男女の三角関係を描いた2002年のデビュー作「XX/XY」で高い評価を受けたオースティン・チック監督が5年ぶりに作った2本めの映画「オーガスト」のポスターです。本作は、ジョシュ・ハートネット演じるニューヨークのITベンチャーの若き創業者が、ドットコムバブルで一夜にして大金持ちになるものの、バブルがはじけ、一気に破滅へと向う会社と自分の人生をどうにか救おうと奮闘する、ひと夏の物語です。現実のアメリカのITバブルは2000年の出来事とされていますが、この映画ではそこをあえて2001年夏を舞台としています。と、ここまで言えば、察しのよい方は気づかれたでしょうが、2001年のニューヨークの夏の終わりと言えば、9月11日の同時多発テロということになり、この映画はどうやら、その悲劇と絡めたエンディングのオチが待ち受けていそうです。レビューの評価は10点満点の5点といった平凡な数字が目立つ本作ですが、ITバブルをテーマにした珍しい映画なので、紹介してみました。「オーガスト」はアメリカで7月から公開です。日本は観られてもDVDスルーでしょうか?、ポスターがファッション・ブランドの宣伝のようにカッコいいですね。では続きを読むをクリックで、「オーガスト」の予告編をご覧下さい。