「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(1999年)のパドメ・アミダラを彷彿とするエキゾチックなメイクのナタリー・ポートマンは、短編映画「コーシャー・ヴェジタリアン」(Kosher Vegetarian)の撮影中です。本作は、総勢14名もの監督が、ニューヨークを舞台に描く短編作品を持ち寄ったアンソロジー「New York, I Love You」(公開未定)の中の1本です。パリを舞台の同様のコンセプトの映画「パリ、ジュテーム」(2006年)が好評だったので、ニューヨーク版を…ということですね。以前にもオムニバス映画「ニューヨーク・ストーリー」(1989年)がありました。「ニューヨーク・ストーリー」と、この新作との大きな違いは何と言っても、ニューヨークと言えば、この人!と言われた、ウディ・アレンがニューヨークを去ってしまい、新作には参加していないことでしょう。時代の大きな変化を感じます。彼の代わりではないですが、ウディ・アレンのミューズ、スカーレット・ヨハンソン(「タロットカード殺人事件」2006年)が初メガホンで参加しています。アジアからも、「親切なクムジャさん」(2005年)のハリウッド・リメイクが待機中のパク・チャヌク監督や、岩井俊二監督が参加です。ナタリー・ポートマン主演のこの短編は、「カーマ・スートラ/愛の教科書」(1996年)や、「その名にちなんで」(2006年)などで有名なインド人の女流監督ミーラー・ナーイルのメガホンです。ナタリーはインド系の家族に嫁いだ花嫁か何かの役なんでしょうか?、とてもきれいですよね。
日別アーカイブ: 3月 16, 2008
製作費3万9千円とは思えないドイツのブラックな短編映画「圧力ボルト」をご覧下さい!!
http://services.brightcove.com/services/viewer/federated_f8/1214128517
ドイツのBenni Diez と Marinko Spahić のふたりが一緒に作った「Druckbolzen」(Pressure Bolt)という短編映画です。製作費がたったの250ユーロ(約3万9千円)と言うから驚きです!!、行列の果てにたどり着いた新しい職場で、黙々とこなす不思議な単純作業で製作していたものは…ッ?!というブラックな内容です。自分は何のために仕事してるのか?、時々、見直してみることが大切かもしれません。ちょっと、チェコのアニメ作家、ヤン・シュヴァンクマイエルの影響を感じさせる作品世界ですね。