クエンティン・タランティーノの戦争映画「イングロリアス・バスターズ」の配役変更と、ドイツから頭足らんティーノの抗議の声!!

サム・レヴァイン-イングロリアス・バスターズクエンティン・タランティーノ監督の最新作の戦争映画イングロリアス・バスターズ」の出演者に変更があったので、お報せします。予定されていた「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」のデヴィッド・クラムホルツ出演しないことになり、代わりに、サム・レヴァイン(写真)が、その穴を埋め、キャストに加わることになりました。サム・レヴァインと言っても、日本では一般にほとんど知られていないと思うのですが、2002~2003年にかけて、日本テレビで放送されていた、ジャド・アパトー製作のコメディ・ドラマフリークス学園」で、二ールを演じてた人と言えば、あぁあの老け顔のガキか…ッ!!と覚えてる方もいるかもしれません。普段は主にテレビで活躍している俳優ですが、最近では、黒沢清監督の「回路」(2000年)をリメイクしたホラー映画パルス」(2006年)などにも出演しています。サム・レヴァインの役柄については、詳しく知らされていませんが、ブラッド・ピットがボスをつとめる兵隊やくざのゲリラ部隊イングロリアス・バスターズの隊員のひとりであるのは間違いありません。この新たに加入したサム・レヴァインの起用から見えてくることは、タランティーノ監督は、どうも笑いのとれるキャストを集めている節が窺えることです。すでに発表されたサイモン・ペグB.J.ノバクマイク・マイヤーズらは言うまでもなく、本職のコメディ俳優ですし、ブラッド・ピットコーエン兄弟最新作バーン・アフター・リーディング」(アメリカ9月公開)で、コメディ演技の幅を広げています。イーライ・ロス本職は映画監督(「ホステル」)で、俳優ではありませんが、マスコミの前に出る時はできるだけ、笑いをとるようにコミカルなキャラクターに努めているので、やはり、コメディ俳優に分類してもいいかもしれません。「パルプ・フィクション」(1994年)で残酷な場面もコメディのように、笑いで包んでみせる演出を披露したクエンティン・タランティーノ監督ですが、この「イングロリアス・バスターズ」も同様のタッチで仕上げ、自身の作品で最も高く評価され、カンヌ映画祭グランプリになった「パルプ・フィクションの再現を、来年2009年5月のカンヌ映画祭でお披露目が公約の本作で狙っているのかもしれません。それにしても、10月13日の撮影開始まで、早くも2ヶ月を切ってしまいましたが、常識で考えれば、その日までに諸準備を整え、撮影に入るのはほとんど無理なだけに、タランティーノがここから、どんなミラクルを起こしてくれるのか?!、楽しみですね。が、しかし一方、撮影地として予定されているドイツから不穏なニュースが入ってきています。それは、「イングロリアス・バスターズ」の脚本を読んだドイツの映画評論家らが、タランティーノは、ドイツ軍をすべて残酷なナチスと決めつけて描こうとしており、実際のナチスやドイツ軍がどういうものかということをまるで理解していないと、普段は穏やかな井筒和幸監督が「あんな奴は頭足らんティーノじゃ!!」と名言を吐いたことを思い出すような、アンチイングロリアス・バスターズ」、反タランティーノの声が上がってきていることです。タランティーノは現実の歴史よりも、映画の歴史から“史実”を拾って、フィクションとしてのナチスを描こうとしてる可能性がありますが、先にドイツで、ナチスを舞台にした第二次大戦の戦争映画ワルキューレ」(アメリカ12月公開)を撮影したトム・クルーズも、理由は異なるものの(トム・クルーズは、本人がカブれて、影の教祖をやってる新興宗教の問題)、撮影禁止などのボイコットを食らっているだけに、タランティーノも同様の目に遭わされないか?!が少し懸念されます。とまれ、何かと話題が展開するイングロリアス・バスターズ」のニュースに、今後もご期待ください。

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