002年)で、病気のママのために、崩壊した東ドイツをアノ手コノ手で再現してあげる、やさしい息子を演じ、世界中から暖かい涙を集めた人ですよ。と言われれば、ワタシ実はファンですと思い出してくれる女性の方も多いのでは?!、また、ダニエル・ブリュールは、「ボーン・アルティメイタム」(2007年)で、マット・デイモンから妹の死を知らされる役として、冒頭のアパートでの短い会話の場面に登場し、その意味合い的には、ストーリー展開の動機づけとなる大事なシーンで、存在感を発揮してたのを覚えてる方もいるかもしれません。もっと活躍しても、おかしくない俳優なので、この「イングロリアス・バスターズ」が大きなステップ・ボードになればと願います。そんなダニエル・ブリュールの役柄については、説明されていないのですが、ブラピの部下として、一緒に戦闘に赴くのではないかな?!と思います。ダニエル・ブリュールが戦死する場面なんてあれば、きっと涙ぐまされることになりそうです。続く、ティル・シュヴァイガーは、死ぬ前にひと目でも海を見たい男たちの逃避行ドイツ映画ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997年)で大ブレイクし、ハリウッド映画にも出るようになった、すでに国際的なスターで、ドイツ本国では監督としても活躍しています。「イングロリアス・バスターズ」の主役ではないか?!とず~っとウワサされ続けていて、今回、タランティーノ監督が製作発表した時、マスコミが真っ先にコメントをとりに行ったけれどまるで無関係だったシルベスター・スタローンの「ドリヴン」(2001年)に、ティル・シュヴァイガーは出ていたので、スタローンを差し置いて彼が本作に出ることになったのは、少し皮肉な感じがします。その他に、ティル・シュヴァイガーは、ジェリー・ブラッカイマー製作の「キング・アーサー」(2004年)や、「トゥームレイダー2」(2003年)などに出ていて、ブラピのカミさんララ・クロフトとは共演済みです。なので、もしかして、アンジェリーナ・ジョリーが「アンタドイツ人でえぇ役者おるで!!」と、ブラピに薦めてくれた?!、ティル・シュヴァイガーの本作での役どころはズバリアメリカ軍のイングロリアス・バスターズ兵隊やくざのひとりと紹介されているのですが、どう見てもドイツ人にしか見えない顔のティル・シュヴァイガーなので、ドイツ系の人物ドイツ語を話せる役として登場しそうな気がします。と言うのも、「イングロリアス・バスターズ」が下敷きにしているオリジナルの元ネタ映画である、リー・マーヴィンの「特攻大作戦」(1967年)では、チャールズ・ブロンソンドイツ語を話せる兵隊やくざとして登場し、ボスのリー・マーヴィンの右腕となって、ナチスにふたりで潜入する重要な役割を演じているからです。果たして、ティル・シュヴァイガーはブラピとふたりでナチスの軍服に身を包み、ドイツ軍に紛れ込んで、パリの映画館にやって来るヒトラーを待ち受けるんでしょうか?!、そして、そのパリの映画館で、ヒトラーの命を狙うもうひとりの刺客である、二重にストーリーが折り重なった本作別の物語の主人公哀しみの女暗殺者ショシャンナは誰が演じるのか?!気になるヒロインの素顔を、タランティーノ監督は早く明かしてほしいですね!!、発表されたら、必ずお知らせするのでお楽しみに!!

ダークヒーロー映画の超大作「ウォッチメン」、権利裁判ズレこみ2009年公開がほぼ絶望的に!!

ウォッチメン-2ウォッチメン-1
ウォッチメン-3ウォッチメン-4
ワーナー・ブラザース第2のダークナイト」(絶賛公開中)として製作している、2009年最大の話題作である、超人気カルト・コミックの映画化ウォッチメン」(パラマウント及びレジェンダリーと共同製作)の権利をめぐり、ライバルの20世紀FOX訴訟になっている、全米映画界が最も注目の事件については、ココココでお知らせしましたが、どうやら、20世紀FOXが協議の和解案として出したと言われる共同配給による利益分配の申し出に対し、ワーナー・ブラザースの常に強気で知られる弁護士たちが「黙って、引き下がっとけや!!」と突っぱねたようです。それにより、ついに20世紀FOXが、ワーナー・ブラザースが予定する2009年3月の「ウォッチメン全米公開を裁判所命令により差し止め本格的な裁判での争いが2009年6月から開始されることになりそうだと、ニューヨーク・タイムズが伝えました。そのニューヨーク・タイムズの記事に照らして考えれば、2009年6月から裁判となれば、「ウォッチメン」の2009年中の公開はほぼ無理となるのは明らかで、2010年以降にズレ込むことになりそうです。映画の公開を出来るだけ遅らせたくないワーナー・ブラザースは、裁判の開始時期を2009年4月と少し早めさせることで、何とか、2009年夏のサマームービーとして同映画を公開したいようですが、現状でそれに向けての充分な宣伝活動が行なえるか?!疑問ですし、下手をすると、ワーナー・ブラザースのCOOで、今や、全映画ファンの敵のようになりつつあるアラン・ホーン氏が、公開日を今秋から来夏に移動させた自社の看板映画ハリー・ポッターと謎のプリンス」と衝突してしまう可能性もあります。この「ウォッチメン裁判については、もちろん、コンテンツ・ライツの専門弁護士でなければ、情勢を語ることはできないでしょうが、大方の見方では、20世紀FOX優勢と言われており、万一、20世紀FOXが敗れることになれば、ある意味、コンテンツ・ライツの根幹を成す要件のひとつが崩れることになり、それはそれで、今後に問題を残すことになるだろうとコメントしている識者などもいるようです。そういった状況を冷静に見ないウォッチメンマニアの中には、「ウォッチメン公開を阻止しようとしている20世紀FOXは悪者として、同社の前で、座り込みの抗議集会などを呼びかけている過激なファンもいますが、裁判での決着がつかない以上、勝手に善悪を決めつけることなどできないのは言うまでもありません。 ↑ 上の写真は、ブラジルの映画雑誌セット」が最新9月号で用意した、「ウォッチメン」のキャラをフィーチャーした4パターンの表紙ですが、このように「ウォッチメンを取り上げれば雑誌も4倍売れる?!と見込めるほど、映画ファンの期待は加熱してるので、ここはまず、その支持に応え、約束通りに映画を封切ることが第一と、両社には歩み寄ってほしいのですが…。ココで紹介した「ぼくと1ルピーの神様」はワーナー&FOXの共同配給なのにね!!、「ウォッチメン」の紹介記事と必見の予告編はコチラです。

ダニエル・クレイグのボンド・シリーズ第2弾「007/慰めの報酬」がドイツで新しい写真を大量公開!!

007-慰めの報酬-1
ワーナー・ブラザースCOOアラン・ホーン氏が「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の公開日を変更(今秋から来夏)してしまったのに伴う調整として、ソニー・ピクチャーズアメリカでは公開を1週間遅らせた(11月7日→14日)ことにより、全米の007ファンが、ジェームズ・ボンドはとりあえずアラン・ホーンを暗殺するべき!!なんてブラック・ジョークを言っている、1日でも早く観たい最新作007/慰めの報酬」の新しい写真を、ドイツのDVD情報サイトが、世界に先駆け公開したので、ご覧下さい。007映画史上初めての続編”として、前作カジノ・ロワイヤル」(2006年)のエンディングを引き継いで始まる本作は、ご存知007こと、ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグが前作で失った恋人ヴェスパー(エヴァ・グリーン)の弔い合戦を始めるという、復讐の慰めの物語監督は、復讐を怒りの暴力ではなく、哀愁としての心の機微のひだまでを丹念に描ける人でなければ…ということで、ジョニー・デップの「ネバーランド」(2004年)や「君のためなら千回でも」(2007年)などのドラマ映画の名匠マーク・フォースターが、これ1本だけの条件つき限定登板を引き受けた、シリーズの中でも、「映画」として出色の出来栄えが期待されている、絶対に見逃せない作品です。ボンドガールは、小川洋子原作の「薬指の標本」(2005年)に出ていたオルガ・キュリレンコ第2のキーラ・ナイトレイとしてイギリス映画界が大きな期待をかけている新人ジェマ・アータートン(↓下写真2枚め)が、ボンドの仲間の諜報員として抜擢されているのも話題です。エコ・ビジネスを隠れ蓑に、世界を陰謀に落とし入れる悪役は、「潜水服は蝶の夢を見る」(2007年)の名優マチュー・アマルリック日本での公開は2009年1月の予定です。主題歌アリシア・キーズ&ジャック・ホワイト新ユニットによる “Another Way to Die”(近日発表)です。続きを読むの後に、さらに写真を13枚あげてるので、ぜひ是非、ご覧下さい!!
007-慰めの報酬-2
007-慰めの報酬-3
007-慰めの報酬-4
007-慰めの報酬-5
007/慰めの報酬の写真の続きはこちら → 

続きを読む

ガイ・リッチー監督の最新作「シャーロック・ホームズ」は助手のワトソンにラッセル・クロウ?!、ケンカ強すぎでホームズもタジタジ?!

マーク・ストロング-ラッセル・クロウ
編集方針が限りなく東スポに近い?!イギリスゴシップ・メディアザ・サンが、ガイ・リッチー監督が、ロバート・ダウニー・Jr主演に迎え、ワーナー・ブラザースで製作する、推理よりも腕力にモノを言わせそうなアクション映画としての「シャーロック・ホームズ」(2010年公開)で、主人公シャーロック・ホームズの右腕となる助手のドクター・ワトソンラッセル・クロウ(↑右)が演じることになりそうだと伝えています。ザ・サンは、ラッセル・クロウとガイ・リッチー監督が、かねてのより共通の趣味である格闘技バーリトゥードの話題などを通じ、友人であることを伝えると同時に、ラッセル・クロウが出演を予定していたリドリー・スコット監督の新解釈によるロビンフッド映画ノッティンガム」が中止になり、スケジュールに空きが出来たために、アイアンマングラディエーターによる強力すぎるシャーロック・ホームズとワトソンのコンビが誕生しそうだとしています。しかしながら、ザ・サンの特にこうした映画のウワサ記事のほとんどはデタラメとして有名で、今回のラッセル・クロウ出演の情報元も、業界内の事情通とだけしか書いていません。そのため、イギリスの映画ブログなどでは、ザ・サンの記者はまた、映画館の売店の売り娘のネーチャンがかわいかったから立ち話でもしたんだろうと、業界の事情通の正体を推測し、ほとんど信用されていません。それにしても、ガイ・リッチー版「シャーロック・ホームズ」では格闘シーンも多くなりそうだと言われていますが、ラッセル・クロウがワトソンでは主役より強いだろうがッ?!と笑っちゃいますよね!!、なので、これはジョーク記事として、パブでビールを呑みながらの話のネタ?!、ところで、シャーロック・ホームズと言えば、気になる登場人物宿敵モリアーティ教授ガイ・リッチー監督は、その悪役を演じる俳優として、先月8月半ばに行なわれたBFI(英国映画協会)のムービー・コンのイベントで、同監督の「リボルバー」(2005年)や、最新作の「ロックン・ローラ」(2008年)でもコンビを組んでいるマーク・ストロング(↑左)を起用することを、すでに明らかにしています。ただし、ガイ・リッチー監督は、ロバート・ダウニー・Jr VS マーク・ストロングとしか述べておらず、モリアーティ教授以外の悪役にマーク・ストロングがキャスティングされる可能性もあります。が、いずれにしろ、ガイ・リッチー組の役者さんなので出演は確約できそうですね。ザ・サンのニュースも“確約”できればいいんですが…。ちなみに、事実を微妙に言葉のニュアンスを選んで変え、「バットマン/ダークナイト」(公開中)のクリスチャン・ベール暴行事件で逮捕という「大誤報」を作ったのもザ・サン往生際の悪いザ・サンは、アメリカのほぼ全メディアが、“クリスチャン・ベール潔白!!イギリス警察が容疑を取り下げ”と報道する最中、“クリスチャン・ベールに服役の可能性!!”という正反対の記事を出していました。なんだかなぁ…