自動車のワイパーを発明した天才の悲喜こもごもの人生を描いた伝記映画「フラッシュ・オブ・ジーニアス」の予告編!!

http://www.movieweb.com/v/V08G5acvyGKOQV
クルマのワイパーに変わるモノを発明したらノーベル賞とか、大富豪になれるなど、よく冗談半分に言われて、何だか邪魔者あつかいのようなワイパーですが、そのワイパーが無ければ雨の日にクルマを走らせられないのだから、やはり、ワイパーの発明者は偉大です。じゃ、そのワイパーの発明者はさぞかしリッチで優雅な人生を過ごしたのかと思いきや、実はそれがそうでもないんですよ、というのが、この伝記映画フラッシュ・オブ・ジーニアス」(Flash of Genius)です。本作の主人公は、クルマのワイパーの発明に人生を費やした実在の大学教授のロバート・カーンズ。台所のジューサーを改造したりして、家族から叱られながらも、1969年ワイパーの仕組みを完成した彼は、世界最大の自動車メーカーフォードに売り込みに行きます。即座に気に入られた彼のワイパーはフォードの車に採用され、ロバートは、この特許で大金持ちになり、迷惑をかけてきた家族にも報いられると期待しますが、フォードはワイパーの設計を盗んで自分たちの発明とすることに…。大企業から圧力をかけられ、普通の個人は泣き寝入りしてしまいそうですが、ロバートはあきらめずに、フォード相手に訴訟を起こし、弁護士を雇うお金がないので、自分で自分を弁護しながら、長年かけて最高裁にまで持ち込み、ついにフォードから3000万ドル(30億円以上)の賠償金を勝ち取って、ワイパーを自分の発明だと認めさせたという実話の映画化です。フランシス・フォード・コッポラ監督の「タッカー」(1988年)という、やはり、自動車の発明をめぐり、個人の自動車メーカーと巨大企業が闘う映画がありましたが、あちらはまさにアメリカン・ドリームを追う者の姿を描き、カッコよかったのに比べ、本作は似たような話でも、キコキコ左右に動くワイパーだけという辺りが、ちょっとマヌケな感じがして、コメディの空気が感じられます。そんな微妙にユーモラスな本作で主人公を演じてるのは、グレッグ・キニアです。「恋愛小説家」(1997年)や「リトル・ミス・サンシャイン」(2006年)などで、中途半端な二枚目としての魅力と演技力を発揮してきたように、どこかズッコケた役を演らせればピカイチの彼なので、本作の主演はまさにハマリ役になっていそうです。そして、その信念は強いけど、少し頼りなげでもある夫を支えている妻は、TVドラマ「ギルモア・ガールズ」や、ヴィン・ディーゼル主演の「キャプテン・ウルフ」(2005年)などのローレン・グレアム。ワイパーの発明者なんてレアなポイントに目をつけた監督は、クライヴ・オーウェン傑作近未来SFトゥモロー・ワールド」(2006年)や、ザック・スナイダー監督の走るゾンビ映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」などのプロデューサーとして知られるマーク・エイブラハムで、本作でベテラン・プロデューサーから監督への転身を計っています。最後にタイトルの「フラッシュ・オブ・ジーニアス」ですが、これは“天才のひらめき”という意味以外に、“天才の希望”という訳し方もできるので、“ひらめきの発明の物語であると同時に、最後まで希望を捨てずに闘った主人公の姿を象徴して、二重に意味がかけ合わされています。ベタな感動映画のような本作ですが、実話としての重みが、観る人に勇気を与えてくれる気がします。また、こういう単純に正義や真実良心を追い求めるテーマを描き続けるのが、アメリカ映画の美徳のように思います。 ↓ 下のポスター個人対巨大組織という映画の図式がシンボリックですね。スター不在のワイパーの映画なので、日本では映画館での公開は無理かな?と思うのですが、DVDででもリリースされることを希望します。本作はアメリカでは、今年10月25日に封切りです。なお、実在のロバート・カーンズ氏は、2005年にお亡くなりになられています故人の業績を偲ぶ意味でも、映画ができて良かったですね。
フラッシュ・オブ・ジーニアス

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中