犯罪者は島流しで殺し合いでもさせていろ!!、人権無視したロシアの無人島バトルロワイヤル映画「ニューランド」の予告編!!

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ニューランド世界の国々が死刑を廃止した近未来刑務所から溢れそうな囚人らの収容費用に困った各国は、協議の末、死刑囚や重犯罪者らを孤島に放置して、勝手にサバイバルさせる実験プランを採用した!!、領土内の無人島を実験場として提供したロシアは、早速、テメェーらにタダ飯食わすカネはねえよ!!と、自分たちの国から、犯罪者を島に厄介払いすることに…。そして、看守のいない孤島の刑務所でくり広げられるのは、囚人同士のバトルロワイヤル!!島の掟は唯一殺られる前に殺れだッ!!…というのが、先週末からロシアで公開になった本作ニューランド」(Novaya Zemlya)のあらすじなんですが、 ↑ の予告編を観た感じでは、B級スプラッター的にバンバン殺しあう流血の展開というよりは、主人公と思われる囚人の孤島でのサバイバルと脱出に、むしろ焦点が置かれてる感じですね。島全体が刑務所というアイディアと、そこからの脱出は、スティーヴ・マックィーン名作パピヨン」(1973年)や、ジョン・カーペンター監督のカルト映画ニューヨーク1997」(1981年)などでも採用されていますし、孤島文明と秩序を失った人間が本能のままに覇権を争ったりというのは、映画になってもいるウィリアム・ゴールディング小説蝿の王」が下敷きにならざるを得ないのは言うまでもないと思います。そういった題材とテーマを、トルストイ映画化した「コーカサスの虜」(1996年)と、浅野忠信主演の「モンゴル」(2007年)の両作品で、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた脚本家アリフ・アリエブが、どのように描いているか?!興味深いところです。監督新人のアレクサンドル・メルニックです。日本ではあわよくばDVDスルーかな?!という映画ですが、いずれ観られる機会もあるかもしれないので、ちょっと紹介しておきました。 ↓ の動画は、本作を紹介しているロシアのニュース映像で、メイキングの様子も見られるので、興味のある方はご覧下さい。

日本語版はみのもんたで決定?!の「クイズ$ミリオネア」を映画化した「ぼくと1ルピーの神様」が写真を初公開!!

ぼくと1ルピーの神様-1
日本で映画化すれば、みのもんたに出てもらうしか仕方のない、一世を風靡した人気番組「クイズ$ミリオネア」をネタにした、ヴィカス・スワラップ小説ぼくと1ルピーの神様」を、「ミリオンズ」(2004年)でも大金をめぐる騒動をテーマにした、ダニー・ボイル監督(↓写真)がメガホンをとった、邦題は「ぼくと1ルピーの神様」しかあり得ない最新作スラムドッグ・ミリオネア」(Slumdog Millionaire)の写真です。海外ではヴェネチア国際映画祭よりも、遥かに注目を集めているアメリカ・コロラド州開催中テリュライド映画祭目玉映画の一本である、インドを舞台にした本作は、スラム出身の少年ジャマールが、インド版クイズ$ミリオネア」に出演し、見事に全問正解で、賞金20万ルピー(日本円で約50万円ですが、インドでは大統領の月給の4倍のスゴイ大金)を得ますが、ロクに教育を受けたこともないジャマールが正解できたのは、きっと不正のカンニングをしたに違いないとされ、警察でひどい取調べを受けるハメに…。しかし、その取調べから、ストリート・チルドレンのジャマールが過酷なスラムの暮らしで経験してきた、虐待や、人殺し強盗などの出来事の中に、たまたまクイズの答えのヒントがあったことがわかっていく…という、過去と現在とがフラッシュバックする構成の作品です。そして、ジャマールが「クイズ$ミリオネア」に出たのは、実はお金が目当てではなかったことがわかるのですが…、果たして、そのジャマールのファイナル・アンサーとは何なのかッ?!、がお楽しみということですね。主人公のジャマールを演じてるデヴ・パテールは、イギリス人気青春ドラマスキンズ」にレギュラー出演してたのを見初められ、本作で映画デビューを果した新人脚本は、「フル・モンティ」(1997年)や、「シャンプー台のむこうに」(2000年)などのサイモン・ビューフォイです。本作は、ワーナー・ブラザース20世紀FOXダークヒーロー映画ウォッチメン」の権利をめぐり、裁判で争う最中に、その20世紀FOX傘下のフォックス・サーチライト・ピクチャーズワーナー・ブラザースが、アメリカでは仲よく共同配給する作品として、変な意味でちょっと目立ってしまった映画。「ウォッチメンファンからすれば、おまいら、「ぼくと1ルピーの神様は一緒にやれるのになんでウォッチメンではモメてんだよッ!!とグチりたくなりますね。ま、それぞれの経緯がある訳ですが、これが両社仲直りの兆しになればと願います。でないと、映画がオクラ入りでは、幸運の1ルピーも手にできなくなっちゃいますよ!!、で、オクラ入りにならない本作は、2009年全米公開の予定日本公開では、みのもんたが何らかの形でズバッとからむんでしょうか?!
ぼくと1ルピーの神様-2
ぼくと1ルピーの神様-3

どんな映画にもグレムリンが出てきて、バットマンやインディ・ジョーンズが大弱りのおもしろ動画!!


グレムリン-ポスターベルギー短編映画アニメを作っている、サッシャ・フェインナー(Sacha Feiner)さんが、自分ひとりで2ヶ月かけて作った、「グレムリン」シリーズへのトリビュート・ビデオです。かわいいギズモから生まれた、不気味なグレムリンたちが、自分たちの映画が収録されたPVR(パーソナル・ビデオ・レコーダー)の中で、他の映画にデジタル信号を伝って?!侵入し、イタズラをしていくという設定ですね。SFXの驚異的な出来栄えが大絶賛され、ネットで話題になっている作品です。動画に出てくるグレムリンは、サッシャさんの自作のパペットで、それを撮影したものをコンピューターに取り込み、顔の表情などの加工を施した上で、グレムリンたちが侵略する元の映画と合成したそうです。サッシャさんは、子どもの時に「グレムリン」(1984年)を観て、大ファンになり、「グレムリングッズのコレクターとして、実際に映画に使用された小道具なんかも所有してるそうです。そんな彼が、この「グレムリン」の動画を作ろうと思い立った動機は、「グレムリン2 新・種・誕・生」(1990年)の中で、グレムリンが映画館の映写室を乗っ取る場面があり、劇場版では、単にフィルムの上映が途切れるだけなのに、90年代に発売されたVHSバージョンでは、そのシーンで、この動画のようにグレムリンがジョン・ウェインの映画に侵入するサービス・カットがあったとのこと。けれど、それが現在のDVD版には収録されていないことが不満だったからだそうです。さすがマニアだけあって、細かい指摘ですね。また、サッシャさん的には、こうして今一度、「グレムリンの魅力を伝えることで、「グレムリン3を作ってよ!!と呼びかけたいようで、動画には「グレムリン3へのウォームアップ」という副題もつけられています。「エクソシスト」(1973年)で悪霊にとり憑かれた?グレムリンの頭が180度回転するとこが、芸が細かくていいなぁ~と気に入ったのですが、みなさんはどの場面がよかったですか?!

アン・ハサウェイ主演の超常現象スリラー最新作「パッセンジャーズ」の予告編!!

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日本では10月11日から公開される、今夏、アメリカで大ヒットになったスパイ・コメディ映画ゲットスマート」で、向こう見ずな女スパイエージェント99を演じ、新たな魅力を披露した、「プラダを着た悪魔」(2006年)で人気アン・ハサウェイホラー・ジャンルに挑戦した超常現象スリラー最新作パッセンジャーズ」の予告編です。本作でアン・ハサウェイが演じてるのは、グリーフ・カウンセラーのクレア。グリーフ・カウンセラーとは聞きなれない職業ですが、人災や天災などの突然の不幸で、心に痛手を負った人たちの立ち直りを手助けする尊い役割の専門カウンセラー。そんなクレアが担当するのが、飛行機事故の悲惨な墜落から奇跡的に助かった生存者たちなのですが、カウンセリング後、生存者たちが謎の失踪を遂げ、クレアの信用は失墜することに…。そんな中、生存者のひとりエリクは事故で助かり、生れ変わった自分に不思議なパワーが宿っていることに気づき、その力がクレアの秘められた過去の謎を解くことに…、とまぁ、こんな調子のお話です。神秘の能力を得るエリクを演じてるのは、ココGAPコマーシャルで、クレア・デインズ見事なダンスを舞ったのに、最後はズボンを脱がされるパトリック・ウィルソンです。パトリック・ウィルソンは、アメリカでは9月19日から公開になる、サミュエル・L・ジャクソン拷問好きのサイコな隣人で、しかも警官だったなら…という、最悪すぎてサイコーの映画レイクビュー・テラス」も楽しみですが、先日来より、裁判のニュース(ココココ)をお届けしている、ダークヒーロー映画ウォッチメン」で、主役のようなポジションを獲得したので、同映画が公開予定の2009年には大飛躍を遂げそうです。他の共演者は、クレア・デュヴァル(「HEROES/ヒーローズ」)、デヴィッド・モース(「コンタクト」1997年)、ダイアン・ウィースト(「シザーハンズ」1990年)といった、映画通の方なら、悪くないんじゃないか?!と思えるようなキャスティング監督は、ガブリエル・バーン主演の精神科医のカウンセリングのドラマイン・トリートメント」が当った、「美しい人」(2005年)のロドリゴ・ガルシアです。と言う訳で、なるほど、だからアン・ハサウェイの主人公もカウンセラーかッ!!オチがつきましたね。アメリカでは10月24日から限定公開で上映。監督が監督だけに、単純なホラーや超常現象ものではなさそうなおもしろそうな映画なんですが、ビジネスとしてはDVDでのセールスがメインになりそうです。↓のポスターも、映画のポスターと言うよりは、DVDスルー映画のジャケットのような感じですもんね…。本作は、ソニー・ピクチャーズの作品ですが、果たして日本では映画館で封切ってもらえるのでしょうか?!
パッセンジャーズ-ポスター

「ソウ」シリーズ最新作「SAW5」の写真をロシアのサイトがスッパ抜きで世界初公開!!

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今や、ハリウッド映画の情報アメリカよりも速くなりつつある?!、ロシアの映画サイトFILMZ.RU世界で最初に公開した、「ソウ」シリーズ最新作SAW5」の写真です!!、ご覧のように、トビン・ベル演じる死んだはずのジグソウが登場!!ココのポスターのように、誰かがジグソウの仮面を被っているのか?!、それとも、ジグソウは不死身なのか?!、その謎解きは、映画をご覧になるまでのお楽しみ!!ということですね。↓の写真で、はりつけの拷問にあっているのは、もしや、「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班」のウェストン・フィールド?!、という訳で、グレッグ・ブリック。その↓で、穴から顔を出しているのは、ハリウッド版着信アリ」の「ワン・ミス・コール」(2008年)のミーガン・グッドです。そして、コスタス・マンディロアホフマン刑事に、先に公開された写真では、空だった水槽に水が溜まってきたスコット・パターソンストラム捜査官ですね。アメリカでの10月24日公開までには、水が満杯に溜まって、映画が始まる前に死んじゃう?!、もしかしたら、このストラム捜査官の水攻めは、映画の冒頭のプロローグ的な場面で、だから、こんな風に拷問のネタばらしを公開してるのかもしれません。本作の日本公開11月28日(金)。予告編はコチラです。続きを読むの後にも、写真を5枚上げているので、ご覧下さい。
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SAW5の写真の続きはこちら → 

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謎の「血潮」の手紙でビックリさせやがったヴァンパイア・ドラマ「トゥルーブラッド」が全貌を現した予告編!!

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今年5月アメリカで、暗号で書いた不気味な血潮の手紙をメディアに送りつけるというセンセーショナルな事件(事件記事はココ解決記事はココ)を起こしてくれた、アンナ・パキン主演のHBOヴァンパイア・ドラマトゥルーブラッド」ですが、覚えておられる方は、そろそろ放送スタートだし、予告編とか、ドラマをチラッと観られる動画はないの?!と思っているかもしれないので、ご期待に応え?!、と言うか、ネタをふった責任上シメとして予告編をあげておきますね。9月7日からアメリカとカナダで放送される、この新ドラマは、チャーレイン・ハリス小説満月と血とキスと」をドラマ化したもので、日本人お利口さんの科学者人工血液を発明し、↓のポスターで宣伝してるヴァンパイア向け栄養タップリの血液ドリンクが発売されたお陰で、吸血鬼たちが人間を襲わなくなり両者が共存できる社会が実現したという設定。「X-メン」シリーズでは他人の生気を吸いとっていたアンナ・パキンが、人の心を読める不思議な力を持った人間のウェイトレスの主人公スーキーを演じ、ヴァンパイアのビル(スティーヴン・モイヤー)と、ふたりで怪事件を解決していくのですが、人間とヴァンパイアとの間には差別の溝があり、ふたりの関係は…という、「ロミオ&ジュリエット」のような要素もある内容です。ドラマがヒットして、日本でも運良くDVDが出るのは、ン年先?!になるかと思いますが、「ピアノ・レッスン」(1993年)で、11歳アカデミー賞助演女優賞を受賞した天才子役アンナ・パキン初の連続ドラマなので、見逃せないです。そのアンナ・パキンの映画の最新作は、ハロウィンをテーマにしたホラーのアンソロジートリック・オア・トリート」(Trick ‘r Treat)。この映画も、作品を抱えすぎでバブル状態のワーナー・ブラザースが面倒くさくなったのか?!、興行は見送られる見込みで、DVDスルーになりそうな気配です。「トゥルーブラッド」は、冒頭の「血潮の手紙を筆頭に、非常に手の凝んだヴァイラル・マーケティングの口コミ宣伝を展開した点が特筆されており、そこに便乗してやれ!!と思ったらしい、ミーガン・フォックス最新作青春ホラー・コメディ映画ジェニファーズ・ボディ」(2009年公開)の変なポスターがココにあるので、興味のある方はご覧ください。
トゥルーブラッド-ポスター

「トランスフォーマー2」でもマイケル・ベイ本領発揮の大爆破の動画と、真の脚本家ロベルト・オルチによるテーマの解説!!

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トランスフォーマー2-4今週はずっと、カリフォルニアのロングビーチ周辺でロケを行なっていた最新作トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」の爆破シーンを盗み撮りしたスパイ・ビデオです。現場では、漢字の交通標識(写真)を設置するなどして、中国?!に見立てられており、恐らくは、ココで紹介したペンシルバニア・ベツレヘムで撮影した場面の前後なのかもしれません。それにしても、何台もの車が一気に爆発!!横転する、このシーンだけを観ても、おぉーッ!!マイケル・ベイやんけーッ!!とわかる、いかにも同監督らしいアクションの雰囲気ですね。さて、この「トランスフォーマー2」について、「トランスフォーマー」のファン・サイトトランスフォーマー・ワールド2005 で、ファンと質疑応答を行なった本作の真の脚本家で、「ワタシも書いたのよ!!」とのたまうミーガン・フォックスに脚本家を名乗らせてあげている優しいロベルト・オルチは、シャイア・ラブーフ交通事故の影響による撮り直しなどが、幸いにして無かったことを明かしましたが、マイケル・ベイ監督が述べたような(ココ)、シャイアの負傷場面を追加し、映画の中でシャイアが自分の左手をかばっても不自然にならないように伏線を張ったとのことです。また、前作では予算の都合で描けなかった要素を盛り込んだ続編の本作は、シャイアとバンブルビー前線でデストロンと闘う兵士たち、そして、国防省の要人らといった、大きく分けて、3つの視点からのストーリー同時進行する構成(前作も似た感じですよね)がとられているそうで、およその上映時間は、たぶん前作(2時間25分)と同じぐらいだろうとのことです。予告編は、年末ぐらいにリリースではないか?!と述べています。
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さらに、これはスピルバーグ映画の大ファンの方じゃないと、言ってるニュアンスがわかりにくいかもしれませんが、この「トランスフォーマー」シリーズは、スピルバーグ監督の映画会社ドリームワークスの製作ですが、映画を作っているスタッフは、気持ちの上では、その前身となるスピルバーグ個人の製作プロダクションアンブリン(←必見の動画)の作品なんだと、あえて意識し、アンブリン時代の往年の名作、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)、「グレムリン」(1984年)などの系譜につながる娯楽映画のつもりで製作しているとのことです。わかる人には期待が高まる方針ですよね。最後に、ロベルト・オルチは、本作のテーマとして、故郷や実家を離れた時に、自分が直面する責任にどう対処するか?!ということを掲げています。なので、この続編では、シャイア・ラブーフの主人公サムは大学に進学し、家族のいる実家のある街を離れることになりますが、それは同時にサムを、故郷の星セイバートロンを遠く離れ地球にやって来たオートボットたちと同じ立場にすることが目的だと述べています。要するに、独立を目指し、大人へと一歩前進したサムが、オートボットたちの気持ちを前よりも理解し、互いの絆を深めることで、共に敵と立ち向かう勇気を手にしていく物語のようですね。そんな、爆発だけじゃなく、少年の成長を描いた感動的な映画でもある「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」は、2009年6月全米公開脚本を仕上げたのは、ミーガン・フォックスということにしておいてあげてくださいね!!
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最新作「トランスポーター3」のジェイソン・ステイサムが、やっぱり得意の横っ飛びを披露してしまったポスター!!

トランスポーター3
先週末、アメリカで公開された最新作近未来カーアクション映画デスレース」が初登場第3位と、あまり加速の利いたスタートではなかったジェイソン・ステイサムが、今度こそはアクセル全開1位をもぎ取りたいと思っている、シリーズ最新作トランスポーター3」のポスターは、先週、ココ腕時計の宣伝みたいなフランス版を紹介したのですが、新たに↑アメリカ版のポスターが公開され、案の定ジェイソン・ステイサムが得意の横っ飛びをしてしまいました!!、案の定…と言うのは、↓シリーズ前2作ポスターをご覧いただければわかるように、なんだよどれも似た構図じゃねえかッ!!ということです。ま、シリーズなので、イメージを同一化していくのは当然なんですが、ジェイソン・ステイサムの跳躍姿勢には、毎度、微妙な無理を感じてしまいます。特に第1作(下左)なんて、どうしても、「がきデカ」のこまわり君の死刑!!連想してしまうんですが…。とりあえず、「3」でも、まだ飛び続けてるジェイソン・ステイサムは、着地点を求めて、さらに「4」、「5と続けるつもりかもしれませんが、横っ飛びで前には飛んでいないので、キャリアの飛躍にはならなさそうです。この「トランスポーター3」(予告編)は海外では11月から公開。プロデューサーのリュック・ベッソンにとっては、ガソリン代高騰頭痛のタネでしょうね!!
トランスポータートランスポーター2

クエンティン・タランティーノの戦争映画「イングロリアス・バスターズ」で、ブラピの宿敵の残酷ナチ将校にドイツの無名俳優が決定!!

クエンティン・タランティーノ-スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ
クリストフ・ワルツお友だちのサイモン・ペグに出演を断られて以来(ココ)、しばらく音沙汰がなかった、今週末からアメリカで出演作の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(2007年)が公開になるクエンティン・タランティーノ監督の最新作の戦争映画イングロリアス・バスターズ」で、ブラッド・ピット演じる兵隊やくざ軍団のリーダー、アルド・レイン中佐宿敵となる、“ユダヤ人ハンター”の残酷なナチス将校ハンス・ランダ役に、オーストリア出身52歳の俳優クリストフ・ワルツ(←写真)が決定したと発表されました!!、と言われても、それ誰やねん?!という感じで、インパクトがないと思うのですが、クリストフ・ワルツはドイツのテレビで活躍している俳優で、すでに30年以上のキャリアがあり、無数のテレビドラマと、たまに映画にも出演していますが、国際的にはまるで無名の人です。なので、彼がどんなパフォーマンスの役者なのか?!は、ドイツ人のテレビ好きじゃないと、ちょっと測り知りようがありません。そのため、ブラッド・ピットと対決する大役に、この抜擢が良いのか?!悪いのか?!、欧米のメディアでも判断の予測をつけかねています。このハンス・ランダ役については、アメリカの「バラエティ」の記者が、レオナルド・ディカプリオ7月17日クエンティン・タランティーノ監督と打ち合わせし、演じることになりそうだと、日時・場所まで特定し、自分の願望?!、それとも妄想?!を、映画メディア最高の権威からの確定情報として流したことから、一気に、ブラッド・ピットVSレオナルド・ディカプリオの殺し合い!!という、夢の対決にファンが沸き立ったのですが、それに比べると、結局、ドイツの無名のテレビ俳優に落ち着いたというのは、かなりトーン・ダウンした印象になってしまいました。しかし、キャスティングの得意なクエンティン・タランティーノ監督が、無名でロクでもない俳優を選ぶ訳がないことから、このクリストフ・ワルツという人は、それなりのカリスマの持ち主ではないか?!と思うのですが、ドイツでは、この「イングロリアス・バスターズ」の内容を批判したバッシングが起きているので、メジャーなドイツ人俳優は、自分も叩かれるリスクを懸念し、出演を避けたかもしれません。クリストフ・ワルツは、ドイツ語・英語・フランス語と3ヶ国語を話すトリリンガルとのことなので、言葉の壁がないことも、抜擢の決め手のひとつだったかもしれませんね。また、さらに同時に発表されたキャスティングとして、すでにココで決定と伝えた、ナスターシャ・キンスキー降板することになり、その代わりとして、ダイアン・クルーガー(↓写真)が出演することになりました!!、ダイアン・クルーガーについては説明はいらないと思いますが、ニコラス・ケイジの「ナショナル・トレジャー」シリーズでヒロインを演じてる、ドイツ人の美人女優です。ダイアン・クルーガーが演じるのは、ブリギット・フォン・ハマースマルクという役名で、クリストフ・ワルツのハンス・ランダ将校の情婦?のような役と見られています。もしかすると、クリストフ・ワルツとのバランスを考え、ナスターシャ・キンスキーから、ダイアン・クルーガーに変更したのかもしれません。今回、発表された2人のキャストは、かなり重要な役だと思うのですが、クリストフ・ワルツが無名なので…、映画のイメージは鮮明になるどころか、かえって謎めいてしまいました。まだイングロリアス・バスターズの兵隊やくざたちのキャストも完了していませんし、ヒロインのショシャンナも未定なので、今後のキャスティングにさらに期待したいと思いますが、本作の撮影は、当初の10月13日から、1日だけ遅らせて14日にスタートの予定。まさかタランティーノは撮り進めながらキャストを増やしていったりして?!
ダイアン・クルーガー

リメイク版「ポルターガイスト」で悪霊がとり憑くのは「砂と霧の家」?!

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先日、ココでお伝えした、スティーヴン・スピルバーグ監督の度を越した監修のもとで、ホラー映画のカルト監督トビー・フーパーが作った、1982年傑作ホラーポルターガイスト」のリメイクの企画ですが、監督の第1候補として、ヴァディム・パールマンが、映画を製作するMGMと詰めの話し合いに入ったというニュースが飛び出し、驚きを集めています。驚きを集める理由は、ウクライナ出身のヴァディム・パールマン監督が、オスカー3部門にノミネートされた、2003年のデビュー作の文芸映画砂と霧の家」も然り、2作めの最新作ライフ・ビフォー・ハー・アイズ(The Life Before Her Eyes)」(2008年/海外公開済)でも、優れた構成で、人間の深い葛藤を描くドラマ映画の名匠だからです。そんなヴァディム・パールマン監督をホラー映画のリメイクに起用しようというセンスは、かなり変わっていますが、MGMは、すでにスタートした「ロボコップ」のリメイク(内容的には続編)を、やはり、「レクイエム・フォー・ドリーム」(2000年)などのアート系映画の監督ダーレン・アロノフスキーに託しています。その方針に沿えば、ヴァディム・パールマン監督でポルターガイスト」というのも、うなづけますが、ヴァディム・パールマン監督は過去に、「自分の心に語りかけてくるテーマのない映画は作らない」と、自分の映画作りへのポリシーを述べており、いったい、トビー・フーパーの映画から、どんなことが心に語りかけてきたものか?!、ヴァディム・パールマン監督の「ポルターガイストへの見方など、今後の発言が注目されます。ヴァディム・パールマン監督の「砂と霧の家」は、このブログで引用する時は必ず、「必見」や「絶対にお薦め」、「とにかく観ろ!!」とイチ押しをつけることにしている名作で、主演はベン・キングズレージェニファー・コネリー家の売買をめぐり、誰も悪い人じゃないのに、事態が良くない方にばかり転がっていく世の中の現実の矛盾に逆らえない人の心の葛藤を描いた良質なドラマです。日本未公開の「ライフ・ビフォー・ハー・アイズ」は、マイケル・ムーア監督が「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002年)で取り上げた、コロンバイン高校の銃乱射をモデルとする事件で生き残った女性が、払拭できずに抱え続ける罪悪感のジレンマを、ユマ・サーマン見事に演じきった傑作。と、こうして並べてみると、卓越した演出力で、前者では“”を象徴的に浮き彫りにすることに成功し、後者死と罪のイメージにまとわりつかれる苦悩のゴースト・ストーリーとも言えることを合わせると、「ポルターガイストにならなくもないのですが…、もしかしてMGMのプロデューサーもこんな風にヴァディム・パールマン監督を口説いた?!、いずれにしろ、MGMは、才能的には第1級の名監督を持ってくることで、それぞれのリメイク映画を、単にヒーロー・アクションや、ホラーとは呼べない作品に仕上げたいのでしょうか?!、MGMの賭けが吉と出るのか?!凶なのか?!、今後の続報にご期待ください!!、そんな訳で、ついでに「ライフ・ビフォー・ハー・アイズ」の予告編を観てください。必見ですよ。
http://www.movieweb.com/v/V08C56ajEGMTVY