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↑上の、突然、気が狂ったように、同僚に暴力をふるい暴れ出すサラリーマンがオフィスを修羅場と化していく動画は、Youtubeなどの動画サイトに投稿されていたのが、今週、世界中の人たちから発見され、いったい、何が起きたのか?!、この監視カメラの映像の会社はどこなのか?!と、騒がれていたものですが、これが実は、アンジェリーナ・ジョリー最新作「ウォンテッド」(日本9月27日公開)の監督ティムール・ベクマンベトフが、同映画の宣伝のために、口コミの話題作りとして、自ら監督し作った、やらせビデオらしいことがわかりました。動画をご覧になられても、アンジェーリーナ・ジョリーや、映画「ウォンテッド」につながるヒントは見つけられなかったと思うのですが、結局、誰にも映画の口コミ宣伝と気づいてもらえす、動画が流出モノの暴力ビデオとして一人歩きし、社会から問題視され始めたことで、ヤバイ!!と感じたティムール・ベクマンベトフが、自らのブログで、種明かしのヒントを出し、ようやく、この動画が現実の狂気の暴力事件ではなく、アンジェリーナ・ジョリーの映画の宣伝であることが判明した次第です。ティムール・ベクマンベトフのブログは、彼の母国語のロシア語で書かれているため、まだ欧米のメディアでも詳細な経緯や、動画に込めた意味は正確につかめてませんが、監督本人から、いずれ謝罪のコメントなどが発表されるかもしれません。映画「ウォンテッド」は、まさに原作のコミック・ブックをそのまま映像化したような、過剰なアクション描写がウケて、期待を集めていましたが、このタチの悪いイタズラのような、モラルに欠ける、人を不安にさせた暴力ビデオはやりすぎと、翻って、映画の前評判にケチをつける結果となってしまいました。恐らくは、この動画を見た人が、↓下の予告編の中で、同僚に暴力をふるうジェームズ・マカヴォイの姿を連想してくれることを期待したのでしょうが、それを世間一般に求めるのは、ちょっとムシがよすぎました…。J・J・エイブラムス製作のモンスター映画「クローバーフィールド」(2008年)が、インターネットで謎めいた情報を流し、それを口コミで広めたバイラル・マーケティングで、映画館を満員にしたことから、第2、第3の「クローバーフィールド」を目指して、いろんな映画が、ヴァイラル・マーケティングにチャレンジしてきましたが、ほとんどはセンスがなく、失敗に終わっています…。
↓ティムール・ベクマンベトフ監督とアンジェリーナ・ジョリー。
↓「ウォンテッド」予告編-オフィスのカットに注目。
http://www.traileraddict.com/emb/4532