ベルギーで
短編映画や
アニメを作っている、
サッシャ・フェインナー(Sacha Feiner)さんが、
自分ひとりで2ヶ月かけて作った、「
グレムリン」シリーズへの
トリビュート・ビデオです。かわいい
ギズモから生まれた、不気味な
グレムリンたちが、自分たちの
映画が収録されたPVR(パーソナル・ビデオ・レコーダー)の中で、
他の映画にデジタル信号を伝って?!侵入し、
イタズラをしていくという設定ですね。
SFXの驚異的な出来栄えが大絶賛され、
ネットで話題になっている作品です。動画に出てくるグレムリンは、サッシャさんの
自作のパペットで、それを撮影したものを
コンピューターに取り込み、
顔の表情などの加工を施した上で、グレムリンたちが侵略する
元の映画と合成したそうです。サッシャさんは、
子どもの時に「
グレムリン」(1984年)を観て、
大ファンになり、「
グレムリン」
グッズのコレクターとして、実際に
映画に使用された小道具なんかも所有してるそうです。そんな彼が、この「グレムリン」の動画を
作ろうと思い立った動機は、「
グレムリン2 新・種・誕・生」(1990年)の中で、グレムリンが
映画館の映写室を乗っ取る場面があり、
劇場版では、単に
フィルムの上映が途切れるだけなのに、
90年代に発売された
VHSバージョンでは、そのシーンで、この動画のように
グレムリンがジョン・ウェインの映画に侵入するサービス・カットがあったとのこと。けれど、それが現在の
DVD版には収録されていないことが不満だったからだそうです。さすが
マニアだけあって、
細かい指摘ですね。また、サッシャさん的には、こうして今一度、「
グレムリン」
の魅力を伝えることで、「
グレムリン3」
を作ってよ!!と呼びかけたいようで、動画には「
グレムリン3へのウォームアップ」という
副題もつけられています。「
エクソシスト」(1973年)で
悪霊にとり憑かれた?グレムリンの頭が180度回転するとこが、
芸が細かくて、
いいなぁ~と気に入ったのですが、
みなさんはどの場面がよかったですか?!