マイケル・ベイ監督がイタズラにしては手の込んだやり方でガセネタを流し、情報をわざと混乱させてる「トランスフォーマー2」(2009年6月29日アメリカ公開)のヒロインとして、オーストラリアの女優テリーサ・パーマー(写真左。「明日、君がいない」2006年)が起用されたと、日本の映画サイトでも紹介していますが、マイケル・ベイ本人がココの自分のブログで「そんなこと考えたこともないよ」と否定してるように、それはウソで、本当に起用されたのは、オーストラリア出身までは同じのイザベル・ルーカス(写真右)です。テリーサ・パーマーとイザベル・ルーカスは顔が似てるので、映画に詳しくない一般メディアが最初に混同して報道してしまったのでしょう。「トランスフォーマー2」のヒロイン、イザベル・ルーカスはオーストラリアの人気テレビドラマ「ホーム&アウェイ」でブレイクした23歳の女優です。昨2007年にオーストラリアで撮影されたイーサン・ホーク主演のヴァンパイア映画「デイブレーカーズ(Daybreakers)」(今年9月アメリカ公開)で、ハリウッド映画デビューを果しました。また、スピルバーグのドリームワークスと、アメリカの大手ケーブルテレビHBOが共同製作の、第二次大戦中の米海軍が舞台のミニシリーズの大作「パシフィック(The Pacific)」(アメリカ2009年放送予定)のヒロインにも抜擢され、すでに撮影を終えています。恐らくは「パシフィック」での演技がスピルバーグに認められ、「トランスフォーマー2」にもキャスティングされたのではないでしょうか。そんな期待の新進女優のイザベル・ルーカスですが、日本との相性は悪く、昨2007年の秋に反捕鯨運動のため来日し、和歌山県で抗議行動などを行なっています。なので、「トランスフォーマー2」公開の宣伝キャンペーンでも来日は控えてもらったほうがいいかも?!、とりあえず、映画とは無関係な政治的発言だけはやめさせたほうがいいでしょうね…。なお、「トランスフォーマー2」のキャスティングは、6月からスタートする撮影の直前に正式発表があるようです。イザベル・ルーカスはまず間違いないですが、これもまたマイケル・ベイのイタズラだったらゴメンなさい!!