本当は不良のアクション・スターではなくて、ドミニカ共和国に映画学校を開校するなど、発展途上国の映画文化の向上に努めている、かなり立派な映画人、ヴィン・ディーゼルの最新作「バビロンA.D.」の新しい予告編です。近未来を舞台に、遺伝子操作で人工的に作り出される「救世主」の誕生をめぐり、謎のカルト教団を相手に、ヴィン・ディーゼルが久しぶりにタフなヒーローを演じてくれています!!、と、こんなにアクション・ヒーローが似合うスターなのに、カメラの後ろが好きなヴィン・ディーゼルは、自作自演の歴史アクション大作「Hannibal the Conqueror」(2009年公開)で、いよいよ本格的に監督進出しちゃいますが、「バビロンA.D.」の監督マチュー・カソヴィッツも俳優(「バースデイ・ガール」2002年)だけに、きっと2人で、監督と俳優のキャリアのかけもちの仕方を、撮影の合間など相談してたんじゃないでしょうか?!、共演は、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」(日本11月公開)にも出てて、ハリウッド映画に重みを持たせる名バイ・プレーヤーになりつつあるミシェール・ヨーです。海外では今年8月から公開。ポスターはココ、メイキング動画はココにあります。この映画、早く観てーな!!
日別アーカイブ: 5月 26, 2008
「G.I.ジョー」のバロネスが流血のカッコいいシエナ・ミラーと、ポロリンしちゃって恥かしいシエナ・ミラーをまとめて、どーぞッ!!
チェコ共和国のプラハで撮影中の2009年夏のアクション超大作「G.I.ジョー」(監督スティーヴン・ソマーズ)に出演中のシエナ・ミラー(「スターダスト」2007年)です。銃をかまえた流血で笑顔とは妙な写真ですが、取り巻きの撮影見物のファンにサービスでスマイルをしてみせたようですね。「G.I.ジョー」と闘うコブラの女戦士バロネスとして、黒のタイトなバトルスーツに身を包み、かなりカッコいいシエナ・ミラーですが、ボンデージ風にボディラインが露わになるので(ココも見て)、男どもはつい、妙なフェチ心をくすぐられ、中身を想像してしまうのでは?!、なので期待?に応え、シエナ・ミラーが本作の撮影前に出かけたバカンスで、思わずビーチでポロリンしちゃった写真を、続きを読むの後にあげておきましたッ!!、カッコいいコブラ・コマンダーのシエナ・ミラーと、オッパイ飛び出てビックリのシエナ・ミラーのちょっとマヌケな姿の落差でムフムフしてください!!、ホレ、クリック、クリック!!
「インディ・ジョーンズ / クリスタル・スカルの王国」が1億5千万ドルの大ヒットでも海賊には敵わない?!
先週22日にアメリカで公開された「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(日本6月14日先行公開)の週末オープニング興行の成績が、最終的に1億2,600万ドルに達すると見込まれています。本作は4,260館で公開中なので、1館あたり2万9,500ドル以上の売上げとなりそうです。公開4週めに入った、この夏、最初の大ヒット作「アイアンマン」(日本9月27日公開)は現在までに、アメリカ国内でのトータルの興収が、2億5,231万4,000ドルであり、「インディ・ジョーンズ4」は4日間で、「アイアンマン」の半分まで追いついたことになります。アメリカでは明日となる月曜日はメモリアル・デーの祝日(戦没将兵追悼記念日)なため、先週、木曜日から公開の「インディ・ジョーンズ4」の明日も含めた5日間のトータル予測は、1億5,100万ドルと莫大な数字が見積もられています。しかしながら、昨年同時期公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2007年)が持つ、金曜日から月曜日までの4日間で1億3,980万ドルという、メモリアルデーの週末興行記録歴代第1位の座には及ばず、残念ながら、インディ・ジョーンズは海賊の前に屈することになりそうです。それにしても、これだけ爆発的大ヒットでもなお、メディアからは期待以下と言われてしまうスピルバーグ監督はどうすればいいのか?!、3割打っても不振と言われるマリナーズのイチローと同じで、天才は大変です…。ちなみに、「インディ・ジョーンズ4」の海外セールスの数字はすでに、1億4,300万ドルを超えており、やっぱりバケモノ映画ですよッ!!
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがフランスに60億円でお城を購入し、さよなら、ハリウッド!!
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、フランスのエックス・アン・プロヴァンス地方にある、35の寝室と屋外プールに屋内プール、ビリヤード室、ジム、サウナ、ジャクジー、ダンスホール、そして、ワイン用のブドウ畑と湖に森まである1000エーカー(400ha=東京ディズニーランド8個分?!)の敷地を誇るシャトー・ミラベルというお城を60億円で購入し、すでに数億円相当の家具調度品を整え、3カ月以内にフランスに引越す予定。おいおい、フランス長期滞在はカンヌ映画祭が目的じゃなく、引越し準備だったのかよ?!、写真は、お金を使い果たして呆れ顔のブラピとそんなことは気にしないアンジーが出産予定の双子の女の子のために買い物の様子??
カンヌ映画祭パルムドールの「ENTRE LES MURS(壁の間に)」の予告編を観てみましょう!!
昨日25日、閉幕した第61回カンヌ国際映画祭で最高の栄誉パルムドールに選ばれたフランス映画「ENTRE LES MURS(壁の間に)」(英題:The Class)の予告編です。期待されていたスティーヴン・ソダーバーグ監督のキューバ革命の闘士、チェ・ゲバラを描いた2部作(「アルゼンチン」と「ゲリラ」、ココ参照)は、主演のベニチオ・デル・トロの主演男優賞にとどまり、審査委員長のショーン・ペンは「ミスティック・リバー」(2003年)でオスカー獲らせてやった恩を返せよ!と思っていたかもしれないクリント・イーストウッド監督の「チェンジリング(又は「ジ・エクスチェンジ」)」(ココに動画)は特別賞でお茶を濁され、あまり注目されていなかった本作がパルムドールに選ばれたことで、驚きの声と同時に、「カンヌ・パルムドール」という冠を興行に利用したかった映画の関係者らは、パルムドールであろうと、なかろうと、それほどヒットの見込めなさそうな映画に賞を持っていかれたことで、さぞガッカリ?!、しかし、ハリウッドの反骨児でアウトサイダーのショーン・ペンを審査委員長にしちゃった以上、良いと思った映画を選べば、それでいいんだよ!!と、ギョーカイの都合なんか無視して、彼が自分の趣味にあった映画を選ぶことは目に見えていたので、当然の結果と言えそうです。ショーン・ペンは「ENTRE LES MURS(壁の間に)」に出てくる不良中坊らに、自分の面影を重ね、共感したのかもしれませんね。さて、そんな「ENTRE LES MURS(壁の間に)」は、主演をつとめた元国語教師で、映画評論家のフランソワ・ベゴドーが、自分の先生時代の体験に基づいて著わした半自伝的な同名小説を映画化した作品です。世界中のどこの学校でも起きる先生と生徒の衝突や、生徒間のトラブルに加え、舞台の国際都市パリらしく、人種やカルチャーの違う生徒ら同士の反発といった、そんな壁の間にはさまるようなクラスの出来事を、同時に複数台のビデオカメラをまわし、映画というよりはドキュメンタリー的に、フランソワ・ベゴドーが先生経験を活かして、実際にクラスをまとめていくような感じで製作した擬似ドキュメンタリーのような映画と紹介されています。レビューでは、フランソワ・ベゴドーの先生の姿が感銘を与えると称賛されており、映画の作り方に新しい手法を試みた点も評価されているようです。監督は、前作「ヘディング・サウス」(2006年)でも、リゾートで若い男買いに走るオバチャン3人?を通し、カルチャーのぶつかりや、コミュニケーションをテーマにしていたローラン・カンテです。「金八先生」や「ごくせん」などと似通った部分もありそうなので、日本では当らないこともない?!、とりあえず、この手の映画にありがちな、忘れた頃に公開され、気づくと観逃してる…という悲劇を避けるため、予告編を観て、記憶にとどめておきましょう!!、本作は本国フランスでは今年10月15日公開なので、日本では2009年公開になりそうでしょうか?

5月26日(月)の映画ねたニュースよせあつめヘッドライン!!(第2版)
←ココで紹介した、ナチスが月面基地からやってくるフィンランド映画「アイアンスカイ」のエネルギア・プロダクションが、カンヌ映画祭での営業により、共同製作にブラインド・スポット・プロダクションと、27フィルムズの参加を獲得。ナチスが地球に帰還する日が近づいた。
←ハリソン・フォードのジャック・ライアン・シリーズ、「パトリオット・ゲーム」(1992年)、「今そこにある危機」(1994年)のプロデューサー、メイス・ニューフェルドが、「インディ・ジョーンズ」復活のハリソン・フォードでジャック・ライアンも復活を!とパラマウントに持ちかけたが、パラマウントは若い俳優にしてくれと却下。しかし、ベン・アフレックのジャック・ライアンで若返りを試みた「トータル・フィアーズ」(2002年)で失敗済みのニューフェルドは、もう一発当てられる最後のチャンス!!と食い下がってる模様。果たして、ジャック・ライアンも還ってくるのか?!
↓先月、ココで紹介したハリソン・フォードが胸毛脱毛で森林保護を訴える、環境団体コンサベーション・インターナショナルのCM。撮影は巨匠ヤヌス・カミンスキー!!
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「マッハ!!!!!!!!2」のトニー・ジャーが象の鼻の上で闘ってるポスター!!
タイのアクション・スター、トニー・ジャーがセールスのため、カンヌ映画祭に持ってきた「マッハ!!!!!!!!2」のポスターです。象でも騎馬戦?と言うかは知りませんが、一見して、映画の舞台はタイの古代?!とわかるように、この最新作は、前作の「マッハ!!!!!!!!」(2003年)とは何の関係もありません!!、でも、「マッハ!!!!!!!!」=原題「Ong Bak」がヒットし、海外マーケットでも好評だったので、それにあやかり、「Ong Bak2」としているだけです。「マッハ!!!!!!!!」、「トム・ヤム・クン!」(2005年)と名コンビだったにも関わらず、トニー・ジャーのわがままな性格?から不仲説が浮上したプラッチャヤー・ピンゲーオ監督が、このブログではおなじみの格闘ヒロイン、ジージャの「チョコレート」(2008年)の方を選んだため、この「マッハ!!!!!!!!2」はトニー・ジャーが自作自演で監督をしています。とは言え、「チョコレート」のプレミア上映やイベントなどに、トニー・ジャーは足げく来てるので、本当に不仲か?、どうかはよくわかりません。プラッチャヤー・ピンゲーオ監督は、トニー・ジャーとジージャが共演する新作アクション映画を撮るとも伝えられています。いずれにしろ、日本でも、この「マッハ!!!!!!!!2」が公開されたら、ブルース・リーや、ジャッキー・チェンといった自分で監督もできる大先輩たちに劣らず、トニー・ジャーがちゃんと監督できているか?、が見ものですね。続きを読むの後に、別バージョンのポスターもあげてるので、クリックしてください。