「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」は、ゲイリー・オールドマンとティム・ロスの主演で映画化(1990年)もされてる有名な戯曲(トム・ストッパード作)ですが、その名作をもじった新作「ローゼンクランツとギルデンスターンは死なない」(Rosencrantz and Guildenstern are Undead)は、「ハムレット」を上演するヴァンパイアのキッチュなホラー・コメディ映画です。本作の監督ジョーダン・ガランドは1980年生まれの新人で、13歳の頃から戯曲を書くなど早熟な才能を発揮し、ニューヨーク大学で映画を学び、習作の短編映画が認められ、本作で監督デビューしました。この映画の物語は、ようやく演出の仕事にありついた主人公ジュリアンが担当する、奇妙な解釈の「ハムレット」の舞台が、実は2千年におよぶヴァンパイア一族とシェークスピアとの闘いに関係するものだった…ッ!!という、ちょっと訳のわからない、でも、とてもおもしろそうな内容です。予告編を観てもらえば、魅きこまれる人も多いのでは??(続きを読むをクリックで予告編)
日別アーカイブ: 3月 21, 2008
侯孝賢がパリで撮ったファンタジー「赤い風船」のポスターと予告編!!
台湾の名匠、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督(「冬冬の夏休み」1984年)がパリを舞台に撮影した最新作「赤い風船(LE VOYAGE DU BALLON ROUGE)」のポスターです。「赤い風船」は1956年に作られたアルベール・ラモリス監督の、飛んでいく赤い風船とそれを追いかける少年の姿を追った映像の抒情詩のような短編映画で、フランス映画の名作のひとつです。この侯孝賢の新作「赤い風船」は、その名作「赤い風船」にオマージュを捧げた長編映画で、フランスではすでに今年1月に公開済みです。「こわれゆく世界の中で」(←お薦め!)など近年も絶好調のジュリエット・ビノシュが演じる、声優の仕事が忙しくて子どもにかまってやれないシングル・マザーの母親スザンヌは、7歳の息子シモンの世話のため、台湾人の留学生ソンをベビーシッターとして雇います。パリの空に不思議な赤い風船を見つけたシモンとソンは、風船を追いかけて…。続きを読むをクリックで、本作のとてもきれいな予告編です。ちょっと懐かしい、小粋でおしゃれなフランス映画のテイストがうれしくて紹介しました。最近のフランス映画、殺伐としてますからね…。「珈琲時光」(2003年)では、日本の名監督、小津安二郎にオマージュを捧げていた侯孝賢ですが、次はどこの国で温故知新のオマージュ作品を作るでしょうか…?
ジャッキー・チェンが「アジア最大のスター候補!!」と絶賛の「フォービドゥン・キングダム」のヒロイン、イーフェイが日本語で歌うデビュー曲をお聴きください!!
ジャッキー・チェンとジェット・リー、2大カンフー・スターが夢の共演を果した「フォービドゥン・キングダム(The Forbidden Kingdom)」で、ヒロインのゴールデン・スパローを演じているイーフェイ(劉亦菲/リュウ・イーフェイ)が、2005年に日本で歌手デビューした時のミュージック・クリップ「真夜中のドア」です。イーフェイは最近、ハリウッドのエージェントとも契約し、ジャッキー・チェンが「アジアを代表する次のハリウッドスターはこの娘しかいない!!」(ちなみにイーフェイは米国籍)と太鼓判を押したことで注目されているのですが、日本語をマスターしたのに日本で売れなかったイーフェイが、果してハリウッドで、ジャッキーの予想するような、コン・リー、チャン・ツィイーを越える大ブレイクとなるか??、4月の「フォービドゥン・キングダム」のアメリカ公開が楽しみです。ところで、この「フォービドゥン・キングダム」ですが、ジャッキーとジェット・リー共に完成した映画に不満(結局、アメリカ人のカンフーおたくのガキが主人公のアメリカ映画…)のようで、「これが本当のカンフー映画だッ!!」という作品を再びダブル主演で作ろうぜッ!!とすでに動きだしたようです。内容は未公開ですが、15年前に2人の幻の初共演作として企画されたシナリオを復活させるとのことで、意外に早く、2人の最強タッグが再び観られるのかもしれません。「真夜中のドア」に出演の船木誠勝も、ちょっとイーフェイに頼んで、ジャッキーとジェット・リーの次回共演作に出させてもらったら?!、続きを読むをクリックで、イーフェイの「フォービドゥン・キングダム」のキャラクター・ポスターをご覧下さい。

ジェームズ・ボンド最新作「007/クゥオンタム・オブ・ソレス」の最新メイキング映像!!
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「映画でロケ地選びはキャスティングと同じくらい重要なんだ」という、マーク・フォースター監督(「主人公は僕だった」2006年)のコメントで始まる、この動画は映画情報サイト REELZCHANNEL からのものです。最新作「007/クゥオンタム・オブ・ソレス」のロケ地の中で、メキシコとパナマでの撮影の様子が紹介されています。撮影前にマーク・フォースター監督は、従来の007のような観光映画ではなく、心の旅を描くドラマにしたいと言っていたのですが、どうやら、やっぱり心だけじゃなく、体も旅するようですね。このジェームズ・ボンド最新作はイギリスでの公開が前倒しされ、世界最速で10月末にはスクリーンにお目見えするようです。