「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督の実質的なデビュー作で、カルト人気の1981年の自主製作ホラー映画「死霊のはらわた」をミュージカル化しようと、フツーは思わないことを考えたバカ野朗たちにより、2004年に初演され、現在もカナダで上演されている、知ってる人は知っている有名なミュージカル版「死霊のはらわた」(Evil Dead)のポスターを集めました。ホラーだけどミュージカル!!、ミュージカルだけどホラー!!、というミスマッチな舞台の妙をひと目でわかってもらうため、誰でも知ってる名作ミュージカル「マンマ・ミーア!」、「へアスプレー」、「レ・ミゼラブル」の有名なデザインのポスターをゾンビ化し、タイトルを全部、「Evil Dead」=「死霊のはらわた」に書きかえてやったぜッ!!という暴挙とも、単にイタズラとも言えるようなポスターで、こういうのは大好きです!!、最初にバカ野朗と書いた、このミュージカルの演出は、カナダ人のクリストファー・ボンド、振り付けは「ミス・サイゴン」などの舞台で俳優として、3度もトニー賞を受賞しているヒントン・バトルなので、本当はバカ野朗ではありません。ヒントン・バトルは、2006年の映画「ドリームガールズ」にも出演しています。一番下の動画は、こんな感じの舞台ですよ~というチラ見せです。ホラー好きのおたくとミュージカル好きの彼女が一緒に行けそうな素晴らしい舞台のようですッ!!
日別アーカイブ: 5月 29, 2008
ウィル・スミスの「ハンコック」が完成のメド立たないままテレビスポットをオンエアー?!
http://www.movieweb.com/v/V08E68mvxADNOW
日本の映倫にあたるMPAA(アメリカ映画業協会)の審査で、ヒーロー映画なのに「R指定」(17歳以下保護者同伴)を食らい、子どもたちが自由に観に行けないことから、撮りなおすハメになったばかりか(ココ参照)、世界のメディアの注目を集めるべく、オーストラリアで用意されてた、多額の予算をつぎ込んだリッチな完成披露ワールド・プレミア上映までキャンセルして、さらに大損害を食らった、ウィル・スミス主演の「ハンコック」が、ご覧のようにバッチリ、7月2日公開と日付けまで断言したテレビスポットを放送し、アララ、映画、間に合うのかよ?!と心配されています。もちろん、R指定版を公開すればいいだけのことですが、それでは興行のマイナスになるため、撮り直した場面との差し替え再々編集を必死で行なっています。それでも、再々々となる3度めの審査で、「R指定」を解除してもらえる保証はないのですが…、果たして、「ハンコック」はMPAAの基準に適った健全な映画?に生まれ変われるでしょうか?!、ちなみに、日本での公開も8月30日で決まったようですが、日米のモラル・ギャップやカルチャーの違いから、日本の映倫が「ハンコック」にイチャモンをつけるとは思えません。しかし、考えれば、この騒動のおかげで、映画を製作したソニー・ピクチャーズは、「ハンコック」の一般公開版と、R指定版の2種類のブルーレイを少なくともアメリカでは売ることができそうですッ?!
5月29日(木)の映画ねたニュースよせあつめヘッドライン!!(第3版)
エディ・マーフィーの代表作「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズの新作をパラマウント映画が製作決定し、2010年公開を目指す。オリジナルの製作者ジェリー・ブラッカイマーにより、2009年公開と報じてたメディアもあるが、それはなくなった模様。新作に関与してる旧作の関係者は今のところ出演のエディ・マーフィーのみ。ウケないコメディ映画に専念した結果、落ち目のエディ・マーフィーがキャリアのふりだしに戻ろうと、自ら企画し、パラマウントに持ち込んだものが晴れて承認された経緯。但し、脚本などはできていない。監督はブレット・ラトナーがあたる予定だが、どんな映画も最初はブレット・ラトナーが監督で企画がスタートするので、この点はアテにならない。そのブレット・ラトナーは以前、伝えた「プレイボーイ」の映画の件で、ロバート・ダウニー・Jrと会食し、映画化に向け前進したとメディアにコメントした。会食は本当だが、「前進」は怪しいかも…?
←昨日、お伝えした新スパイダーマンのキャスティングの噂をソニー・ピクチャーズが否定。「情報は根拠がなく、事実ではない。愚かなデタラメ」と同情報を掲載した映画サイトなどにメールで声明を出した。ただし、「スパイダーマン4」製作の可否まではふれていない。「スパイダーマン」の話題が増えてきたのは何か動きがあるのかも?!
←「ロード・オブ・ザ・リング」でイアン・ホルムが演じたビルボ・バギンズ役を、「銀河ヒッチハイク・ガイド」で知られるマーティン・フリーマンが演じ、ギレルモ・デル・トロ監督の大作「ホビット」に主演するだろうと憶測されている。ギレルモ・デル・トロと製作のピーター・ジャクソンは「ある俳優」の起用で意見が合致し、ほぼ、その人物に決めたらしいが、発表は1年後とだけ「エンパイア」誌にコメントし、それが誰かは明かしていない。気の早いファンはすでにご覧のようなマーティン・フリーマン版「ホビット」のフェイク・ポスターを製作し、発表を待ち望んでいる。
→人気コメディドラマ「The Office」のレイン・ウィルソンが「トランスフォーマー2」に出演。大学教授の役を演じ、シャイア・ラブーフに勉強を教える?!、レイン・ウィルソン自身は、「まずロボットに変形し、それから車にトランスフォームできる教授なんだ!!」と、自分の役を説明しているが、もちろん、そんな映画ではありません!!
←大ヒットコメディ「ハロルドとクマー/グァンタナモからの脱出」の7月29日にアメリカで発売されるDVDが、観る人がゲーム感覚で自分でストーリー展開を選べるRPGのようなインタラクティブ・ムービーとして製作し直されている。新たに追加されるのは27シーンの予定。ストーリーを選択する分岐点が何ヵ所あるか?は不明だが、とりあえず、オリジナルを含めて、28以上の展開にはなる?!、映画とゲームのまさにハイブリッドですね。
←ジョージ・クルーニー47歳が、恋人の元ラスベガスのカクテル・ウェイトレス兼モデルのサラ・ラーソン29歳と破局。スターとウェイトレスの恋は1年間で終わったが、交際のおかげで有名になったサラは、今年2008年の「ピープル」誌による「最も美しい100人」のひとりに選ばれ、今後はモデルを本業に食べていけそう?!
→トム・クルーズ主演作なのに公開が先送りされ、失敗作と噂の「ワルキューレ」(写真左)と、まったく同じストーリーの、ヒトラー暗殺に失敗するナチ将校をモデルの2004年の元ネタ・ドイツ映画「オペレーション・ワルキューレ」の北米配給権をワインスタイン・カンパニーが取得した。同社がこの映画をどう公開するか?は不明だが、トム・クルーズの映画にケチがつけられそう…。ドイツ版の主演は「善き人のためのソナタ」のセバスチャン・コッホ。日本ではとっくに、2005年にDVDがリリースされている。
←ジョニデが演じ有名になった最低映画の監督エド・ウッドの代表作(?)「プラン9・フロム・アウタースペース」(1959年)が、来年2009年が50周年に加え、2009年9月9日にリリースすれば、ゴロあわせでウケるだろうというテキトーな考えで、ダークストーン・エンタテインメントという製作プロがリメイクする。オリジナルのSFホラーのストーリーをマジメに怖い映画として作るそうだが、エド・ウッドもマジメに作った結果、お笑いになった。そんなカルトの要素がないなら、リメイクは単にDVDスルー映画の1本として終わりそう…。
ダークナイトのバットマンが白いヒゲ生やしてマヌケな「牛乳キャペーン」のポスター!!
ハンナ・モンタナ=マイリー・サイラスを中心に展開していた、カリフォルニアの牛乳生産者らによる「1日3杯は牛乳を飲もう!!」キャンペーン(ココ参照)の新キャラクターとして、バットマンが登場し、牛乳飲んだ後にできる白ヒゲをつけて、気取っていますッ!!、マイリーの時は、「昼は女優で夜はロックシンガーという彼女の元気と美容を支えるのはミルクの力!!」という売りで、それなりにキレイにコピーらしく聞こえていたのですが、バットマンともなると、「昼は億万長者で夜は悪と闘う正義のヒーロー!!、そのバットマンのパワーの源は牛乳だ!!」というのは、何だか嘘っぽく聞こえます。ま、今回は男の子向けということなんでしょう!!、アメリカのお母さんは、このバットマンの白ヒゲ面を子どもに見せて、「ホラ、あんたもバットマンの真似して、早く牛乳飲みなさい!!」とか、嫌がる子どもに無理強いしてるのでしょうか?!、しかし、二面性を強調のキャラでいくなら、「ダークナイト」(日本8月9日公開)でバットマンの強敵となる、まさに顔が左右で不気味に違うトゥーフェイスを使うべきだった?!、↓下は新たにリリースされたバットマンとジョーカーのバナーです。カンヌ映画祭が終わり、「インディ・ジョーンズ4」公開のフィーバーが少し落ち着き、映画の話題に隙ができるタイミングを見て、バットマンの宣伝が復活したようですね。バットマンの牛乳キャンペーンのサイトはココです。
タイのズッコケちゃう変なCMを3本立て!!!!!!
★明るければ、おばけも怖くない?!
ピクニックで食事してる家族のもとに、次々に怖いというよりはキタナイと言うか、変な意味でキモくて見モノのおばけたちが現われ、子どもがお父さんに、「お父さん、あのおばけは何?」と質問し、お父さんがそれに答えてあげます。途中、オカマちゃんまで、子どもから、おばけ扱いされ、お父さんが「アレはおばけじゃなくて、女装趣味の変態だよ…」と声をひそめてるのがおかしいですね。で、結局、コレ、何のCMなの?という感じですが、最後に電球が消され暗くなると、いきなり、お笑いだったおばけたちが怖く見える(?)ことから、「明るければ、怖いものはありません」という、電球メーカーのCMだったことがわかります。それにしても、タイのおばけは変ッ!!!、ところで、屋外なのに電球消したら暗くなるのはなぜ?!とかは言わないことッ!!
★ヤモリの愛を引き裂くもの、それは天井のヒビ割れ…
ヤモリが後追い心中をするという悲恋のラブストーリー?をネタに、天井のCMをしている訳ですが、天井のCMというのも、お国柄と言うか…、日本では観たことない気がします。まぁ、日本でも壁材の業者だとテレビCMを行なったりしてますから、似たようなものかもしれませんが、そう、しょっちゅう買うモンでもないし、たいてい、専門業者に選んでもらうと思うので、CMの効果ってあるんでしょうか…??
★黒いからって、黒人は悪いヒトじゃないよ!!
風船を失くして泣いてる女の子のために、黒人の青年が危険を顧みず、高い照明塔に登り、ひっかかった風船を取って返してあげようとしますが、お母さんから変態かロリコンかと思われ、「うちの子に何するのよ?!」と怒られ、母子は逃げ出してしまいます。手にむなしく風船だけが残った青年が家に帰り、風船を手放すと、天井には同じような風船がいくつも…。青年が何度も似たような嫌な経験をしていることを視聴者に暗示し、ナレーションと字幕で「時に外見は真実を欺きます…」というメッセージが伝えられます。ここまでだと道徳的なCMかもしれませんが、その後、青年が歯ブラシのベッドに横たわり??……黒いからって悪い訳じゃないと、青年を歯磨きに見立てるという、そんなアホな?!的表現で、商品の「黒い歯磨き」がPRされます。イマ時、こんなあからさまな「人種差別」の描き方をするのも珍しいですが、ましてや、それで商品をアピールというのは、国によっては、少しモラルを問われることになるかもしれません。が、ま、そこはタイらしく、細かいことは気にせず大らかにッ!!、と言うことでしょうが、「微笑みの国」なのに差別があるの?!