上下に並べた2つの動画の、上は今日リリースされたばかりの「インクレディブル・ハルク」のテレビスポットCMで、下は2ケ月前にリリースされた最初の予告編です。まずは両方を見比べて、同じ場面の映像の微妙な違いを見つけられるか?!、挑戦してみてください。答えは続きを読むの後です。
http://videomedia.ign.com/ev/ev.swf
http://www.movieweb.com/v/V08C1bouyBCFGI
答えはこちら→
日別アーカイブ: 5月 17, 2008
バットマンの「ウエルカム」の意味がわかった「ダークナイト」のジョーカーの新ポスター!!
左のポスターですが、以前、紹介したココのページで大きく見てもらうと、上の方に「Welcome to a World without Rules」=「ルール無用の世界へようこそ」と書かれてあります。それは単にポスターを見る人に向けての宣伝文句と思ってたのですが、新たに公開された↑上のジョーカーのポスターを見ると、火の粉と破片が舞い落ちています。すなわち、これは左のバットマンのポスターで、バットマークが焼印のようにビルを破壊、炎上した火の粉と破片であり、「ようこそ」とバットマンが招いていたのは、実はこのジョーカーだったというオチのアンサー・ポスターなんですね。「ダークナイト」(日本8月9日公開)のパブリシストの人は宣伝にコッていますが、このジョーカーのポスターの意味をわかってくれる一般の観客は少ないかも…。
戦争映画を作る戦争コメディ「トロピック・サンダー」の、子どもを川に投げ捨てている強烈な予告編!!
http://www.traileraddict.com/emb/4800
この夏、アメリカで公開されるコミック・ヒーローが出ていない映画で、唯一、爆発的な大ヒットが期待されているコメディ映画「トロピック・サンダー」(アメリカ8月15日公開)の予告編です。ベン・スティラーのわがままで幼稚なアクション・スター、スピードマンと、ジャック・ブラック演じる、やたらと1人で何役もやりたがるドラッグ中毒のコメディアンのジェフ、そして、オスカー常連のガチ演技派の役者バカで、役になりきるため美容整形で黒人に人種転換?までするロバード・ダウニー・Jrのカークという、それぞれハリウッド・スターの誰かさんを皮肉ったような設定のバカなスター・トリオが戦争映画で共演しますが、エゴのぶつけ合いで現場は混乱し、予算を使い果たして、映画会社から製作中止を言い渡されます。しかし、どうにかして映画を完成したい監督は、節約のため、みんなを騙し、東南アジアの本当の紛争地帯で撮影を続行することに…という、戦争映画を撮ってるつもりが、実は戦争の真っ只中に放り込まれてたッ?!という映画です。本作には、トム・クルーズがハゲでデブの威張りくさった映画会社の重役でカメオ出演してるそうですが、ハゲでデブの醜いトム・クルーズの姿は映画を観てのお楽しみということで、写真は公開されていません。万一、非公式に公開すると、自動的にトム・クルーズの弁護士から告訴され、多額の賠償金を請求されるので、実は写真を持っているメディアも使えずにしまっています。たかだかコメディ映画のカメオ出演で裁判沙汰をふりかざすトム・クルーズに、本作の関係者ら一同は、出てもらわない方がよかったとタメ息をついていますが…、ナンだよ、役じゃなくて本人が威張りくさった映画会社の重役じゃん!!(トム・クルーズはユナイテッド映画の経営者)と、トム・クルーズの本性がバレてしまいました?!、劇中の監督はスティーヴ・クーガン(「ナイトミュージアム」2006年)ですが、本作自体の監督は主演のベン・スティラーが自分でつとめています。青春映画の名作「リアリティ・バイツ」(1994年)や、カルト映画の「ケーブル・ガイ」(1996年)に続く、ベン・スティラー監督の代表作となるでしょうか?!
イスラエルのレバノン侵攻の封印された悪夢をたどるドキュメンタリー・アニメの傑作「ワルツ・ウィズ・バシール」の予告編!!
開催中のカンヌ映画祭のコンペ部門の注目作品である、イスラエルのアリ・フォルマン監督のドキュメンタリー・アニメ映画「ワルツ・ウィズ・バシール」(Waltz with Bashir)の紹介です。アリ・フォルマン監督は、1997年に日本では「セイント・クララ」というファンタジー映画が公開されていますが、本来は主にイスラエルのテレビでドキュメンタリー作品を発表している社会派の映像作家です。本作は、以前、紹介したアメリカ映画の「シカゴ10」(記事はココ)と同じく、アニメなのにドキュメンタリーという異色の表現スタイルの映画です。「シカゴ10」では、過去の裁判の密室の内幕という記録映像がない素材をテーマとした為、アニメで現実のやり取りを再現した訳ですが、この「ワルツ・ウィズ・バシール」では、アリ・フォルマン監督が自らの記憶をたどる「心の旅」的なテーマが盛り込まれた為、文字通り、心象風景としての幻想シーンも描けるアニメによりドキュメンタリーを作ってみようと考えたとのことです。本作の内容は、アリ監督が、古い友人から、毎晩、26匹の猛犬に襲われる同じ悪夢を見ると打ち明けられたことから始まります。アリ監督は、「26」という数字が…(続きを読むをクリックで予告編)
「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」の最新ポスターとフォト・ギャラリー!!
昨日、ついに予告編が公開され、ココで紹介した「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」が新しいポスターと写真も大量にリリースしてくれているので、お届けします。前作「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」(2001年)では、元プロレスラーのザ・ロックこと、ドウェイン・ジョンソンが演じたスコーピオン・キングのスピンオフ映画「スコーピオン・キング」(2002年)が作られましたが、この最新作でブレンダン・フレイザーとダブル主演のジェット・リーのエンペラー・ハンのスピンオフ映画がもし作られたら、単に中国映画になってしまいそうです?!、そんなカンフー映画のテイストも取り入れた本作の監督は「ワイルド・スピード」(2001年)で有名なロブ・コーエンですが、「ドラゴン/ブルース・リー物語」(1993年)も作っている人だけにカンフー映画はお手のものですッ!!、本作は日本では11月公開予定です。