ミヒャエル・ハネケ監督が自身の代表作である残酷映画「ファニーゲーム」をハリウッドでセルフリメイクした「ファニーゲーム.U.S」の公開がいよいよ来月の間近に迫ってきたので、ちょっとおもしろビデオ風の予告編でも作って、一般ウケも狙ってみたってことでしょうか…??

異常かつスタイリッシュな映像世界が観る者を虜にした、ジェニファー・ロペス主演の「ザ・セル」の監督、ターセム・シンの最新作「ザ・フォール(The Fall)」(2006年)の予告編を入手です。2007年に様々な映画祭で上映され、不思議な映画として話題になっていた幻の作品です。内容が、とりあえず、一般向けでないのは明らかなせいか?、なかなか配給が決まらなかったようで、今年になり、やっとロシアでだけ一般公開されていたのが、アメリカでも来月、ついに公開の運びになったようです。物語は病いの床の男が、思いつくままに、女の子に話すおとぎ話と、現実の世界とが混沌としていくファンタジーとしか説明されていません。一体、どんなオチがあるのか?、ないのか?、まるで予測不可能です。プロデューサーとして、デヴィッド・フィンチャー(「ファイト・クラブ」1999年)とスパイク・ジョーンズ(「マルコヴィッチの穴」1999年)が名を連ねていることからも、相当にクセモノな映画であることは容易にわかりますね。もちろん、日本公開予定は無いと思いますが、間違いなく、一見の価値ある作品と思います。必見の予告編は続きを読むの後です!!
ザ・セル デラックス版 <特別プレミアム版>
おすすめ度 :
内容もおもしろいのですが、ともかく、映像のイメージだけで、これは絶対に観た方がいいとお薦めしたい映画です。未見の方は、廃盤になる前にレンタルビデオ屋にお急ぎください。
次々とミュータントのキャスティングが発表され、本当にウルヴァリンの誕生を描くスピンオフか?、それとも単に「X-メン4」なのか?、と揶揄され始めている「X-Men Origins: Wolverine」ですが、興行レースで1位は獲れない?、と早くも苦戦予想が出ています。その理由は、「ウルヴァリン」と同日の2009年5月1日初日公開でブツけるとディズニーが発表した人気テレビ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」(テレ東で放送中)の最新映画版が、「ウルヴァリン」の出足を挫き、観客を奪ってしまうかも?と見られているからです。日本と違い、アメリカでの「ハンナ・モンタナ」の人気は根強く、今月、アメリカで公開されたコンサートの3Dムービー「Hannah Montana/Miley Cyrus: Best of Both Worlds Concert Tour」も大ヒットで驚異的な興行成績をおさめています。しかし、コンサート・ムービーの爆発的ヒットの要因は、1週間だけの限定上映というふれ込みで、観客を煽って劇場に急がせたり、限られたチケットに高値のプレミアがつくなどの話題性の宣伝効果が高かった為で、果して、1年以上先の新作映画でも、同じようなブームを起こせるか?、は少し疑問です。加えて、1週間だけと散々、希少価値を宣伝しながら、ヒットしたので…と、結局、上映を打ち切らず、ハナから延長を予定してたようなディズニーらしからぬ詐欺まがい興行により、ディズニーは大事な「ハンナ・モンタナ」に、自ら泥を塗ってしまいました…。「ハンナ・モンタナ」が勢いを保つか?、「ウルヴァリン」が宣伝でまき返すか?、ディズニーVSマーベル・コミックの闘いの決着が楽しみです!!、とりあえず、「だれも完璧じゃないの」と、嘘?の宣伝で大金を稼いだ弁解のような邦題の、ハンナ・モンタナことマイリー・サイラスが歌う「nobody’s perfect」のビデオクリップを、続きを読むの後にあげておくので、ハンナ・モンタナって誰?!という方はご覧下さい。
シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ/サントラ≪DVD付≫/AVCW-12603
おすすめ度 :
アイドルに変身の時は「金髪」で…、「ブロンド信仰」は今も健在のようです。ま、マイリー・サイラスは素の普通っぽさがカワイイですけど!!