すでにラッセル・クロウとシエナ・ミラーが出演を決めているリドリー・スコット監督の最新作「ノッティングガム」で、先の2人と三角関係の恋愛劇を演じる主人公のロビン・フッド役に、「コントロール」(2007年)のサム・ライリーが決まりそうです。サム・ライリーは、その「コントロール」(監督は写真家のアントン・コービン)での、伝説のバンド、ジョン・ディヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスの演技が、ラッセル・クロウから大絶賛され、難航するロビン・フッド役に、ラッセル・クロウがサム・ライリーを強力に推薦したことから、思いがけず、大役を手にすることになりそうです。27歳のシエナ・ミラーと、28歳のサム・ライリーとでは、見た目にも恋に落ちる間柄を、お互い演じるにふさわしく、リドリー・スコットも納得しそうなので、サム・ライリーでほぼ決定ではないでしょうか。リドリー・スコット監督の「ノッティングガム」は、ケビン・コスナーが主演した「ロビン・フッド」(1991年)のようなヒーロー映画ではなく、ラッセル・クロウの演じる代官サー・ロバートと、ロビン・フッドが、シエナ・ミラーのメイド・マリアンを奪い合うという、主に人間関係に焦点を当てた、リ・イマジニングのドラマ映画となる模様で、ショーン・コネリーとオードリー・ヘップバーンの「ロビンとマリアン」(1976年)に近い作品かもしれません。とは言え、「グラディエーター」(2000年)コンビのリドリー・スコットとラッセル・クロウだし、見せ場的なアクションはちゃんと用意されているのでは?、公開は海外で2009年11月の予定です。