ニコラス・ケイジが主演する最新作「バンコク・デンジャラス」は、オキサイドとダニーのパン・ブラザーズの1999年の出世作「レイン」のセルフ・リメイクです。オリジナルは耳と口の不自由な青年の殺し屋のストーリーだったんですけど、予告編(スペイン語版)を見ると、ニコラス・ケイジには、そういう障害はなさそうなので、ストーリーはちょっと違うみたいですね、青年じゃなく、中年だし。この映画は夏にヨーロッパの一部の国での公開は決まっていますが、アメリカでの配給先も決まらず公開未定で、当分、オクラ入りのような状態になるんじゃないか?、と懸念されています。ニコラス・ケイジの映画では、「ネクスト」(リー・タマホリ監督/2007年)という予知能力の主人公の作品が、ようやく近日公開になりますが、これもオクラ入りの間にネットに高画質のコピーが氾濫し、多くの人がとっくに無料で観てしまってる映画なので、今さら劇場公開は無意味のような感じなのですが、「バンコク・デンジャラス」もそうなってしまうかもしれません。いずれにしろ、インターネットの時代に、日本の外国映画の公開は遅すぎて、危機的な状況に入ってきてるのでは…??、ところで、ニコラス・ケイジの大ヒットシリーズ「ナショナル・トレジャー」は、すでに第4弾まで製作が決定のようですよ。
ニコラス・ケイジ/マッチスティック・メン特別版/HPP-24677
おすすめ度 :
少し心を病んでる神経質な潔癖症の詐欺師、でも、お人よしで…という辺り、ニコラス・ケイジのキャラにあってたような気がします。地味な映画だけど、ちょっと幸せな気になれるお薦め作です。監督はリドリー・スコット。ケイジの娘を演じたアリソン・ローマンがよかったですね。