http://www.movieweb.com/v/V08F1hmowyFIKM
↑ 上の最新作「ヘルボーイⅡ:ゴールデンアーミー」(アメリカ7月11日公開)の動画は、とりあえず、ご覧いただくとして、本作の監督ギレルモ・デル・トロの最新情報をお届けします。ギレルモ・デル・トロが、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのプリクエール「ホビット」2部作を、これから4年間かけて作ることは、これまで何度もお伝えしていますが、この「ヘルボーイⅡ:ゴールデンアーミー」のプレミア上映のインタビューで、ギレルモ・デル・トロは「『ホビット』は必ずしも2部作とは決まっていない…」と、もしかすると「ホビット」の2本めは作らないかもしれない?とも解釈できる驚きの発言を行い、代わりに「ホビット」後の企画として、新たに「フランケンシュタイン」について語りました。「フランケンシュタイン」はギレルモ・デル・トロが以前から興味を持っている企画です。昨2007年末にギレルモ・デル・トロは、ケネス・ブラナーが監督し、ロバート・デ・ニーロがモンスターを演じた「フランケンシュタイン」(1994年)について、「フランク・ダラボンの脚本は良かったが、ケネス・ブラナーが失敗した…」と発言したことから、その同じフランク・ダラボンの脚本をベースに、ギレルモ・デル・トロが「フランケンシュタイン」を撮り直すのではないか?!とウワサされていたのですが、どうやら、それを実現に向け、本格化していくようです。となれば、気になるモンスター役の俳優ですが、ギレルモ・デル・トロはその場で、「すでにモンスターは、「ヘルボーイ」シリーズで半魚人のエイブ・サピエン( ↓ 写真下)を演じている、ダグ・ジョーンズに決めている」と断言しました。ギレルモ・デル・トロは「フランケンシュタインのモンスターのデザインで気に入っているのは、バーニー・ライトソンが描いたモンスターだけ。ダグ・ジョーンズは、バーニー・ライトソンのモンスターを体現できる」とし、すでに「ホビット」でシルヴァン・エルフの王に配役したと言われるダグ・ジョーンズへの厚い信頼を表明しています。ダグ・ジョーンズは、ギレルモ・デル・トロの代表作「パンズ・ラビリンス」(2006年)でも、モンスターのような牧羊神パンを演じています。
ちなみにギレルモ・デル・トロが引用したバーニー・ライトソンは、映画界では、アニメ「ヘヴィメタル」(1981年)や「ゴーストバスターズ」(1984年)、最近では「ミスト」(2007年)などのクリーチャー・デザインで知られる、多数のホラー系コミックを手がけてきたイラストレーター・画家で、そのバーニー・ライトソンが1983年に発表した「フランケンシュタイン」のモンスターのイラスト(右→)は、過去のどのフランケンシュタイのモンスターにも似ておらず、その独創性も含め、フランケンシュタイン史上最高のモンスターと評されています。ギレルモ・デル・トロは、「ホビット」製作の4年間の傍ら、「フランケンシュタイン」の企画開発を並行して進めると語っていますが、万一、「ホビット」の2本めが製作されない、またはギレルモ・デル・トロが監督しないとなった場合は、もう少し早まるのかもしれません。しかし、「ヘルボーイ」のファンとしては、「フランケンシュタイン」よりも、ネオ・ナチ軍団とヘルボーイが壮絶すぎる闘いを展開する、とんでもない超アクション巨編にするとギレルモ・デル・トロが予告してる「ヘルボーイ3」を先に撮ってくれた方がうれしいんですけど…。さて、ひとまず軽く流してしまった「ホビット」の2本めについてですが、ギレルモ・デル・トロが慎重な態度に発言を切り替えたのは、映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの第1作め(2001年)へつなげるオリジナル・ストーリーの部分の開発に関して、様々な方面から難しい課題(ファンの反発や、相変わらずの著作権上の法律問題)が浮上しつつあるからのようです。自由にやりたいギレルモ・デル・トロは、ちょっと「ホビット」がウザくなってきたのかもしれません…。「ホビット」は気長に見守っときましょう。
日別アーカイブ: 7月 5, 2008
ケイト・ハドソンがママの大傑作コメディ「ファール・プレイ」を名コンビのマシュー・マコノヒーとリメイク!!
今年5月に最新の共演作「フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石」が封切られた、「10日間で男を上手にフル方法」(2003年)の名コンビ、ケイト・ハドソンとマシュー・マコノヒーが、共演作の第3弾として、ケイトのママ、ゴールディ・ホーンが30年前に主演した大傑作コメディ映画「ファール・プレイ」(1978年)のリメイクを検討中と、WENN(ワールド・エンタテイメント・ニュース・ネットワーク)が伝えました。「ファール・プレイ」(←ポスター左)は、暗殺計画を偶然、知ってしまい、命を狙われるゴールディ・ホーンを、刑事のチェビー・チェイスが守りながら、ふたりで暗殺を阻止し、事件を解決する…というストーリー。後にジェーン・フォンダの大ヒット・コメディ映画「9時から5時まで」(1980年)を撮るコリン・ヒギンズ監督の、得意のヒッチコック・タッチのサスペンス風演出によるコメディという個性が最も活かされた作品で、そのヒッチコック監督の「知りすぎていた男」(1956年)など、いくつかの名作映画のパロディが交えられているのが特徴のドタバタ・コメディです。名作「風の歌を聴け」(1981年)の大森一樹監督が自著の中で「映画館で本当に声を出して笑ったのは「ファール・プレイ」ぐらいかなぁ…」とか、他人が隣りにいる映画館では、そんなに笑えないと、リアルな指摘を前置いて書いていたと思うのですが、「ファール・プレイ」は本当におもしろくて、愛らしい映画です!!、歴代コメディ映画のベスト1と言いきってもいいかもしれません!!、ケイト・ハドソンは「そういう話もあるだけで、脚本家もまだ採用していません…」と、あくまでも仮の話としていますが、名作「サボテンの花」(1969年)でアカデミー助演女優賞を与えられ、スピルバーグ監督の映画デビュー作「続・激突!/カージャック」(1974年)の主演女優もつとめた、偉大なコメディエンヌ、ゴールディ・ホーンと、映画史に埋もれて、いずれ確実に忘れられる小品の「ファール・プレイ」に再び、スポットが当てられる、再評価の機会になれば…と思うので、ぜひ、ママの最高傑作を現代に復活する孝行を、ケイト・ハドソンは実現してほしいと願います。 ↓ 下は、その「ファール・プレイ」からの動画です。暗殺阻止に駆けつけるため、タクシーを拝借したゴールディ・ホーンとチェビー・チェイスですが、そこには言葉の通じない日本人の老夫婦が乗っていて…という場面です。チェビー・チェイスが刑事だと説明するのに、ゴールディ・ホーンが、「彼はコジャックのような者よ!!」と、テリー・サバラスの大ヒットTVドラマ「刑事コジャック」を例に出すのが、いかにも、その当時らしいです。「ファール・プレイ」に興味を持たれた方は、ぜひ、レンタル店で探してみてください。
ピクサー最新作「WALL・E / ウォーリー」の前座の短編アニメ「プレスト」を全編丸ごと公開!!
http://www.videolog.tv/ajax/codigoPlayer.php?id_video=343906&v=b0/2d/343906&v_hd=b0/2d/343906_HD&relacionados=S&default=S&lang=null&cor_fundo=000000&swf=1&width=424&height=318
先月、ココで30秒の短い動画で紹介した、ディズニー・ピクサー最新アニメ「WALL・E / ウォーリー」の冒頭につけられている、ダグ・スゥイートランド監督の短編アニメ「プレスト」の全編です。エサをくれないマジシャンのプレストに、手品のタネのウサギのアレックが復讐!!、でも、その災いが…という、コミカルなドタバタ・ギャグ・アニメです。「プレスト」は12月日本公開の「WALL・E / ウォーリー」に先がけ、8月に開催の広島国際アニメーションフェスティバルでも上映されます。※途中で動画が止まり、スペイン語のリンクが出るかもしれませんが、無視しとけば、すぐに続きが始まります。2回めは出ないかも…。
スタンリー・キューブリック監督のシャイニングな目線になれるCM!!


マイケル・ベイ監督によるバットマン最新作「ダークナイト」の没シナリオが流出!!
Spill.com という映画サイトが公開した、最新作「トランスフォーマー2」を撮影中のマイケル・ベイ監督(写真)が、自ら執筆し、ワーナー・ブラザースに持ち込んだと伝えられているバットマン最新作「ダークナイト」のシナリオです。このマイケル・ベイ版「バットマン/ダークナイト」のストーリーは、バットマンとペンタゴン(国防総省)がタッグを組み、ジョーカーと結託したテロ組織を倒すという、ちょっと現在のダークなバットマン・シリーズにふさわしくない内容で、世界中のすべてのインターネット・サイトを同時にハッキングするとか、無理のある荒唐無稽な展開が含まれているそうです。全文を読んだ人の感想では、カーチェイス→ 爆発!!→ エロいギャル→ カーチェイ→ 大爆発!!!→ エロいギャル…のくり返しで、まさにマイケル・ベイの映画だッ!!とのことです。↑ 上の写真の表紙に赤ペンで「マイケルへ。申し出、ありがとう。でも、これはちょっと方向性が違ってる」と、この脚本を没にした人のコメントが書かれていますが、そんなバットマンなら却下されて当然でしょう!!、好かれてるのか?、嫌われてるのか?、よくわからない、イジラレッぱなしのマイケル・ベイ監督だけに、手の込んだイタズラの可能性もありますが、とりあえず、話のネタとしてはおもしろかったので、あげておきました。ま、お口直しに、↓ 下の新たに見つけた、バットマン最新作「ダークナイト」の動画でも、ご覧下さい。本作は8月2日、3日に先行公開、9日から本格上映です。続きを読むの後に、マイケル・ベイ作「バットマン/ダークナイト」から抜粋のシナリオ頁の写真をあげているので、興味のある方は、クリックで拡大して、読んでみてください。
http://www.iklipz.com/flashplayer/FLVPlayeriKlipz.swf?configFile=http%3A//www.iklipz.com/flashplayer/servers.xml&streamName=dff44142-9d65-4dc9-9ab0-e599895b7ce7&movieID=b6315e87-7cba-4fc2-b0cf-943a79fb4395&photoName=646c4107-c233-43f3-963d-b6247d6fc68a.jpg&isFullScreen=false
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★マイケル・ベイの未完の傑作「ダークナイト」はこちら →
新作「ターミネーター4」の審判が下った?廃墟セットの写真を追加!!
“VideoETA”という映画情報も配信している、DVDガイドのサイトが公開した、シリーズ最新作「ターミネーター・サルべーション/ザ・フューチャー・ビギンズ」が、ニューメキシコ州アルバカーキに造った廃墟セットの写真です。“VideoETA”は、昨日、ココで紹介したニューヨーク・タイムズが公開の「ターミネーター4」の廃墟セットの写真を見て、同じ場所の写真が、5月に匿名のユーザーから投稿されていたのを思い出し、慌てて、自分たちも公開した次第です。確かに、この廃墟セットだけを見せられ、「ターミネーター4」ですよと言われても、裏づけがないと信じられないのは無理もありません。それをニューヨーク・タイムズのような大新聞が紹介したので、裏がとれたということですね。ニューヨーク・タイムズはもちろん、映画撮影をコーディネートしている、アルバカーキのフィルム・コミッションまで取材してるので、疑う余地はありません。しかし、この写真を投稿した匿名の人は、初めから「T4」のセットを探しに行ったのか?、それとも、たまたま偶然、通りかかって、後から調べたのか?、どっちなんでしょう?、もし、後者なら、この場所でいったい何が起きたのか?!と怖かったろうと思います。ホントにいったい、何が起きたのか?!、「T4」で、この廃墟セットを観るのが楽しみですね。「ターミネーター・サルべーション/ザ・フューチャー・ビギンズ」は、アメリカで2009年5月公開の予定です。続きを読むの後にも、写真をあげているので、廃墟好きの方はご覧ください。
★「ターミネーター4」廃墟めぐりはこちら →