素早いカッティングがクールな短編サイレント映画「ハート・オブ・ザ・ワールド」をご覧下さい!!


カナダの映像作家ガイ・マッデンが、2000年にトロント国際映画祭のために作った短編白黒サイレント映画「ハート・オブ・ザ・ワールド」です。ガイ・マッデンはビジネスマンを経て、映像作家になった人で、本作のような1920年代のサイレント映画風のシュールな映像世界を得意としています。創作活動以外にも、2007年からUCLAの映画学科のフィルム・アーカイブの学芸員として、様々な映画上映プログラムなどの企画を、ガイ・マッデンは行なっています。本作「ハート・オブ・ザ・ワールド」は…、無声映画なので観てもらえばわかるのですが、簡単に説明すると、科学者のアンナが地球の心臓の異常を発見し、世界を救うため、彼女のふたりのボーイフレンドのどちらかに危険な任務を頼もうと悩むのですが、卑しい金持ちの親父にレイプされたアンナは、自身を儚み、自らが犠牲となって地球の核に身を投げ出し、世界を救うのでした…というものです。ここで最後に彼女が救った地球の核に、「キノ」=ドイツ語で「映画」という名前がつけられていたことがわかり、つまりは映画を商業主義にばかりまみれさせず、芸術として大切にしようというメッセージの映画であったことがわかります。映画を愛する人たちに捧げられた、良質の短編映画を味わってください。

「スター・ウォーズ」をゾンビでリメイクの怖いトリビュート写真!!

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サイバーカルチャー雑誌WIRED」のオンライン版が、「スター・ウォーズ」のトリビュート映画ファンボーイズ」(←この問題作の話題はまたいずれ)にちなんで、「スター・ウォーズをフィーチャーしたトリビュート写真のコンテスト(ココ)を行なっています。上はそのコンテストに送られてきた「ゾンビー・スター・ウォーズ」の写真です。もしこんな映画があったら絶対に観たい!!と思わせるツボを得た、グッドなアイディアだと思いませんか?続きを読むをクリックでさらにゾンビ版スター・ウォーズ」の写真を3枚あげておきますので、お楽しみください!!

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「ランボー4」のジュリー・ベンツが「5」に出演!!と言っても「SAW5」です!!

ジュリー・ベンツ
ジュリー・ベンツ-2テレビ「バフィー ~恋する十字架~」のダーラ役で人気を集めたジュリー・ベンツが、「ソウシリーズの最新作SAW5に出演が決定したそうです。ジュリー・ベンツがどのような役かは秘密になってますが、すでに「SAW5」は先週17日からトロントで撮影がスタートしてることを考えると、主演級でなく、ジグソウ(トビン・ベル)の被害者のひとり?といった役かもしれません。現在35歳のジュリー・ベンツは地味ながら、安定した演技力エレガントな魅力が評価されてる女優で、映画では「秘密の絆」(1997年)や、エレン・ペイジサイコキラーの「ハード・キャンディ」(1999年)などに出演してる他、5月24日公開の「ランボー 最後の戦場」(写真上)のヒロインに抜擢されてます。また大ヒット作パニッシャー」(2004年)の続編パニッシャー:ウォーゾーン」(アメリカ9月公開)にも出演しており、10月24日アメリカ公開のSAW5」を含めると、ジュリー・ベンツにとって今年はまさに当たり年でしょう。そんなジュリーの女優デビュー作18歳の時に出演した、ダリオ・アルジェントジョージ・A・ロメロの「マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴」(1990年)であり、ホラー・ジャンルこそ、彼女のホームグラウンドなのかもしれませんね。