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CGアニメ全盛の時代に、あえて、ディズニーの伝統である手描きセル・アニメを復活させ、内容も、ロマンチックなブロードウェイ・スタイルのプリンセス・ミュージカルという、ディズニー・ファン感涙の最新作「ザ・フロッグ・プリンセス」の予告編です。ディズニー史上初の黒人プリンセス、ティアナが主人公の本作は、世界各地で様々なパターンで語り継がれている「カエルとお姫さま」(又は「カエルの王子」)をベースにした物語です。予告編は、カエルと唇を交わすキスを嫌がるティアナの、ちょっとユーモラスでかわいい場面ですが、キスしちゃえば、カエルは王子に変わるのに~ッ!!ということですよね?!、また、ジャズ調の音楽が使われているのは、物語の舞台が1920年代(ジャズ・エイジ)のニューオーリンズに時代設定されているからです。そんなジャジーな音楽を担当するのは、ニューオーリンズ出身のランディ・ニューマン。ランディ・ニューマンは、ピクサーの「トイ・ストーリー」(1995年)や、「モンスターズ・インク」(2001年)などの他、ミロス・フォアマン監督の1981年の作品「ラグタイム」で、ジャズのルーツである音楽、ラグタイムをフィーチャーした作曲も手がけているので、まさに本作には打ってつけの起用ですね。監督は、「リトル・マーメイド」(1989年)のジョン・マスカーと、ロン・クレメンツのコンビです。ティアナの声は、「ドリームガールズ」(2006年)の美声、アニカ・ノニ・ローズ。と、このように紹介しつつも、残念ながら、本作の公開は、アメリカで2009年12月と、かなりの先で、日本では2010年公開必至で、再来年になっちゃいますね…。ま、“手描き”なので、ジックリと時間をかけて作ってもらいましょう!!