この最新作「ヘルボーイⅡ:ゴールデンアーミー」(アメリカ7月11日公開)まで、第1作の「ヘルボーイ」(2004年)から4年も待たされましたが、次のすでに予定されているネオナチ軍団とヘルボーイが壮絶な闘いをくり広げるクライマックスの第3弾は、監督のギレルモ・デル・トロが、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのプリクエール(前日譚)「ホビット」2部作をこれから4年間かけて作るため、やっぱり、また少なくとも4年間は待たされることになりそうです。なので、本作はジックリと噛み締めるように観ないとダメですね…。今年夏のアメリカ映画興行のヒーロー・バトルロワイアル(「アイアンマン」、「インディ・ジョーンズ4」、「インクレディブル・ハルク」、「バットマン:ダークナイト」、「ハムナプトラ3」、「ハンコック」)の中で、マニアックな「ヘルボーイⅡ」がどれだけ健闘するか?、大いに期待ですが、観客動員数の売上げでは他の映画に勝てなくても、映画としての醍醐味やオモシロさ、キャラクターの魅力なら、トップを奪えなくもないと思うのですが…。本作の必見の予告編はココです!!
日別アーカイブ: 5月 16, 2008
M・ナイト・シャマラン監督が「俺、チョーすげぇー映画作っちゃったよ!」と自分でほざいてる最新作「ハプニング」の5分間の動画!!
「シックス・センス」(1999年)以後の全作品で裏切られたと感じた観客は、上の動画の冒頭で、M・ナイト・シャマラン監督が、いかに自分が誰も思いつかなかった発想を得て、スゴイ映画を作ってしまったかと自画自賛してるのを聞くだけで、あ、もう、これヤバイわ…と思ってしまうのでは…??
人々が次々と謎の死を遂げるミステリアスな現象と、それから逃れようとする人たちの必死の姿を描いた本作を、早くも試写を観た、シャマラン映画に冷静で好意的なフロスティーさんという、映画業界人?らしき人は、ガマンしきれずインターネットに、「ハプニング」だけは絶対に観るなッ!!、観るべきオチは何もないからッ!!、と警告のレビュー(←ネタバレ注意)を出しています。シャマラン監督は、本作の完成までに2年間を費やしたそうですが、映画を観た人は1時間50分間の損した人生を返せ!!と怒っています。果たして、人生を2年間、消費するだけの価値がある映画なのか?、それとも1時間50分でもつき合うだけバカをみる映画なのか?、ま、とりあえず5分間だけ観て考えてみます?!、日本での公開は7月26日からです。
「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」の予告編を最速でお届け!!
http://www.traileraddict.com/emb/4805
アメリカでは8月1日に公開される、7年ぶりのシリーズ第3弾「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」(日本11月公開予定)から初公開の予告編です。英語の原題「The Mummy」=ミイラが示す通りにエジプトが舞台だった過去の2作から、題名は「The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor」とミイラを引き継ぎながらも、ミイラなんていないのは百も承知の中国に思い切って舞台を変えたことで、予告編で一目瞭然の見た目にも新しい映画にリニューアルされており、シリーズで最高のおもしろさが期待できそうです。特に、本シリーズ以外はヒット作のないブレンダン・フレイザーのそれほど魅力のない主人公を補う形で、ジェット・リーの共演を得たのは強い援軍ではないでしょうか。ただし、ジェット・リーとダブル主演した以上は、本作の前にジェット・リーがジャッキー・チェンとダブル主演した「フォービドゥン・キングダム」(「ドラゴン・キングダム」というイケてない邦題で7月26日公開)を凌ぐ大ヒットが、ブレンダン・フレイザーにはノルマとして課せられてしまいましたが…。以前、紹介した本作のポスターと写真はココ、本作でハリウッド・デビューの美しい香港女優イザベラ・リョンの写真はココです!!
「クローバーフィールド」のJ・J・エイブラムスの新TVシリーズ「フリンジ」の写真と動画!!
先にココでポスターを紹介した、J・J・エイブラムスの新TVシリーズ「フリンジ」の写真と動画を用意しました。「フリンジ」の物語は、ボストン国際空港に着陸した飛行機627便の機内の全員が無残な姿で死に果てていた…という、飛行機の謎の墜落から始まった「LOST」のプロデューサーらしい、飛行機がらみの事件から始まります。主人公は、この怪奇事件を担当することになるFBI捜査官オリビアです。彼女は、パートナーのジョンと捜査を開始しますが、ジョンが何者かに殺されかけ、昏睡状態となり、捜査は行き詰まります。困り果てたオリビアは、超科学を研究しているビショップ博士と息子ピーターに助けを求め、博士の発明により、昏睡のジョンから情報を引き出すと、事件の背後に巨大企業ニナ・シャープが関与していたことを突きとめますが…、というような展開らしいです。主人公のFBI捜査官オリビアを演じるのは、オーストラリア出身なのに、イギリスで主にテレビ女優として活躍していたアナ・トーブです。彼女には同名の叔母がおり、そちらの叔母アナ・トーブは、このドラマを放送するFOXテレビも所有しているニューズ・グループのメディア王ルパート・マードックの新聞社で働いていた元ジャーナリストで、マードックに見初められ結婚し、32年間も連れそった末、3人の子どもをもうけながら、1999年に離婚した人です。そんな世界№1のメディア王と親戚の女優アナ・トーブですが、プライベートの家族構成まではプロフィールには書いていないため、「フリンジ」の主役は、あくまでもオーディションで勝ち獲ったとのことです。確かに、リリースされた動画を見る限り、彼女は実力で役を得たと納得できるのですが、皆さんはどう思われるでしょう?、続きを読むをクリックで、アナ・トーブが活躍している動画2本と、あわせて写真をご覧下さい!!
「LOST」のJ・J・エイブラムスの新TVシリーズ「フリンジ」のエクトプラズムを撮らえたポスター?!
大人気ドラマ「LOST」や、映画「クローバーフィールド」(2008年)など、謎めいた仕掛けの作品を得意としているメディア界の寵児、J・J・エイブラムスがプロデュースする新しいテレビシリーズ「フリンジ」のポスターです。本作は、超常現象と現実の境い目の微妙な領域で活躍するFBI捜査官らのSFミステリーという設定です。新たにどんな奇奇怪怪なストーリー展開でワクワクや、時にイライラをさせてくれるのか??、興味津々です。アメリカでは今秋からFOXテレビで放送開始の予定ですが、日本でも早く追っかけてDVDを出してほしいですね。この「フリンジ」の写真と動画も別にあげているので、あわせてコチラの記事も開いてみて下さい。それでは続きを読むをクリックで、別デザインのクールな「フリンジ」のポスターを3枚、ご覧下さい。…で、上のポスターのモヤモヤはエクトプラズムだと思うんですが、違いますかね?!
「トワイライト 愛した人はヴァンパイア」がメイキング写真を大量公開!!
ヴァンパイアの少年と、人間の少女とのラブストーリーを描いたステファニー・メイヤーのベストセラー小説の映画化「トワイライト 愛した人はヴァンパイア」の撮影現場を、ロサンゼルス・タイムズが取材したメイキング・フォトが公開されました。本作はこれまでにもお伝えしてきたように、アメリカでは公開前から「トワイライト」ブームが起きており、インターネットでの予告編の視聴回数が、公開後36時間で1万ヒットを超え、3日で2万ヒットに達し、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(6月14日先行公開)が作った1週間で4万1,000ヒットという記録は軽く抜いてしまったようです。そんな史上最高の話題作はすでに大ヒットが保証されたも同然で、製作のサミット・エンタテインメントは現在、編集中の第1作のメドがつき次第、公開を待たず、続編「New Moon」と「Eclipse」の2本を同時に撮影するつもりです。監督は第1作のキャサリン・ハードウィックが引き続き担当するものと思われ、キャサリン監督は、「歳をとらないはずのヴァンパイアが、生身の俳優が年齢を重ねることで老けてしまっては、ファンもドンびきだから、いっぺんに全部、撮っちゃうのよ」と、続編をまとめて撮る利点を語っています。「トワイライト」は当らないと見込み、映画化を蹴ってしまったハリウッド・メジャーのパラマウントは、本作が公開される今年12月に、泣いて悔しがるのか?、それとも、予想通りと笑えるのか?、そんなところまで注目されている「トワイライト」です。本作の予告編はココ、ポスターはココです。それでは続きを読むをクリックで、メイキング・フォトをご覧下さい。
SFファンタジー「エンバー / 失われた光の物語」が期待できそな予告編をリリース!!
http://www.movieweb.com/v/V08EcklmrvxLWX
エネルギーを失い、停電しようとしている地下都市エンバーを救おうとする少女と少年の冒険を描いた、ジェニー・デュープロのSFファンタジー文学「エンバー/失われた光の物語」を、トム・ハンクスがプロデューサーとして映画化した「シティ・オブ・エンバー」(City of Ember )の予告編です。ティム・ロビンス、ビル・マーレイ、マーティン・ランドー(「エド・ウッド」1994年)といった、クセのある大人の俳優らを相手に、主人公の少女リーナを演じているのは、「つぐない」(2007年)で、ロモーラ・ガライのブライオニーの少女時代を演じ、13歳でアカデミー助演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナンです。この最初の予告編を見る限りでは、本作は近年のファンタジー映画が陥りがちの、クリーチャーなどの不思議な生き物を見せることや、とにかくCGに頼った、とりあえず視覚的に「ファンタジー」の体裁を作ってしまえという安易な流れに乗らず、ハートに訴えかけるストーリーをキチンと描こうと努めてる、正統派のジュブナイルな冒険ファンタジー映画のように見受けられます。そんな、かなり期待できるかもしれない本作の監督は、アニメ映画「モンスター・ハウス」(2006年)でデビューしたギル・キーナンです。そして、脚本を書き上げたのは、ジョニー・デップとティム・バートン監督の名作「シザー・ハンズ」(1991年)を、原作から手がけたキャロリン・トンプソンであると言えば、さらに、このファンタジー映画はちょっとあなどれないかも?と期待値が上がったのでは?!、続きを読むの後に、本作の先行ポスターもあげておいたので、ご覧下さい。「シティ・オブ・エンバー」はアメリカでは、今年10月10日からロードショーです。
ジェシカ・アルバが喜劇王チャップリンのコスプレしてるグラビア!!
アメリカのビューティー・マガジン「アルレー」(allure)のグラビアで、喜劇王チャーリー・チャップリンに扮してみたジェシカ・アルバ(「噂のアゲメンに恋をした!」明日17日公開)です。ジェシカは最新作が、「オースティン・パワーズ」シリーズのマイク・マイヤーズと共演したコメディ映画「ラブ・グル(The Love Guru )」(アメリカ6月20公開)なことから、グラビアでも何かコミカルなことをやってみようと自ら提案し、コメディと言えばチャップリン!!ということで、放浪紳士チャーリーのコスプレをしてみたとのことです。しかし、実のところは、現在、妊娠中のため、自慢の水着姿を封印するしかないので、代わりに何か考えざるを得なかったというのが本音かも?!、ジェシカ・チャップリンは小道具のベビーカーの中に産まれてくる赤ちゃんの顔を撮影中、想像したてかもね。続きを読むの後に、撮影のメイキング・スナップと「ラブ・グル」の予告編をあげておいたので、ご覧下さい。
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「大いなる陰謀」(2007年)がコケたうえに、最新作「ワルキューレ」がオクラ入りのようになっている絶不調のトム・クルーズが、「今そこにある危機」(1994年)のフィリップ・ノイスが監督する「The 28th Amendment」(憲法修正第28条)への出演契約にサインをし、デンゼル・ワシントンとの初共演が実現することで注目を集めそうです。現実のアメリカ合衆国憲法には、修正第27条までしかないので、アメリカ人には「修正第28条」って何だろう?と思わせるミステリアスなタイトルの本作は、トム・クルーズ演じる大統領が、アメリカ政府は実はデンゼル・ワシントン率いる影の組織に支配されていることを知り、どうにか実権を取り戻そうとするポリティカル・スリラーとのことです。作品選びにあまり失敗しないデンゼル・ワシントンのことですから、シナリオはたぶん充分に練られたものと思われますが、トム・クルーズの正義感あふれる大統領というのは、今さらちょっとハナにつく感じでウザいのでは?、と心配されています。そのデンゼル・ワシントンは現在、1974年に名優ウォルター・マッソーが主演した傑作サスペンス「サブウェイ・パニック」のリメイク「The Taking of Pelham 123」(アメリカ2009年7月公開)を、「デジャヴ」(2006年)でコンビを組んだトニー・スコット監督のもと、ジョン・トラボルタ共演で撮影中です(写真右は同映画の撮影スナップ)。地下鉄をジャックし、乗客を人質に身代金を要求するジョン・トラボルタと、デンゼル・ワシントンの警部が対決するようです。トム・クルーズは、善人役も悪人役も器用にこなすデンゼル・ワシントンを見習い、「The 28th Amendment」(憲法修正第28条)では役を入れ替え、秘密結社を演ったほうがウケると思うんですけどね、新興宗教「サイエントロジー」の影の教祖と不気味がられているだけに…。