ピクサー・アニメのアンドリュー・スタントン監督が、偉大なSF映画の先輩「エイリアン」(1979年)に敬意を表したいからと、自身の最新作「WALL・E / ウォーリー」(日本12月公開)に声の出演をしてもらったシガニー・ウィーバーが、芸能情報誌の“OK! マガジン”の取材の中で、「エイリアン」シリーズへ復帰の意志があることをほのめかしました。シガニー・ウィーバーは、これまでも何かにつけ、「エイリアン」復帰を語っているので、もう、あまり誰も耳を貸さないのですが、今回は、オリジナルのリドリー・スコット監督も共にその気であると語り、来年2009年が、「エイリアン」第1作から30周年にあたるため、シガニー・ウィーバーのコメントが本当か?、真偽のほどが少し注目されています。が、一方、シルベスター・スタローンが「ランボー 最後の戦場」(2007年)、ハリソン・フォードが「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(公開中)と、それぞれレトロなシリーズを復活させ、大成功したので、シガニー・ウィーバーは、負けじと自分も…と刺激されただけとの冷めた見方もあります。「エイリアン」シリーズでシガニー・ウィーバーが演じたリプリーは闘うヒロインの草分け的キャラクターとして、誰もが敬意を抱いていますが、果たして、冷凍睡眠で若さを維持している訳でもない、もはや58歳となり、、左上の写真のような格好はできそうもない、シガニー・ウィーバーのリプリーを、今さらファンが観たいか?!は疑問です。先の「インディ・ジョーンズ4」も興行的には、確かに大成功ですが、65歳のハリソン・フォードの疲れた姿にガッカリの大勢の観客が、こんな「インディ・ジョーンズ」なら観たくなかった…と、忘れようとしてるのと同じ悲惨なことにもなりかねません。加えて、シガニー・ウィーバーは、自分を差し置いて、エイリアン・ハンターにプレデターを起用した20世紀フォックスは、シリーズを低俗なものに堕落したと、同社を批判し続けているだけに、20世紀フォックスが彼女をシリーズに復帰させるか?!も微妙です。この件に今後の進展はなさそうに思うのですが、シガニー・ウィーバーの言うように、もし、リドリー・スコット監督が、新しい「エイリアン」のアイディアを本当に持っているのなら、それは楽しみだと思うのですが…。