海外旅行残酷拷問大量流血殺戮絵巻の人身売買エロ・ホラー映画「ホステル」シリーズの最新作「ホステル3」がDVDスルーの映画として製作が始まるというニュースを、先週、ココでお伝えした際、シリーズの看板監督イーライ・ロスは関わらないので、誰が撮るのか?!という疑問が残ったままでしたが、どうやら、シリーズの製作総指揮をつとめてきたスコット・スピーゲルが監督することになりそうです。スコット・スピーゲルは、プロデューサー、監督、俳優と映画の世界で多彩なキャリアを持っている人ですが、手がけてきた仕事よりも、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督の高校の時からの連れ!!(出演作も主にサム・ライミの映画)とか、レンタルビデオ屋の店員だったクエンティン・タランティーノを映画界に紹介した人!!など、才能のある人を発見し、引き立ててきた交友関係で有名な人で、イーライ・ロス監督の製作プロダクション、ロウ・ナーヴも、スコット・スピーゲルが一緒に立ち上げています。なので、テイスト的には、そんなにダメな作品はできないかな?!、と思いますが、イーライ・ロスがこれまでに監督した「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」(1999年)などのDVDスルー映画は一般的には認められていません。でも、マニアな人にはウケていたりもします(笑)。スコット・スピーゲルは現在、4年ぶりの監督作となる「スプリング・ブレイク’83」という、高校生の時にイジメられた借りを大学生になって返そうとする4人組のコメディ映画を製作中なので、それが完成してから、「ホステル3」に取りかかるのではないでしょうか。 ↑ 上の写真は、左から、ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ、フランク・ダラボン、スコット・スピーゲルです。スコット・スピーゲルだけ、ヒット作も名作も作ってませんが、他の監督の傑作は彼がいなければ生れなかったことを考えると、彼の存在は、現代のロジャー・コーマンのように讃えられるべきかもしれません。