殺人記録ビデオを集めたドキュメンタリー映画公開で被害者遺族の神経逆なで!!

a011faef.jpgニューヨーク州北部のハドソン川沿いにあるポーキプシーという街に住む連続誘拐殺人犯を、警察が長年の捜査の末、ついに自宅を特定し追い詰め、SWATが犯人を射殺した後、自宅からは犯人自らが被害者らを殺戮する様子をおさめたビデオが大量に発見されたそうです。
この全米に衝撃を与えた事件を、その証拠品である延べ2,400時間にもおよぶ猟奇的な映像をもとに取材を加え編集し、ドキュメンタリーとしてまとめたのが、今回、紹介する問題作“The Poughkeepsie Tapes”(2007年)です。
この映画を製作したのはニューヨーク在住の記録映画作家ドゥドル兄弟で、この兄弟は、なぜ、このような事件が後を絶たないのか?をテーマに、異常心理の背景に潜むものを探る目的と、事件の悲惨さを世界に伝えるため、あえてこの映画を製作したと公表していますが、アメリカの世論からはスナッフ・フィルムの悪趣味な公開に過ぎないと大きな批判に晒されています…。(続きを読むをクリックで予告編)


…などというような映画が本当に作れる訳ないですよね!!
ハイ、この映画、「ブレアウィッチ・プロジェクト」(1999年)のパターンの殺人鬼版です。冒頭で書いたような設定のニセモノ・ドキュメンタリーで、いわゆるモッキュメンタリーと呼ばれるヤラセものです。ま、この手のスナッフ・フィルムのヤラセの映画や、ビデオはこれまでにもたくさんありましたよね。ニコラス・ケイジの「8mm」(1999年)とか。
でも、今回の映画はかなり出来栄えがよく、真に迫っていると言うことで、今年2007年4月のトライベッカ映画祭(デ・ニーロが同じロバートのレッドフォードサンダンス映画祭に対抗して始めた映画祭やね)で初上映された時は、上映終了後の監督らとの質疑応答まで、観客はこの映画がすべてニセモノだとは誰ひとり気づかず、種明かしをされて、映画の中で殺されたはずの女性が舞台に登場し、ようやく、ひと安心したとか。
この映画を作ったのは、これがデビュー作となる記録映画じゃなくホラー映画作家のドゥドル兄弟です(監督がJohn Dowdleで、脚本をDrew Dowdleが担当)。
兄弟のインタビューによると、いろんな実在の過去の連続殺人鬼の殺し方などをリサーチし、いかにリアルに殺す、殺されるか?の検討を重ね、VHSのビデオカメラで撮影した後、映像を劣化させる効果に苦労したとのことです。
そして、今回が初めての映画作りとなる兄弟を最終的にサポートしてくれたのは、ホラー映画のカリスマ、ウェス・クレイブン監督のほとんどの作品を手がけたベテラン編集者であり、自身も映画監督のパトリック・ラッシャーだそうです。ホラー映画の達人の手が入ることで、よりリアルな映像のつながりに仕上がったとのこと。
この作品で注目を集めた兄弟は、すでに第2、第3のホラー映画の企画を準備中とのことですが、やっぱり、一発屋で終わるかな…。この映画は2008年2月にアメリカで一般公開されます。


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